仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2016年4月の展覧会

2016年4月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


東北歴史博物館「大白隠展」4/16〜6/26
 芳澤氏監修のもと,白隠禅師が活躍した静岡県沼津で,長年にわたり蒐集された個人コレクションを中心に,新出資料や宮城で秘蔵されてきたものをあわせ,200余点をかつてないスケールで紹介します。
http://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/detail.php?data_id=808

國學院大學博物館「中世の古文書をよむ-國學院大學所蔵の重要文化財「久我家文書」を展示」3/19〜4/17
 國學院大學が所蔵している古文書のうち、久我家文書(国指定重要文化財)や吉田家文書など、史料的価値が高く、内容的にも興味深いものをご紹介します。そのなかには、足利尊氏織田信長豊臣秀吉といった歴史上の著名人による文書も多数あります。時代を転換させた彼らの文書を、どうぞ直接ご覧になってください。
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2016_komonjo_m.html

静嘉堂文庫美術館「よみがえる仏の美 修理完成披露によせて」4/23〜6/5
 運慶作か!?と話題の仏像「木造十二神将立像」のうち4?をはじめ、修理を終えた仏画を初披露するとともに、作業の際に使用する材料や道具もともに展示し、修理過程をよりわかりやすく御覧いただきます。また、伊藤若冲釈迦三尊像」(京都・相国寺蔵)の原画としても知られる伝 張思恭「文殊普賢菩薩像」など、仏教美術の名品も合わせて展示いたします。
http://www.seikado.or.jp/exhibition/next.html

東京藝術大学大学美術館「素心 バーミヤン大仏天井壁画 流出文化財とともに」4/12〜6/19
 東京国立博物館が開催する「黄金のアフガニスタン展ー守りぬかれたシルクロードの秘宝ー」にあわせて、内線の混乱下で海外に流出し日本で保護された文化財を展示すると同時に、タリバンによって破壊されたバーミヤン東大仏の天崖を飾っていた「太陽神と飛天」を原寸大で3次元に復元して公開する予定
http://www.geidai.ac.jp/museum/

東京国立博物館「黄金のアフガニスタン 守りぬかれたシルクロードの秘宝」4/12〜6/19
 古くから『文明の十字路』として栄え、シルクロードの拠点として発展したアフガニスタン。古代遺跡から発掘された貴重な文化財は、ソ連侵攻や内戦からアフガニスタン国立博物館の職員たちの手により守り続けられていました。その秘宝231件をを紹介します。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1765

東洋文庫ミュージアム「もっと知ろうよ!儒教」4/20〜8/7
 「儒教とは何か?」という素朴な疑問にお答えすべく、表面は柔らかく中身の詰まった、お子様からお年寄りまでお楽しみ頂ける特別企画です。国宝『毛詩』、重文『古文尚書』、科挙の最優秀答案『殿試策』など儒教文化の真髄ともいえる名品の数々が 一堂に会するこの貴重な機会、ぜひお見逃しなく!
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/exhibition.php

日本民藝館日本民藝館所蔵 朝鮮工芸の美」4/2〜6/12
http://mingeikan.or.jp/events

根津美術館「国宝 燕子花図屏風 歌をまとう絵の系譜」4/13〜5/15
 本展覧会では、和歌と関わりをもつさまざまな絵画作品を集め、そのなかで「燕子花図屏風」を味わってみたいと思います。あわせて、室町時代に制作された「伊勢物語絵巻」(個人蔵)3巻を特別に展示します。『伊勢物語』の世界に触れる絶好の機会ともなるでしょう。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

府中市郷土の森博物館「物見遊山か、お参りか 府中から出発する江戸時代の旅」4/9〜7/3
 江戸時代後期には、お伊勢参りなどの寺社参詣が流行しました。当時の人々が、どのような旅をしたのか、府中に残る史料から紹介します。
http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/event/tenji.html

鎌倉国宝館「禅の心とかたち 總持寺の至宝」4/23〜5/29
本展では、瑩山紹瑾700回忌(平成36年)、および二祖峨山韶碩650回忌(平成27年)を記念し、總持寺曹洞宗の禅文化を紹介します。
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/

新潟県立歴史博物館「おふだにねがいを 呪符」4/23〜6/5
 呪符を通して人々の祈りやまいじないのあり方を明らかに。
http://nbz.or.jp/?p=12003

名古屋市博物館「アンコール・ワットへのみち インドシナに咲く神々の楽園」4/16〜6/19
 8世紀以前の小国乱立の時代(プレ・アンコール時代)から、神々が舞い降りた楽園ともいうべきアンコール・ワットが繁栄した時代までを、その彫刻美術でたどります。アンコール・ワットの前後の歴史を彩った遺跡群のほか、同時代のミャンマーやタイの彫刻美術についても紹介し、インドシナ半島の豊かな美術と歴史の世界に誘います。
http://www.path-to-angkorwat.com/index.html

高野山霊宝館一切経の世界」4/16〜7/3
 一切経とは仏教の経典を総集したもので、古来より繰り返し書写・開版されてきました。日本では金や銀を使って贅ぜいをこらした一切経もつくられています。その代表ともいえる平安時代の『紺紙金銀字交書一切経』『紺紙金字一切経』を中心に、中国や朝鮮半島で印刷され、日本にもたらされた『宋版一切経』『高麗版一切経』などの四種の一切経を公開し、美しき経典の世界へご案内します。
http://www.reihokan.or.jp/tenrankai/list_tokubetsu/2016_04.html

大阪市立美術館王羲之から空海へ 日中の名筆 漢字とかなの競演」4/12〜5/22
 王羲之書法の伝承を中国・日本それぞれの名品によって俯瞰し、書の伝統を回顧します。
http://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/ogishi-kukai/

