仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2017年8月の展覧会

2017年8月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


福島県立博物館「祈りのふくしま-収蔵仏教美術展-」8/5〜9/18

五島美術館「秋の優品展-大般若経禅宗-」8/26〜10/15
館蔵品の中から、高僧を描いた絵画、古写経(大般若経)、禅僧の書画(墨跡・水墨画)など約60点を選び展示(会期中一部展示替あり)。一切の存在はすべて空であると説く、諸経典を集大成した最大の仏典「大般若経」を中心に禅宗の美の世界を展観します。館蔵の日本陶磁も同時公開。国宝「紫式部日記絵巻」を10月7日[土]から10月15日[日]まで特別展示予定。
http://www.gotoh-museum.or.jp/index.html

サントリー美術館「おもしろびじゅつワンダーランド」8/1〜8/31

ギャラリーA4「竹中大工道具館企画展 千年の甍-古代瓦を葺く-」8/21〜10/6
長寿命の古代瓦にスポットをあて、瓦のつくり方、葺き方について、建築という切り口から瓦を読み解いていきます。
http://www.a-quad.jp/exhibition/exhibition.html

東洋文庫ミュージアム「東方見聞録展〜モリソン文庫の至宝」8/16〜1/8
本展では、コレクションの渡来100周年を記念し、「東方見聞録」、「アヘン戦争図」など、教科書でおなじみの資料をはじめとする有名な歴史資料の宝庫「モリソン文庫」の全容を公開いたします。
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/exhibition.php

大田原市歴史民俗資料館「くらしの中の祈り-民間信仰-」8/2〜10/1

高崎シティギャラリー「漢字三千年-漢字の歴史と美-」8/20〜9/10

飯山市美術館「この人なくして白隠なし 正受老人と白隠禅師」8/2〜9/10
東京・静岡・長野県内の寺院等17か所から正受老人と白隠ゆかりの貴重な遺墨を借用し、飯山市の正受庵所蔵のものと合わせて50点を紹介
http://www.city.iiyama.nagano.jp/soshiki/bunkakouryu/bijyutukan/event/29tokubetuten

福井市立郷土歴史博物館「古代の山寺 明寺山廃寺」8/30〜10/10

MIHO MUSEUM「雪村-奇想の誕生-」8/1〜9/3

和文華館「文人のまなざし-書画と文房四宝-」8/25〜10/1

逸翁美術館「開館60周年記念展第三幕 茶の湯道具始-ようこそ収集家の世界へ!-」8/26〜10/15

八尾市立歴史民俗資料館「難波と大和をつなぐ道」8/30〜10/2

九州国立博物館対馬-遺宝にみる交流の足跡-」8/8〜9/18
九州と朝鮮半島の間に位置する対馬は、古くから東アジアの人々や文物が行き交い、多様な文化が混在する特色ある歴史を歩んできました。本展では、対馬の交流が育んだ日本列島でも稀有な歴史と文化について、遺跡からの出土品や、信仰にまつわる品々、古文書などゆかりの文化財から紹介します。
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre144.html

2017年7月の展覧会

2017年7月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


花巻市博物館「没後50年 多田等観〜チベットに捧げた人生と西域への夢〜」7/1〜8/20
没後50念を迎えるチベット学の世界的権威の多田等観について。多田等観のチベットに捧げた生涯と花巻との交流、関連する西アジアの貴重な仏像などを展示紹介します。
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/501/hanamakisihakubutukan/p005098.html

一関市博物館「新たな国民のたから-文化庁購入文化財展-」7/15〜8/20
http://www.museum.city.ichinoseki.iwate.jp/news/article.php?p=188&check=check

いでは文化記念館「摩訶不思議!出羽三山展-山伏×妖怪×神さま仏さま-」7/7〜11/27
蜂子皇子、御沢仏、即身仏、天狗、鬼、山伏… なぜ人は異形のものたちを崇めたのか? 摩訶不思議な出羽三山の世界をぜひご覧ください!
http://www.mokkedano.net/information/show/220

秋田市立秋田城跡歴史博物館「古代のまじない・祈りと秋田城」7/22〜8/23
http://www.city.akita.akita.jp/CITY/ed/ac/10_event_schedule/H29yotei.htm