正木美術館「姿を伝える 形をたどる」4/2〜7/3
 当館が所蔵する重要文化財「騎獅文殊図」(良全筆、南北朝時代)をはじめ、「白衣観音図」(古源邵元賛、南北朝時代)や「群仙図屏風」(喚舟筆、室町時代)など、14世紀から16世紀にかけて制作された作品を中心に展示いたします。中国絵画の影響のもとで形成され、連綿と伝えられてきたヒトの姿と形に見る仏や禅僧、仙人のイメージを、正木美術館の名品をたどりながらご鑑賞いただければ幸いです。
http://masaki-art-museum.jp/event/16sp_point.html

大阪大谷大学博物館「先生のお宝拝見」4/2〜7/1
 大学の先生・研究者と言う人々は、一体どのようなモノに興味をもち、どのようなモノを集め、タカラモノとしているのでしょうか。そんな素朴な疑問から「先生のお宝拝見」と題して、本学の先生方に一人一選と限定して出品をお願いしました。
http://www.osaka-ohtani.ac.jp/facilities/museum/event.html

京都国立博物館「禅 心をかたちに」4/12〜5/22
 臨済義玄の没後1150年、さらに日本における臨済宗中興の祖である白隠慧鶴(1686〜1768)の没後250年の遠諱を記念して開催します。臨済黄檗両宗15派の全面的な協力のもと、禅僧の肖像画や仏像、書画、工芸などを一堂に集め、国宝19件、重要文化財103件を含む226件の名宝の数々で展観します。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/20160412_zen.html

麗美術館「仏教の輝き 青磁の輝き」4/5〜7/24
 本展覧会では、当館が所蔵する仏像や仏画と青磁器を中心に、朝鮮半島における仏教美術と青磁のかかわりを展示・解説いたします。
http://www.koryomuseum.or.jp/exhibit_view.php?page=1&number=81

花園大学歴史博物館「湯島麟祥院 春日局と峨山慈棹」4/2〜6/4
 東京湯島・麟祥院に蔵される文化財を紹介します。禅に帰依した春日局の姿とともに、春日局菩提寺としての麟祥院の魅力に迫ります。
http://www.hanazono.ac.jp/event/20160322-5882.html

龍谷ミュージアム「水 神秘のかたち」4/9〜5/29
 水に込められた願いや祈りを表した絵画・彫刻・典籍などの名品を通して、日本人が育んできた豊かな水の精神性を紹介します。浄らかな水が生んだ神秘のかたち―その造形美を心ゆくまでお楽しみください。
http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html

奈良国立博物館「国宝信貴山縁起絵巻 朝護孫子寺毘沙門天王信仰の至宝」4/9〜5/22
 信貴山縁起絵巻の全貌を一堂に紹介し、その寺院縁起としての意義を朝護孫子寺の信仰の歴史の中に位置づけようとするものです。全会期中を通じて三巻すべての場面を同時公開する史上初めての試みであり、国宝絵巻の魅力を心ゆくまでご堪能いただけるまたとない機会となります。さらに、朝護孫子寺の寺宝の数々を関連する寺外の名品とともに公開することで、信貴山毘沙門天王への信仰が生み出した造形の魅力にも迫ります。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2016toku/shigisan/shigisan_index.html

三重県総合博物館「伊勢志摩 常世の浪の重浪よする国へ、いざNOW!」4/16〜6/19
 日本の原風景ともいえる伊勢志摩地域の魅力を、人・モノ・文化の交流や信仰を切り口に紹介するとともに、豊かな里海を再生する取組を通じて、伊勢志摩のこれからを考えます。
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/temporary_exhibitions.htm

和泉市久保惣記念美術館久保惣セレクション 祈りの美術 日本の書画と工芸品」4/8〜5/22
 所蔵品の中から、奈良時代から鎌倉時代の経巻をはじめ、墨蹟、絵巻、金工品、金銅仏など約40点を展示し、仏教美術をはじめとする名品の数々を、前期、後期に分けて展示します。また、本館の第3展示室では、富岡鉄斎生誕180年を記念し、鉄斎の掛軸と子息謙蔵が旧蔵した中国の青銅鏡を展示し、当館のコレクションとのかかわりを紹介します。
http://www.ikm-art.jp/tenrankai/index.html

高知県立歴史民俗資料館「いざなぎ流の里・物部 神々と精霊の棲むムラ」4/29〜6/26
 香美市物部町には、陰陽道修験道神道などが混交した、いざなぎ流と呼ばれる民間信仰が伝わっています。神々をかたどったユニークな形の御幣や土俗的な仮面、神の由来を物語る祭文、豊富で多様な神楽や祈祷のテクニックが日本全国はもちろん海外からも注目を集めています。今回は、いざなぎ流の最新の研究成果に加えて物部の歴史や民俗を紹介し、地域文化の伝承について考えます。
http://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~rekimin/exhibit/project.html

広島県立美術館「天下太平 徳川名宝展」4/1〜5/29
 元和2(1616)年に逝去した徳川家康の没後400年を記念し、家康が基礎を築いた江戸時代の豊かな文化を紹介します。本展では、家康の生涯や人となりを知ることができる資料や、将軍家・御三家などに受け継がれる名宝、太平の世のもと成熟する武家・公家・町人らの文化を表わす作品などが一堂にそろいます。信長・秀吉から家康へとわたった茶道具の名品をはじめ、日本一の花嫁道具と称される初音の調度、将軍家の権威を象徴する京都・二条城の障壁画など、広島ではじめて公開される国宝・重要文化財を多数ご覧いただけます。
http://www.hpam.jp/

大分県立歴史博物館「四日市別院の文化」4/26〜7/24
 浄土真宗における本山直轄の道場であり、末寺や門徒の統轄、地方教化の拠点として建立される「別院」。大分県宇佐市四日市には、延享元年(1744)に真宗大谷派別院が、延享3年(1746)に浄土真宗本願寺派別院が建立され、浄土真宗両派の別院が並び建つという全国的にも珍しい景観がつくり出されています。これら両別院は、古くは「九州御坊」と称され、今日にも多くの参拝者が訪れる、豊前・豊後における阿弥陀信仰の中心となっています。本展ではこの春本堂の改修を終え、落慶法要を迎える真宗大谷派別院の法物や関連資料を中心に、念仏の文化をみつめます。
http://kyouiku.oita-ed.jp/rekisihakubutukan-b/2016/04/post-160.html

2016年3月の展覧会

2016年3月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


北海道立近代美術館平山郁夫展 遙かなるシルクロードと北海道」2/6〜3/21
 歴史や自然を敬い、平和への祈りと心の平穏を求め、描き続けた作品に加え、平山郁夫が保護したアフガニスタンの「流出文化財」、そして、生涯にわたって収集した優れたシルクロード美術コレクションもあわせて紹介いたします。
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/exhibition/sp_20160206.htm

青梅市郷土博物館「中世青梅の信仰と文化」2/6〜4/7
 三田氏を始めとした多くの人々による信仰や文化活動の足跡は、中世の青梅における信仰・文化の興隆の一端を窺い知らせてくれます。今回の企画展では中世青梅の信仰や文化に関する資料を展示し、中世の青梅で花開いた信仰や文化についてご紹介します。
http://www.ome-tky.ed.jp/kyodo/chuuseibunka.html

東京国立博物館「経塚出土の瓦経」3/8〜7/18
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1255

埼玉県立歴史と民俗の博物館「蔵出し資料 館有コレクションの優品」3/19〜5/8
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=43

豊橋市美術博物館「大般若経展」3/1〜3/27
 石巻神社から当館に寄託されている大般若経は、中世の地域社会を考える上で大変意義深い資料です。愛知県立大学愛知大学の学生らにより数年にわたって行われた詳細な調査の成果から、新たな地域像を紹介します。
http://www.toyohashi-bihaku.jp/

名古屋市博物館「親鸞聖人750回忌 東別院の重宝」3/23〜5/22
http://www.path-to-angkorwat.com/index.html

大阪日本民芸館「丹波の民藝 陶磁と染織」3/5〜7/18
 当館所蔵の丹波焼丹波布と共に、丹波立杭で作陶を行った生田和孝(1927-1982)の陶芸作品を、併せて約90点展示します。さらに、兵庫陶芸美術館所蔵の丹波焼や、丹波布の復興に尽力した足立康子(1925-2014)の丹波布の作品もご覧いただけます。
http://www.mingeikan-osaka.or.jp/exhibition/special/

東大阪市立郷土博物館「行基の時代の東大阪」3/17〜9/4
http://www.bunkazaishisetsu.or.jp/k_hakubutsukan/index.html

東寺宝物館「東寺の天部像 守りと祈りのかたち」3/20〜5/25
http://www.toji.or.jp/2016_spring.shtml

大津市歴史博物館「大津歴博の玉手箱」3/5〜4/17
 本館25周年を記念して、本館所蔵・保管資料にスポットを当てた展示を開催します。本館収蔵品の絵画・仏教美術・古文書・考古資料・古写真など各分野の資料を、それぞれの担当学芸員が徹底分析してご紹介します!
http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/news/1604.html

MIHO MUSEUM「かざり-信仰と祭りのエネルギー」3/1〜5/15
http://www.miho.or.jp/japanese/inform/new.htm

奈良県橿原考古学研究所附属博物館「奈良県生駒市 長福寺の古瓦」2/13〜3/21
 奈良県生駒市に所在する長福寺は真言律宗の寺院で、重要文化財の本堂には鎌倉時代の彩色や仏画が残る貴重な寺院です。しかし、創建や再興の実態は謎に包まれていました。この謎に建築史、考古学、美術史から迫り、長福寺本堂の魅力をご紹介します。
http://www.kashikoken.jp/museum/top.html

薬師寺大宝蔵殿「仏教と刀」3/1〜5/8
 刀剣は古来より武器として用いられると同時に日本の文化のひとつとして大きな意味を持っています。仏教の世界でも刀剣を手にする仏様がたくさんいらっしゃいます。では、平和を説く仏様が武器を持つのはなぜでしょうか。薬師寺に伝わる諸仏から「仏教と刀」の関係を解き明かします。また、(一財)日本刀剣博物技術研究財団・㈱ブレストシーブのご協力により、昨今の刀剣ブームで話題となっている数々の刀剣を特別展示致します。
http://www.nara-yakushiji.com/data/0026.htm

東大阪市立郷土博物館「行基の時代の東大阪」3/17〜9/4
 高僧として知られる行基が活躍した奈良時代東大阪のようすを紹介します。
http://www.bunkazaishisetsu.or.jp/k_hakubutsukan/sub14.tayori.html

白鶴美術館「映し、写しと文様の美 白鶴コレクションにみる東洋のこころ」3/1〜6/5
 この展示では「思想を映す」・「形を写す」というふたつのテーマを基に、個々の作品を作成された時代に照らしてご覧いただきます。東洋のこころを写す古美術、その写しもまた、「鑑」であり、それをみつめる私たちの文化を豊かにするものである、といえるのではないでしょうか。
http://www.hakutsuru-museum.org/exhibition/2016spring/main.shtml