高崎市美術館ウィリアム・ブレイクと神の世界」7/8〜8/31
郡山市立美術館所蔵のローダー・コレクションの中から…版画作品を展示するとともに、物語の内容もわかりやすく解説します。また、マンガ、映画などに登場する現代に描かれた新しい神々の姿もあわせて紹介
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2017051100038/

板橋区立郷土資料館「いたばしの歴史と民俗-櫻井徳太郎先生の学問と共に-」7/19〜9/10
http://www.k5.dion.ne.jp/~kyoudo/tokukikaku.html

仙台市博物館空海高野山の至宝」7/1〜8/27
弘法大師空海によって開創された高野山は、ユネスコ世界文化遺産に登録されており、2015年に開創1200年を迎えました。この展覧会では、高野山に伝わる空海ゆかりの宝物や密教美術に込められた、祈りの世界を紹介します。空海自筆の書や、中国からの請来品をはじめ、彫刻・絵画・工芸の各分野にわたる至宝の数々をご覧ください。
https://www.city.sendai.jp/museum/tenji/tokubetsuten/yokoku.html

埼玉県立歴史と民俗の博物館「くらべる古美術-見て考える美術のひみつ-」7/15〜8/31
古い掛軸や屏風、お皿に壺…?なんとなく知っているつもりだったけれど、美術ってどうやって見たらいいのだろう。この展覧会では、そんな疑問にお答えすべく、「かたち」、「色」、「モチーフ(何が表現されているか)」、の3つを大きなテーマにさまざまな美術作品をくらべる楽しみをご紹介します。
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=496

埼玉県立川の博物館「神になったオオカミ-秩父山地のオオカミとお犬様信仰-」7/15〜9/3

国立公文書館つくば分館「おもしろ地獄-地獄はたのしい?-」7/24〜8/31
古代インドを起源とする「地獄」は、仏教や道教と共に日本へ伝来して以降、土着の信仰などと混ざり合い、独特のイメージを形成しました。 本展では主に平安時代から室町時代にかけて成立した様々な古典籍から、古来、日本人が描いてきた「地獄」のイメージとその死生観についてご紹介します。
http://www.archives.go.jp/exhibition/index.html#ex_2907

国立歴史民俗博物館「URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-」7/11〜9/3

出光美術館「祈りのかたち ―仏教美術入門」7/25〜9/3
密教浄土教、禅など、時代によって変遷をみせながらも、今日に至るまで篤い信仰を集め続けてきた仏教。祈りの気持ちは美しい仏画や麗しい仏像を生み出し、守り伝えられてきました。広大な密教世界を図示した曼荼羅、憧れの極楽浄土図や恐ろしい裁きの世界を描いた地獄図、厳しい修行を通して悟りを求めた禅宗の祖師図や近世の禅画など、各時代を代表する仏教美術作品を一堂に展示し、仏への帰依と荘厳の諸相をふりかえります。
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/schedule/

東京国立博物館「タイ-仏の国の輝き-」7/4〜8/27
タイでは、仏教は人々の暮らしに寄り添う大きな存在であり、長い歴史のなかで多様な仏教文化が花開きました。本展では仏教国タイについて、タイ族前史の古代国家、タイ黎明期のスコータイ朝、国際交易国家アユタヤー朝、現王朝のラタナコーシン朝における仏教美術の名品を通じて、同国の歴史と文化をご覧いただきます。また、日本とタイの 交流史についても合わせて紹介します。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1848

三井記念美術館「地獄絵ワンダーランド」7/15〜9/3
仏教の世界観である地獄と極楽は、平安時代源信が著した『往生要集』により具体的なイメージが与えられ、絵画・彫刻などの多彩な作品が生まれました。この展覧会では地獄と極楽の美術を通じて、日本人が抱いてきた死生観・来生観をたどります。なかでも近世以降、民間で描かれた「たのしい地獄絵」や、水木しげる「のんのんばあ地獄めぐり」などにも焦点をあて、「地獄絵ワンダーランド」を楽しんでいただきます。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index2.html