2016年2月の展覧会

2016年2月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


北海道博物館「神様おねがい! 地域と人をむすぶ祈りのかたち」2/27〜4/10
 北海道におけるさまざまな信仰のかたちについて、近世の松前からつづく伊勢とのむすびつきやその移り変わり、日本海を介した信仰と旅のようす、神へ願いを伝える儀式や道具といった項目に分けて明らかにします。
http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/post/exhibition/special/detail3019/

板橋区立郷土資料館「江戸時代の縁切事情 三下り半・駈込み寺・縁切榎」2/2〜3/27
 江戸時代における恋愛や結婚模様に触れ、離婚(離縁)にはどのような形式があったのかまた各地に伝わる縁切祈願の名称などを紹介します
http://www.k5.dion.ne.jp/~kyoudo/

品川区立品川歴史館「品川歴史館30年のあゆみ 品川は歴史の宝庫」2/6〜3/21
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/historyhp/hsindex.html

根津美術館「ほとけの教え、とこしえに。 仏教絵画名品展」2/27〜3/31
 「ほとけの教え、とこしえに。」は、釈迦如来阿弥陀如来大日如来、未来に如来となる弥勒菩薩、そして現在と未来を結ぶ羅漢を描いた仏教絵画の名品をご覧いただく展覧会です。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

目黒区美術館気仙沼と、東日本大震災の記憶 リアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と津波の災害史」2/13〜3/21
 「東日本大震災をいかに表現するか、地域の未来の為にどう活かしていくか」をテーマとするリアス・アーク美術館の常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」を、東京地区で初めて大規模に紹介するもので、被災現場と被災物の写真パネル約260点、被災物(現物)10点に関係歴史資料を加えて展覧いたします。そして、リアス・アーク美術館の特色あるもう一つの常設展示、地域の歴史・民俗資料をまとめた『方舟日記―海と山を生きるリアスなくらし―』をもとに、生活文化資料を特別展示し、気仙沼・南三陸地域が育んできた豊かな地域文化の一端もご紹介します。
http://mmat.jp/exhibition/archives/ex160213

茨城県立歴史館「茨城の宝Ⅰ」2/6〜3/21
 農耕社会の営みの中で,葬祭儀礼や神仏への畏敬と信心は,古墳や鹿島神宮国分寺などに代表される多くの造形物を生み出してきました。本展では,時を越えて受け継がれてきた文化財,すなわち「宝」をよりどころとして,風土記の時代より遺されてきた茨城の歴史と文化に光をあてます。
http://www.rekishikan-ibk.jp/exhibition/theme/%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%B1%95%E2%85%A1%E3%80%80%E8%8C%A8%E5%9F%8E%E3%81%AE%E5%AE%9D%E2%85%A0-2/

神奈川県立歴史博物館「石展 かながわの歴史を彩った石の文化」2/6〜3/27
 本展では、かながわの大地を形づくっている地質や岩石の特色を示した上で、人々と石とのむすびつきをわかりやすく展示します。
http://ch.kanagawa-museum.jp/tenji/toku/toku.html

サンリツ服部美術館「料紙の彩り 古筆の紙にみる王朝のみやび」2/19〜3/27
 平安時代に書写された古筆の名品を中心に、料紙装飾に光を当ててご紹介いたします。当時の人々の文化と美意識は、文字だけでなく紙の彩りにも反映されています。仏教へのあつい信仰を物語る装飾経の染紙や、大陸からの舶載の紙にほどこされた華麗な刷りと下絵、仮名文字の背景に軽やかに散らされた金箔など、仮名書法の発展とともに培われた、優れた料紙装飾の技術をご覧ください。
http://www.sunritz-hattori-museum.or.jp/schedule/next.html

名古屋市博物館「陸前高田のたからもの」2/27〜3/27
 岩手県の沿岸南部に位置する陸前高田市の博物館で被災し、その後修復された資料を中心に、文化財再生の取り組みの実状と成果、文化財の修復を通じてまちの記憶をつないでいくことの意義を紹介します。あわせて、それらの修復された資料が伝える陸前高田市の歴史・文化を紹介します。
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/past/tenji160227.html

石川県立歴史博物館「れきはくコレクション2012-2015」2/6〜3/13
 江戸時代の金沢の武家や町人に関する資料・古文書、戦前の古写真、獅子頭や天神堂、婚礼関係の民俗資料など、石川の歴史・文化を伝えるものばかりです。
http://ishikawa-rekihaku.jp/special/special_top.php?cd=2016011901

福井県立若狭歴史博物館「根来とお水送り」2/6〜3/6
 小浜市下根来(しもねごり)の鵜の瀬(うのせ)では、古くから3月2日夜に「送水神事」が行われてきました。この行事が行われる遠敷や根来を中心に、針畑峠までの沿線の調査記録をはじめ地図や写真とともに、伝説や歴史の一端を示す資料をあわせて展示し、「日本遺産」に認定された滋賀県へ抜ける「針畑越え」の沿線を紹介いたします。
http://wakahaku.pref.fukui.lg.jp/

滋賀県安土城考古博物館「表現された神と仏」2/27〜4/10
 近年、展示公開する機会の少なかった琵琶湖文化館仏教美術神道美術の収蔵品から、神と仏の織りなす習合文化にスポットをあてて選りすぐりの作品を紹介します。
http://azuchi-museum.or.jp/special-kikaku/3302.html