東京藝術大学大学美術館「藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!」7/11〜9/10
本展では、多様なテーマを設けて、すでに知られた名品だけでなく、これまで日の目を見ることの少なかった卒業制作などの作品、模写、石膏像や写真・資料類にもスポットをあてることによって、藝大コレクションの豊富さ、多様さ、奥深さをご紹介します。また、近年の研究成果を展示に反映させ、コレクションに新たな命が吹き込まれていくさまもご覧いただきます。いったい何が飛び出すか、予測不可能な藝「大」コレクション展。どうぞご期待ください。
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2017/collection17/index.html#top

鎌倉国宝館「音からみた鎌倉のかたち」7/22〜8/27
楽器を持った仏像、音が出る仏具、音楽に合わせて踊る場面を描いた絵画など、音にかかわりのある文化財を特集
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/28tennjikai.html

出雲崎町良寛記念館「子どもたちの良寛展」7/1〜9/30

富山県立山]博物館「うば尊を祀る」7/15〜8/27
 芦峅寺集落のうば尊信仰は、「山の神」としての概念と天台系密教の概念が融合して生まれたといわれ、集落の人々によって立山信仰の中心的存在として信仰されていきます。
 このうば尊信仰が立山信仰に与えた影響とともに、うば尊信仰の広がりについて紹介します。
http://www.pref.toyama.jp/branches/3043/kikakuten.html

勝山城博物館「白山のいざない〜泰澄の開いた信仰の道と周辺の世界〜」7/15〜10/1
今年は白山・平泉寺開山1300年の記念の年にあたります。平泉寺の足元にある当館では、平泉寺から白山頂上へと延びる越前禅定道や、平泉寺と時に対立しながら共存してきた周辺地域にスポットを当てることにいたしました。泰澄大師がやってきた頃の勝山はどんな地域だったのか、白山信仰が根付いたその土壌を紹介し、禅定道各所についても絵図・多数の絵葉書・現在の映像等でご覧いただきます。
http://www.katsuyamajyou.com/

石川県立美術館「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力 ゴールドマン コレクション」7/29〜8/27

京都市考古資料館「極楽浄土への想い-鳥羽法皇と鳥羽離宮金剛心院-」7/15〜11/26
市の有形文化財に指定された「鳥羽離宮金剛心院跡出土品」を中心に鳥羽離宮跡の調査成果とともに、それら多岐にわたる出土遺物からみえる極楽浄土への想いを紹介する。
http://www.kyoto-arc.or.jp/blog/jp-mus-exhibition/2506.html?cat=15

龍谷ミュージアム「仏教の思想と文化(第1期)」7/1〜8/27
インドで誕生した仏教が、大陸に広がり、日本に伝来し、社会に浸透するまでの歩みを「アジアの仏教」「日本の仏教」に分けて展示します。
http://museum.ryukoku.ac.jp/

滋賀県安土城考古博物館「観音信仰の世界」7/4〜9/3
観音菩薩に対する信仰ほど、わが国で広く支持され全国に行き渡った信仰は少ないでしょう。本展では、館蔵・寄託品を中心とする絵画や彫刻、巡礼資料など、観音信仰を物語る文化財を展示します。観音信仰のさまざまな側面を紹介し、なぜ人々が観音に心を寄せてきたのかを探ります。
http://azuchi-museum.or.jp/other/5729.html

長浜城歴史博物館「相応と良源 湖北の天台文化」7/29〜9/3
http://www.city.nagahama.lg.jp/section/rekihaku/

あべのハルカス美術館「奈良 西大寺展-叡尊と一門の名宝-」7/29〜9/24
創設1250年を迎えた西大寺聖武天皇光明皇后の娘である称徳天皇によって創建され、東大寺などとともに「南都七大寺」に数えられる名刹です。本展では西大寺およびその一門の真言律宗寺院などに伝わる、国宝・重要文化財をはじめ優れた仏教美術を紹介しながら、時代のうねりの中で進むべき道を追求した興正菩薩叡尊らの足跡をたどります。
https://www.aham.jp/exhibition/future/saidaijitemple/