京都文化博物館実相院門跡 幽境の名刹」2/20〜4/17
 京都洛北、岩倉の地に所在する実相院。そこは皇族や上級貴族出身の僧侶が住職となる門跡寺院でした。「実相院文書」は、中世に遡る門跡寺院の歴史を鮮やかに描き出し、文化の重要拠点であったことを物語る文学書とあわせて、歴史資料として極めて高い価値を有しています。また、江戸時代に活躍した狩野派の雄壮な襖絵や杉戸絵、表情豊かに気品溢れる仏像は、四季折々に美しい姿を見せる庭園とともに、その荘厳な空間を構成しています。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/jissoin/

佛教大学宗教文化ミュージアム「佛大逍遙Ⅲ 石橋誡道」2/6〜3/5
http://www.bukkyo-u.ac.jp/facilities/museum/event/

滋賀県安土城考古博物館「琵琶湖文化館収蔵品特別陳列 表現された神と仏」2/27〜3/31
http://azuchi-museum.or.jp/

あべのハルカス美術館長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」2/6〜3/27
 長谷寺は、白鳳時代の創建と伝えられ、奈良時代から観音の聖地として発展します。本展では、これまでお寺を出て公開されたことのなかった本尊の両脇侍像をはじめ、長い歴史の中で形作られた長谷寺の豊かな美術や、観音の美術、また長谷寺とかかわり深い豊山派寺院の名宝、長谷寺信仰の広がりを示す長谷寺式十一面観音像の作例などを紹介します。
http://www.aham.jp/exhibition/future/hasedera/

和泉市久保惣記念美術館「源氏絵と和歌 和のこころ」2/11〜3/27
 館蔵品の中から、源氏物語の世界を華やかな絵で伝える源氏絵と、すぐれた歌人らの姿を描いた歌仙絵や歌の世界を表した歌絵、歌を書写した古筆切など、和歌に因んだ作品約30点を展示します。伝統的なやまと絵の表現技法を用いた絵画や、流麗な仮名文字の筆跡、歌人らが詠んだ歌の内容などの鑑賞を通じて、日本特有の文化の一端に触れ、和のこころを感じていただければ幸いです。
http://www.ikm-art.jp/tenrankai/index.html#anc06

国立民族学博物館夷酋列像 蝦夷地イメージをめぐる 人・物・世界」2/25〜5/10
http://www.minpaku.ac.jp/

奈良国立博物館「お水取り」2/6〜3/14
 東大寺二月堂の「お水取り」は、奈良時代から絶えることなく続く伝統行事です。長い歴史のなかで育まれてきた「お水取り」の世界の一端を、展示室に再現します。
http://www.narahaku.go.jp/

奈良国立博物館「銅造伊豆山権現像修理記念 伊豆山神社の歴史と美術」2/6〜3/14
静岡県東端の温泉郷「熱海」。この地に鎮座する伊豆山神社に伝わり、近年の保存修理により面目を一新した伊豆山権現像を、修理後初公開いたします。
http://www.narahaku.go.jp/

神戸市立博物館「須磨の歴史と文化展 受け継がれる記憶」2/6〜3/21
 国宝1件・重要文化財7件(有形6件・無形民俗1件)を含む約150件の資料をとおして須磨の地が育んできた重層的な記憶を感じ、楽しんでいただける展覧会となっています。今回初公開となる新発見の資料も満載です。是非ともご来館いただき、悠久の歴史とそこから生み出された魅力的なモノ達をご堪能ください。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2015_3suma.html

神戸市立博物館「四季山水図屏風重要文化財指定記念 太山寺展」2/6〜3/21
 狩野派の祖・狩野正信が描いた典雅な四季山水図屏風が国指定重要文化財に指定されたことを記念して同寺所蔵の名宝・30件(重要文化財7件を含む)を一挙に公開します。平成28年(2016)に開山1300年を迎える同寺の豊かな歴史を会場でご堪能ください。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2015_3suma.html

広島県立歴史博物館「コレクション展1(後期)よみがえった阿弥陀如来像」2/19〜3/27
 福山市瀬戸町の阿弥陀堂に安置されていた「木造阿弥陀如来坐像」(広島県重要文化財)は,草戸千軒と関係があったとされる長和荘があったとされる平安時代後期の仏像です。市民による募金活動により保存修理が行われ,当館に寄贈されました。ここでは,よみがえった木造阿弥陀如来坐像を,初公開します。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/rekishih/27-newyear-content.html

九州国立博物館「祈りのかたち 八幡」2/2〜3/13
 大分・宇佐に発祥した八幡神は、歴史の表舞台に登場した8世紀以降、各時代の政治と深く関わりながら発展し、また仏教といち早く結びついて彫刻や絵画に表されてきました。本展では各地の八幡ゆかりの貴重な文化財をご紹介します。
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_schedule.html

大分県立歴史博物館「富貴寺大堂の世界」2/2〜3/31
 富貴寺大堂壁画は長い年月を経たことによる傷みや、第二次世界大戦における空襲被害などにより、ほぼ全ての絵具が剥落してしまいました。この壁画を昭和56年、日本画家であり文化財壁画模写の第一人者である河津光浚氏が模写し、さらに平成8年から10年の3年間にわたり、当博物館にて行われた復元事業により、富貴寺創建当初の美しく鮮やかな姿が明らかになりました。本展では、富貴寺大堂壁画の現状模写および復元模写をとおして、仏さまの住む世界、浄土の美を紹介します。
http://kyouiku.oita-ed.jp/rekisihakubutukan-b/2016/01/post-158.html