奈良国立博物館源信 地獄・極楽への道」7/15〜9/3
本展では地獄絵を含む六道絵や阿弥陀来迎図といった源信の影響下で生まれた名品を一堂に会し、死後の世界へのイマジネーションを体感していただくとともに、真摯に死と向き合った名僧の足跡をご紹介いたします。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2017toku/genshin/genshin_index.html

香雪美術館「悉有仏性-全てのものに仏性がある- 佐藤辰美コレクション展Ⅱ」7/15〜9/3
第2期では、「牛頭天王【ごずてんのう】坐像」や「蔵王権現懸仏」などの神仏習合にまつわる作品を中心に、まとまって所蔵される仏教版画、「単弁八葉蓮華文軒丸瓦」ほかの考古遺物をご覧いただきます。
http://www.kosetsu-museum.or.jp/mikage/exhibition/past/archives/2017_07/

兵庫県立美術館ブータン しあわせに生きるためのヒント」7/1〜9/3
2005年の国勢調査では「幸せ」と回答した人が約97%を占め世界が驚きました。彼らが感じている幸福感は、ブータンの人々が信仰するブータン仏教、豊かな自然環境、国民からの信頼と尊敬の念が厚い王室と密接なかかわりがあるのかもしれません。本展では全3章の構成でその根源となる伝統文化や思想に迫ります。
https://www.ktv.jp/event/bhutan/index.html

岡山市立オリエント美術館「古代オリエント カミとヒトのものがたり」7/15〜9/3
古代オリエントの神話や物語に登場する神・精霊や物語の一場面を表現した工芸作品などを展観しながら、古代オリエントの神話や物語のストーリーを紹介します。
http://www.orientmuseum.jp/page01.php

八代市立博物館未来の森ミュージアム「探してみよう!やつしろの宝もの-指定文化財大集合-」7/14〜8/27
本展では、普段なかなか見ることができない文化財を一堂に展示します。夏休み中の子供さんにも楽しみながら八代の歴史を学んでいただける内容にするため、ただいま奮闘中〜!! どうぞお楽しみに!!
http://www.city.yatsushiro.kumamoto.jp/museum/event/2017/2017_sum.html

大分県立歴史博物館「真玉八幡宮の年中行事」7/25〜10/22
豊後高田市の真玉八幡神社に伝わる「八幡宮年中行司」をもとに、同社でかつて執り行われていた神事の様子を紹介します。
http://kyouiku.oita-ed.jp/rekisihakubutukan-b/2017/04/29.html

沖縄県立博物館・美術館「首里城の25年-平成の復元-」7/25〜10/9
http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/topics/detail.jsp?id=1811

2017年6月の展覧会

2017年6月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


東北歴史博物館「漢字三千年-漢字の歴史と美-」6/24〜8/11
本展では最古の漢字といわれる甲骨文字をはじめ、文字の統一を果たした秦時代の漢字、世界初公開の文字の刻まれた兵馬俑など漢字が記された文物を展観するとともに、漢字を芸術の域にまで高めた王羲之顔真卿の拓本など歴代の名書作品、歴史上の人物が書いた書作品など、中国の博物館・研究機関17ヶ所から、国家一級文物23点を含む約110点を出品致します。
http://www.thm.pref.miyagi.jp/topics/detail.php?data_id=908

五島美術館「夏の優品展-料紙のよそおい-」6/24〜7/30
館蔵品の中から、「染める」「漉きこむ」「摺る」「撒く」など料紙装飾に関わるキーワードを元に、写経や古筆などの作品約70点を選び展示(会期中一部展示替あり)。書を魅せるため、また信仰の証しとして、様々な技術が施された紙の多彩なよそおいを展観します。
http://www.gotoh-museum.or.jp/

台東区書道博物館「あの人、こんな字!-歴史上の人物たち《日本編》」6/27〜9/18
日本史や中国史に登場する人たちは、どんな字を書いていたのでしょう?歴史に名を残した人物の文字姿を、日本編と中国編に分けて館蔵品より紹介いたします。平成29年は、正岡子規夏目漱石の生誕150年にあたります。≪日本編≫の特別コーナーにおいて、当館所蔵の子規や漱石の関係資料を一挙公開いたします。
http://www.taitocity.net/zaidan/shodou/kannai/schedule/