2016年1月の展覧会

2016年1月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


土門拳記念館「古寺巡礼 モノクローム」1/5〜4/3
http://www.domonken-kinenkan.jp/exhibition/

本間美術館「おめでたい 吉祥の世界」1/9〜2/22
 一年の始まりにふさわしい縁起のよい松竹梅や鶴亀、七福神、鳳凰、麒麟などが描かれた絵画や漆工、陶磁器を通して吉祥の世界をご紹介します。
http://www.homma-museum.or.jp/index.html

後三年の役金沢資料館「清原時代のほとけたち 黒仏と観音寺十二神将」1/30〜3/13
 後三年合戦金沢資料館では平泉文化につながる後三年合戦の歴史を全国に伝えるため横手市内にある清原時代の仏像8点を特別展示しています。暮らしを見守ってきた仏様をぜひご覧ください。
http://www.geocities.jp/ishishin10/kankou/yokote5/siryoukan1.html

出光美術館「文字の力・書のチカラⅢ 書の流儀」1/9〜2/14
 書の歴史は、文字の歴史であり、記録の歴史であり、筆跡の歴史です。こうした観点から改めて書の世界を眺めてみると、実に幅広く、多様な展開を遂げてきたことがわかります。そもそも「書く」行為は、誰しもが日常生活の中で習得し、使い慣らしてきた身近なものです。筆記具が変わった今でも、至るところで生き生きとした表情の筆文字をみると、なぜか心躍ります。本展では、従来の「書」や「書道」の文脈に潜んでいる多彩な表現性に注目しながら、さまざまな「流儀」の特質を探ります。
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/index.html#schedule

永青文庫狂言を悦しむ」1/9〜2/21
 本展覧会では、細川家に残る狂言の装束や狂言面、狂言の台詞を記す資料などから、親しみの中にも品格、知性、美しさを備える狂言の世界をご紹介いたします。
http://www.eiseibunko.com/index.html

武蔵国分寺跡資料館「東山道武蔵路を探る 路でつながる古代の国分寺と坂戸」1/16〜3/ 13
 武蔵国分寺で使用された瓦と同じものが、同じ武蔵国内の勝呂廃寺(すぐろはいじ。坂戸市)から出土するなど、両地域は古来より深い繋がりを持っていました。企画展では、各市内で発見された東山道武蔵路と呼ばれる古代官道について,これまでの発掘調査の成果をもとに紹介します。
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/kouen/1005196/1004239.html

駒澤大学禅文化歴史博物館「「だるま」とその図様(すがた)」1/20〜3/31
 新春の縁起物の象徴として、さまざまな姿で描かれた館蔵達磨図を展示するとともに、本学図書館に所蔵される達磨に関する資料を紹介します。
https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/museum/overview/exhibition-room/2016/0120-3420.html

センチュリーミュージアム「写経 欣求と耽美」1/6〜3/26
 浄土への想いが込められた謹厳の美
http://www.ccf.or.jp/jp/10about_museum/

日本民藝館「美の法門 柳宗悦の美思想」1/9〜3/21
 仏教と縁の深い所蔵品を軸に構成し、併せて柳の書や著作・原稿なども展観して、柳がたどり着いた美思想を紹介します。
http://mingeikan.or.jp/events/schedule2015-2016.html

大谷大学博物館「第八代学長住田智見 ゆかりの品々」1/6〜2/13
 智見は、尾張中学の校長をつとめた後、真宗大学教授を経て、名古屋で「私立真宗専門学校」(現・同朋大学)を開く活動の中心的役割を果たしました。そして、昭和11年(1936)には、大谷大学の第八代学長に就任することとなります。本展は、Ⅰ住田智見、Ⅱ住田智見の学風、Ⅲ住田智見のコレクションという三つのテーマにわけて、その人柄や学風、そして貴重なコレクションを紹介します。
http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/nab3mq00000483t8.html

京都国立博物館「皇室ゆかりの名宝」1/26〜2/21
 歴代天皇や王朝に仕えた貴族たちの肖像画天皇自らの手による宸翰、門跡寺院に伝わった仏画、伽藍を飾る障壁画をご紹介いたします。そのほか、理想とされた中国皇帝の絵画や、煌びやかな帝の行幸を描いた屏風、宮中のくらしを彩った工芸品の数々もお楽しみください。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_koshitsu.html

京都市美術館琳派400年記念 琳派降臨 近世・近代・現代の「琳派コード」を巡って」1/24〜2/14
 日本人の美意識のDNAに組み込まれた琳派の美のコードを探りながら,本展覧会は近世・近代・現代における「琳派コード」を,「自然」「都市」「抽象」の観点から考える。
http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/exhibition/2015fiscal_rinpa400.html

滋賀県安土城考古博物館「大湖北展 伊香・浅井・坂田三郡の風土と遺宝」1/9〜2/14
 「湖北の神々」、「伊吹山竹生島」、「観音像と仏教文化の展開」、「戦国の湖北」という四つのテーマごとに主要文化財を取り上げ、湖北の歴史と文化を多角的に展観いたします。
http://azuchi-museum.or.jp/special-kikaku/3081.html

栗東歴史民俗博物館文化財と拓本」1/9〜2/21
 栗東歴史民俗博物館が収蔵する資料のほか、地域に残る文化財とその拓本を通して、拓本の魅力をご紹介します。
http://www.city.ritto.shiga.jp/hakubutsukan/

飛鳥資料館「飛鳥の考古学2015 飛鳥の古墳調査最前線」1/29〜3/6
 飛鳥の終末期古墳にスポットを当て、これらの最新の調査成果を含め、紹介したいと思います。あわせて、飛鳥地域の2014年度の発掘調査成果を展示します。飛鳥京跡苑池、飛鳥寺西方遺跡、市尾瓦窯跡などの調査が進み、檜隈寺瓦窯跡など新たな遺跡の発見もありました。
http://www.nabunken.go.jp/asuka/kikaku/post-9.html