神奈川県立金沢文庫「アンニョンハセヨ!元暁法師-日本がみつめた新羅・高麗仏教-」6/23〜8/20
日本が伝えてきた新羅・高麗仏教の真髄を示す文化財を、一堂に会した特別展を開催します。元暁とその時代に息づいた新羅・高麗仏教の世界をご堪能ください。
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenjiyokoku.html

鎌倉国宝館「常盤山文庫名品展2017」6/10〜7/17

岡崎市美術博物館「家康の肖像と東照宮信仰」6/3〜7/17
德川記念財団の所蔵資料を中心に、京都知恩院をはじめ家康ゆかりの地の東照宮や寺社に伝わる家康の肖像を展示し、図様の変遷や制作意図を探るとともに、後の肖像画の原画と推定される白描画をはじめとする歴代将軍の肖像画を一堂に会し、その実像に迫ります。さらに日光東照宮をはじめ、大樹寺や瀧山東照宮、鳳来山東照宮など県内各地の東照宮や家康ゆかりの寺社などに伝わる資料により、東照宮信仰のあり方を紹介します。
http://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/openexhibition/p021210.html

京都国立博物館「閻魔と地蔵」6/13〜9/3
今回の陳列では、木津川市加茂町の常念寺からお預かりしている十王像とともに、地獄からの救済者である地蔵菩薩を特集して展示いたします。本特集が恐ろしい地獄へと思いをはせ、日ごろのおこないをふりかえる機会となれば幸いです。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/index.html

豊岡市立歴史博物館「但馬国一宮 出石神社の名宝」6/30〜10/3

和泉市久保惣記念美術館「墨の書画-日本と中国の筆技-」6/10〜7/23
所蔵品の中から、墨を用いて制作された日本と中国の書画を展示します。日本の作品は、奈良〜平安時代の写経、平安〜鎌倉時代の古筆と墨蹟、桃山時代の書状、江戸時代の一行書など、中国の作品は、元時代の墨蹟と、明時代から近代に制作された書と墨画を展示し、多様な書風と豊かな墨色の世界をご覧いただきます。
http://www.ikm-art.jp/tenrankai/index.html#anc02

逸翁美術館「開館60周年記念展第二幕 開け!絵巻」6/10〜7/30
「絵巻」は文学と美術を一つにした、日本で隆盛した様式です。説話や物語の場面場面を絵画で表し、手元で見進めて行くうちに、作品の世界に知らず知らず入り込んでしまいます。こうした絵巻と併せて経巻も展示し、巻物形式の作品の淵源を示します。また長い時代を経る間に絵巻や経巻が切断され、断簡の状態になっても現代に伝わっている作品も多くあり、いかに絵巻や経典が大切にされてきたかがわかります。
http://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/exhibition/1497/

八尾市立歴史民俗資料館「慈願寺の名宝」6/17〜8/27
河内で最も古い真宗寺院の戦国時代の宝物・古文書 一挙公開
http://www17.plala.or.jp/yaorekimin/

大谷大学博物館「古文書が語る人々の暮らし-京都 柏屋町・八百屋町・福田寺町-」6/13〜7/29
本館が収蔵する資料には、京都の町文書があります。この古文書の多くは江戸時代の後期に書かれたものです。くずし字で書かれた古文書を読み解いていくと、当時の人々の暮らしが浮かび上がってきます。本展覧会では、「洛中洛外図屏風」や京都の地図・地誌などに描かれた近世の京都の姿を紹介するとともに、現在も繁華街となっている四条先斗町にある柏屋町や六角寺町に接し誓願寺とも関わりのある八百屋町の古文書、五条高倉付近の福田寺町の町絵図などを通じて、当時の人々の暮らしについて紹介します。
http://www.otani.ac.jp/news/nab3mq0000055kpu.html

2017年5月の展覧会

2017年5月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


根津美術館「はじめての古美術鑑賞-紙の装飾-」5/25〜7/2
書を書くための紙、すなわち料紙の装飾に注目しました。
 華麗な色や金銀あるいは雲母によるさまざまな装飾技法を、当館コレクションの作品を中心にやさしく解説
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

駒澤大学禅文化歴史博物館「頂相-禅僧の肖像画-」5/15〜7/31
当館ならびに駒澤大学図書館に所蔵される、曹洞宗臨済宗黄檗宗などさまざまな禅僧の頂相17点を一堂に公開します。
https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/museum/topics/2017/0513-5199.html

サントリー美術館「神の宝の玉手箱」5/31〜7/17
このたび約50年ぶりに修理を行った国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手》を修理後初公開することを基点に、人々が生活の中で用いてきた手箱の姿を織り交ぜつつ、特別に仕立てられた手箱についてその魅力を特集するものです。特に、名だたる神社に伝わった手箱を、表着、沓、檜扇などの服飾から、鏡、鏡台、硯箱などの調度にわたる様々な神宝類と合わせて展示します。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_3/

横浜高島屋興福寺中金堂再建・法相柱柱絵完成記念 興福寺の寺宝と畠中光享展」5/19〜29

佛教大学宗教文化ミュージアム「大勢至菩薩-祖師法恩のかたち-」5/20〜6/18
ゆかりの寺院に伝来する豊富な文化財を通して、東アジア仏教圏においても珍しい勢至菩薩信仰を中心に、浄土宗における祖師信仰の一側面を紹介します。
http://www.bukkyo-u.ac.jp/news/detail/13079/

交野市歴史民俗資料展示室「交野市指定文化財展 交野の神仏と信仰」5/13〜7/22
http://www.city.katano.osaka.jp/shinchaku/

和文華館「没後300年 画僧古カン(石+間)」5/20〜7/2
明誉古カン(1653〜1717)は江戸時代前半、琳派を大成した尾形光琳と同時代に活躍した画僧です。京都・奈良の社寺に多くの作品が伝わります。著色仏画や社寺縁起絵巻、水墨技法を用いた俳画を想起させる簡略な筆致の作例、仏教説話版本の挿図など、幅広い画風が注目されます。このたび没後300年にあたり、多岐にわたる画業を紹介する特別展を開催いたします。
http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/

帝塚山大学附属博物館「瓦 de ぶらり旅気分-全国お城めぐり編-」5/20〜7/22

奈良市史料保存館「奈良町の信仰 講の行事とその史料」5/25〜8/6
春日社の神様を祭り、奈良町中で営まれた春日永代太々神楽講、観音菩薩地蔵菩薩を本尊として行事を行う観音講、地蔵講、大峰山、富士山という霊山への参詣を目的とした山上講、富士講をとりあげます。
http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1491286728023/index.html

香雪美術館「悉有仏性〜全てのものに仏性がある〜 佐藤辰美コレクション展 I」5/20〜7/2
日本を代表するコレクター、佐藤辰美氏は、現代美術収集家として知られていますが、古美術、中国美術、民族美術、レコード、CD、ワインと、その内容は多岐にわたり、幅広いのが特徴です。平安時代の「金胎仏画帖」の一部である「滅悪趣菩薩像」や、鎌倉時代高山寺を開いた明恵上人が記した『夢記』断簡などの仏教美術の名品を紹介。加えて、コレクションの核ともいえる摩滅し、朽ち果てつつある仏像や経典、荘厳具などの断片、断簡に宿る美をご紹介します。
http://www.kosetsu-museum.or.jp/exhibition/

2017年4月の展覧会

2017年4月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


小山市立博物館「ヒトガタ-はらう・ねがう・のろう-」4/29〜7/2
人びとが思いを込める形の一つとして数多く用いられたヒトガタが、どのような役割を担い必要とされてきたのか、さまざまな事例をとおして紹介します。古代から連綿と続くヒトガタをめぐる民間信仰の多様性とともに、信仰の背景にある時代を超えた人びとの思いや願いも感じていただければと思います。
https://www.city.oyama.tochigi.jp/kyoikuiinkai/hakubutukan/

茨城県天心記念五浦美術館「興福寺の寺宝と畠中光享展」4/8〜5/14

五島美術館「春の優品展 歌仙と歌枕」4/1〜5/7
館蔵品の中から、すぐれた歌人肖像画(歌仙絵)、平安・鎌倉時代の古筆(和歌の書)、歌枕(和歌の題材となった名所)を描いた絵画や工芸品など名品約60点を展示。和歌の文化におけるイメージの形成と創作の源泉をたどります。
http://www.gotoh-museum.or.jp/