龍谷ミュージアム「子どもの"め"にうつる仏教世界」1/9〜1/31
 仏教の永い歴史の中、ほとけたちと人間の住まう世界の在り方や関係性は様々にイメージされ伝え継がれてきました。こうして創りあげられた仏教世界のいくらかを、大人たちは通念や倫理観として共有しています。しかし、子どもたちの曇りを知らない“め”に、それはどのように映るのでしょうか? 本展では、「子どものめ」にクローズアップしながら、「仏教世界で躍動する子どもの存在」と「現在(いま)を生きる子どもたちと仏教」をテーマにした古今の作品を紹介します。
http://museum.ryukoku.ac.jp/

奈良県橿原考古学研究所附属博物館「十二支の考古学 申」12/19〜1/17
 人と猿との関わりの歴史について、動物の猿にまつわる造形物、「申」・「猿」の文字が記された資料を通してご紹介します。
http://www.kashikoken.jp/museum/top.html

大和文華館「仏教の箱 荘厳された東アジアの容れもの」1/5〜2/21
 仏教における箱は、仏の教えを納める目的があります。仏の姿や教えを荘厳するために、東アジアの仏龕、経箱、経筒、説相箱などは金銀や漆、やきものを用いて美しく飾られました。これらの箱や画中の箱に、篤い信仰心と当時の美意識を見ていきます。
http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/

天理大学附属天理参考館「天理参考館の珠玉」1/5〜3/14
天理教教祖130年祭を記念して「天理参考館の珠玉」と題した特別展を開催いたします。これまで当館が時代・地域を超えて収集してきた世界各地の逸品を一堂に会し、その資料性の高さや美術的な魅力をご覧いただきます。世界の考古美術部門より出展する資料のうち、瓦経金剛般若経(がきょうこんごうはんにゃきょう)(重要美術品)・コリントス式スキュフォスは初公開です。
http://www.sankokan.jp/news_and_information/ex_sp/o130_special.html

高野山霊宝館密教の美術 曼荼羅を中心として」1/16〜4/10
 両界曼荼羅図を中心として、そこに描かれる諸尊と個別に信仰されてきた仏菩薩などとの関係性の一端をご紹介しようとするものです。
http://www.reihokan.or.jp/tenrankai/heijo/2016_01.html

岡山県立博物館「岡山・鳥取県交流事業 鳥取藩池田家三十二万石」1/21〜2/21
 岡山藩池田家と同門の鳥取藩主たちにゆかりのある甲冑や古文書等の資料を通して、江戸時代の鳥取県の歴史について紹介します。
http://www.pref.okayama.jp/kyoiku/kenhaku/schedule.htm#koryuten

丸亀市立資料館「金輪寺の仏像修復記念 手島の文化財展」1/16〜2/7
 このたび、公益財団法人 住友財団の2014年度文化財維持・修復事業助成をいただき、丸亀市手島町金輪寺所蔵の丸亀市指定文化財「木造薬師如来坐像」「木造持国天立像」「木造多聞天立像」の保存修理が完了しました。本展ではこれを記念し、修復後の仏像を中心に、手島に残る様々な文化財を紹介いたします。
http://www.city.marugame.lg.jp/itwinfo/i28098/

姫路市書写の里・美術工芸館「アンコール・ワットへのみち 神々の彫像」1/6〜2/28
 プレ・アンコール時代(8世紀以前)から、アンコール王朝の成立以降の時代を網羅したヒンドゥー教仏教の丸彫り像群により、東南アジア史上に燦然と輝くアンコール・ワット美術の形成過程を辿ります。さらにアンコール王朝の盛期にあたる11〜13世紀に現在のミャンマー領域のほぼ全域に君臨したパガン王朝や、6〜11世紀にかけて現在のタイ領域に繁栄した仏教大国ドヴァーラヴァティー国の石造美術なども紹介し、インドシナ半島における豊かな宗教彫刻の世界へと誘います。
http://www.city.himeji.lg.jp/kougei/04kikaku-tenji/160106angkor.html

出雲文化伝承館「出雲の社寺宝物展Ⅱ」1/5〜2/7
 シリーズ2回展として一畑薬師、馬木不動尊光明寺、大念寺など出雲市内の社寺に伝わる宝物の一部を紹介して出雲地方の歴史と文化を紹介します。また、あわせて塩冶神社元神主家・秦家の史料から、出雲の神社史を考察します。
http://izumo-zaidan.jp/tag/izudensyo_event/601

伊都国歴史博物館「国境の山岳信仰 背振山系の聖地・霊場を巡る」1/30〜3/13
 九州歴史資料館との共同開催(会場は伊都国歴史博物館)となる今回の展示では、地道な現地調査成果にもとづく最新の知見も交えつつ、脊振山系の山岳信仰に関わる約60点の文化財を通して筑前肥前の「国境」で繰り広げられた山岳信仰の世界をご紹介します。
http://www.city.itoshima.lg.jp/soshiki/33/hakubutsukan.html

石橋美術館石橋美術館 古美術の世界」1/23〜3/21
 国宝の因陀羅《禅機図断簡 丹霞焼仏図》や、雪舟《四季山水図》(重要文化財)など、コレクションの主軸となる作品を、20年の展示活動とともに紹介します。
http://www.ishibashi-museum.gr.jp/exhibitions/d/40