三井記念美術館「奈良 西大寺展-叡尊と一門の名宝-」4/15〜6/11
南都七大寺の一つである奈良の西大寺は、奈良時代称徳天皇によって創建された由緒ある寺です。創建1250年を記念する本展覧会は、西大寺に伝わる仏像・肖像彫刻・仏教絵画・密教法具など工芸品の名宝の数々と、元興寺浄瑠璃寺・白毫寺さらには東国の極楽寺称名寺など、真言律宗一門の珠玉の美術作品を一堂に展示します。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index2.html

根津美術館「燕子花図と夏秋渓流図」4/12〜5/14

センチュリーミュージアム仏教美術の世界」4/3〜6/24
仏教の世界観をいろどる荘厳の美
http://www.ccf.or.jp/jp/10about_museum/

東京国立博物館茶の湯」4/11〜6/4

日本民藝館「江戸期の民藝 暮らしに息づく美」4/4〜6/18

鎌倉国宝館「鎌倉の至宝-優美なる慶派のほとけ-」4/22〜6/4

神奈川県立金沢文庫「国宝 金沢文庫展-称名寺聖教・金沢文庫文書国宝指定記念-」4/28〜6/18
金沢北条氏は、鎌倉幕府の実権を握った北条氏の一流です。金沢北条氏を確立した北条実時が、自らの所領・六浦庄(現在の横浜市金沢区)に開いた菩提寺称名寺で、隣接して金沢文庫を創設し、鎌倉屈指の蔵書を誇りました。平成28年8月、称名寺に伝来し、金沢文庫が管理する総計2万点余りにおよぶ称名寺聖教・金沢文庫文書が一括して国宝に指定されました。これを記念し、金沢文庫に伝わる国宝を中心として、代表的な資料を展示いたします。
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/

新潟県立近代美術館「漢字三千年-漢字の歴史と美-」4/29〜6/11

石川県立歴史博物館「北前船日本海海運」4/22〜5/28

大津市歴史博物館「大津絵 れきはく蔵出し展」4/11〜5/21

安城市歴史博物館「安城文化財 モノ語り名品展Ⅳ」4/8〜7/2
今回は市内で最も充実した仏教美術の分野である「阿弥陀信仰」や浄土真宗の祖師像、県内ではみつかることが希ながら市内で4点も出土している木簡などを特集します。他に未指定文化財や館蔵品もあわせて展示します。
http://ansyobunka.jp/rekihaku/exhibition/index-exhibition.html

石川県立美術館「よみがえった文化財加賀藩による文化財修復の歴史と石川県文化財保存修復工房のわざ-」4/22〜5/28
石川県文化財保存修復工房開設20周年を記念して、修復工房20年の歩みを修復実績作品により集大成するとともに、先駆的に文化財の保存・修復に取り組んだ加賀藩主・前田家による制作の貴重な所産としてユネスコ世界記憶遺産・国宝《東寺百合文書》や重文《一遍上人絵巻》を特別公開し、藩政期から修復工房開設に至る石川の文化風土を再認識しつつ、文化財の保存・修復の現状と今後の展望を考察する展覧会を開催します。
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/exhibition/4211/

逸翁美術館「開館60周年記念展第一幕 THE書-数寄者が集めた古筆、お見せします-」4/8〜5/28
「かな・古筆」の作品の他、中国の書風を日本へ伝える「墨蹟」の作品も展示いたします。開館60周年記念展の幕開け、第一幕では書の美をご覧下さい。
https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/exhibition/1490/

京都国立博物館「名品ギャラリー 仏像入門」4/11〜5/21
仏像にはどのような種類があるのか、仏像は何からつくられているのか、というふたつのテーマに絞って展示。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor1_2/f1_2_korekara/scu_20170411.html