九州国立博物館「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの至宝」1/1〜2/14
 失われてしまったと考えられていた、紀元前2200年頃の遊牧民文化の金製品、ギリシャ植民都市アイ・ハヌムからの紀元前2〜1世紀の銀製皿、クシャーン朝の主要都市ベグラム出土の1〜2世紀頃の象牙製品など228点の出品作品によって、古代アフガニスタンに花開いた多様な文化を紹介します。
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_schedule.html

宮崎県総合博物館「特選!蔵出し展 ミュージアムコレクション2016」1/16〜2/21
博物館が所蔵する約13万点の資料から、近年収集したものをはじめ貴重な資料を厳選して展示します。
http://www.miyazaki-archive.jp/museum/event/toku04.html

「ゆく年くる年」2016

2016-2017『ゆく年くる年』NHK総合、12月31日、23:45〜翌0:15

〔テーマ〕「変わる風景 変わらぬ祈り」

〔中継地〕
秋田・地蔵院
奈良・春日大社(キーステーション)
北海道・南富良野神社
香川・善通寺
東京・バスタ新宿
京都・平等院
兵庫・神戸港
——————(ここで年越し)
奈良・春日大社(再)
熊本・加藤神社
石川・ゲストハウス
香川・善通寺(再)
福島・山津見神社
広島・厳島神社
奈良・春日大社(三)

参考:昨年の「ゆく年くる年」 http://buppo.hatenablog.com/entry/2016/01/01/000000


2016-2017『ゆく年くる年』NHKラジオ第1、12月31日、23:45〜翌0:45

〔中継地〕
神奈川・川崎大師
熊本・阿蘇神社
島根・サンドミュージアム(砂時計)
長野・真田神社
高知・三嶋五社神社(神楽)
北海道(根室)・金刀比羅神社
宮城(七ケ浜町)・諏訪神社
松山・道後温泉本館(句会)

2016年12月の講演

東京近辺で12月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(12/17更新)



  • 摩天楼法話会
     日時:12/5 14:00
     会場:常円寺
     講師:及川一晋
     演題:どうすれば安心が得られるのか
     主催:日蓮宗東京西部社教会事務所(詳細






  • 『摂大乗論』に学ぶ
     日時:12/8 19:00
     会場:青松寺観音聖堂
     講師:竹村牧男
     主催:青松寺


  • 第26回愛宕薬師フォーラム
     日時:12/9 14:00
     会場:別院真福寺地下講堂
     講師:正木晃
     演題:再興!日本仏教 21世紀の社会に仏教はどう応えていくか
     主催:智山教化センター


  • 在家仏教講演会
     日時:12/10 10:00
     会場:渋谷区・清風クラブ2階研修室
     講師:本多靜芳
     演題:心を育てる 苦難を超える道
     主催:在家仏教協会



  • 東大寺東京講座
     日時:12/10 14:00
     会場:青松寺観音聖堂
     講師:平岡昇修
     演題:サンスクリット原典と共に読む般若心経(7)
     主催:東大寺



  • 南無の会辻説法
     日時:12/14 19:00
     会場:常円寺
     講師:市川智康
     演題:(未発表)
     主催:南無の会詳細



  • 青松護持会講座「仏教歳時記」
     日時:12/17 13:30
     会場:青松寺観音聖堂
     講師:金子真介
     主催:青松寺



  • 第586回日曜講演会
     日時:12/18 10:00
     会場:武蔵野大学グリーンホール
     講師:日野慧運
     演題:成道会によせて
     主催:武蔵野大学


  • 第733回仏教文化講座
     日時:12/21 14:00
     会場:新宿明治安田生命ホール
     講師:木下史青「光で見せる展示デザイン」
        大谷哲夫「百歳いけらんは、うらむへき日月なり 百歳生きる意義」
     主催:浅草寺




菊慈童・融

宝生能楽堂の銕仙会定例公演でお能「菊慈童」「融」を見ました。

「菊慈童(きくじどう)」は霊水によって七百年も生き続けている童子の話。その噂を聞きつけた時の皇帝が勅使を派遣すると、現れた童子がここにいるいきさつを語る。王の枕を跨いでしまったばかりに流罪になり、形見に渡された枕に記された文字を菊の葉に書きつけたところ、その葉からしたたる露が不老不死の薬になった。という昔話はただ語られるだけで、舞台は童子が祝福の舞いを見せるのが主眼。わりと舞台上の作り物は多いのにアッサリした印象。それもそのはず、現在の上演では前場そっくり省略されているのだとか。
 注目すべきは、書きつけた文句。「具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼」と法華経普門品そのままの文言が使われています。周の穆王というと紀元前10世紀くらいの人で釈尊より古い時代ということになりますが、そこは中国時間ということで…。銕仙会ホームページの解説によれば、中世には天皇即位式で仏法を伝授するという作法がおこなわれており、その起源としてこの物語があるといいます。
 菊慈童は手元の謡曲集にないと思って手ぶらで行ったら、観世流以外では「枕慈童」という名で上演されるとのこと。なんだそれならと思って探しましたがこちらも掲載がありませんでした。

つづいて「融(とおる)」。これは筋書きを読むまで見たことがあるはずと思い込んでいましたが、初めてでした。
京都六条源融の邸宅跡である河原の院は塩竃の浦の風情を写したと汐汲みの老人が語る。入れ替わりに現れる融大臣の幽霊が月光を浴びて舞う、その情趣。
「…黛の色にみかづきの 影を舟にもたとへたり また水中の遊魚は 釣針と疑う 雲上の飛鳥は 弓の影とも驚く…」
そこになき塩、なき月をあるように見せるのがお能。歴史上の源融の栄華と無念、怨恨、哀愁がうごめきつつも、月の光がそれを静かに宥め鎮めてゆくようすが伝わってくる舞台でした。