麗美術館「上田正昭と高麗美術館」4/3〜7/17
昨年3月13日に急逝されました高麗美術館第二代館長、上田正昭先生の提唱された、国を超えた民衆交流の実践と東アジアへの歴史視点は、高麗美術館の基本理念である『民際』へと受け継がれています。今回、上田正昭先生所蔵の『広開土王碑拓本』を展示し、雨森芳洲をはじめとした朝鮮通信使資料を公開することで上田史学の幅広い視野を紹介いたします。
http://www.koryomuseum.or.jp/exhibit_view.php?number=91

京都国立博物館「海北友松」4/11〜5/21
海北友松(1533〜1615)は狩野永徳長谷川等伯と並び称される桃山画壇の巨匠です。近江浅井家の家臣の家に生まれた彼は、若年を東福寺で過ごしましたが、主家や兄たちが信長に滅ぼされるに及び、還俗して狩野派の門を敲き、画の道に進んだと伝えられています。この展覧会では、晩年期の代表作はもとより、数少ない初期作や新発見・初公開の作品、さらに諸人との幅広い交流の跡を物語る書状や文書類などを数多く展示し、83年にわたる友松の生涯を振り返ります。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/index.html

大谷大学博物館「大谷大学のあゆみ 歴代学長の肖像画」4/1〜5/20
大谷大学明治34年(1901)東京巣鴨で開学した真宗大学にはじまります。大正2年(1913)京都市小山の地に移転し、現在に至ります。本展覧会では、明治・大正・昭和の歴代学長の肖像とその遺品を紹介します。学長は、初代学長清沢満之から現在まで28代を数えます。その肖像は、学恩を受けた人達が感謝の意と先生を懐かしみ顕彰する思いから制作されたものです。いずれも当時交流のあった画家によって描かれており、往時は旧講堂に掛けられていました。
http://www.otani.ac.jp/news/nab3mq0000051lec.html

花園大学歴史博物館「原の白隠さん ―松蔭寺と静岡沼津伝来の禅画・墨蹟―」4/3〜6/10
本展覧会では、松蔭寺の全面的協力のもと、同寺に蔵される白隠の禅画と墨蹟の全貌を紹介します。さらに、沼津の禅宗寺院に伝来する白隠の画賛作品をあわせて展観し、白隠画の魅力に迫ります。
http://www.hanazono.ac.jp/event/20170310-7342.html

麗美術館「上田正昭展」4/4〜7/17
麗美術館の第2代館長としてけん引して下さった上田正昭先生の足跡、創設者鄭詔文との交流および高麗美術館との歴史を振り返ります。
http://www.koryomuseum.or.jp/

大阪歴史博物館「渡来人いずこより」4/26〜6/12
近畿地方やその周辺地域で出土した朝鮮半島に関係する資料で展示を構成しながら、渡来人の「出身地」にスポットを当てて、考古学の最新成果を生かした展示を通じて、当時の具体的な交流像をビジュアルに描きます。
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2017/toraijin.html

堺市博物館「上方名所-屏風絵の世界-」4/21〜5/14
当館が所蔵する江戸時代の屏風の中から、大阪・和歌山・京都・奈良の名所が描かれた名品が勢ぞろいします。時代を越えて愛でられる風景をご鑑賞ください。
http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/tenji/kamigata-meisho.html

芦屋市立美術博物館「春ひらく-芦屋のたからもの〜今に伝わる神社、寺院の宝物〜」4/1〜5/21
このたび当館に寄託された打出天神社の地車だんじり)の水引幕、当館収蔵の岩園天神社の絵馬をはじめ、平成27年に修復を終えた芦屋神社の鳳輦(ほうれん)、今回初公開となる、伝猿丸太夫木像など、神社に伝わる「たからもの」をご覧いただきます。また、芦屋には中世に仏教の普及に努めた徳本上人の足跡が残されており、市内各地区には寺院が多く存在します。遺跡として伝わる芦屋廃寺は、瓦や須恵器を現代に遺すのみで謎に満ちていますが、遺物を通して、古代の寺の姿を彷彿とさせます。さらに、親王寺の寺宝、流水文銅鐸、三角縁波文帯三神二獣鏡は、およそ四半世紀ぶりに公開されます。
http://ashiya-museum.jp/exhibition_next

正木美術館「風光を仰ぐ」4/1〜7/2
水墨画の中でも重要な位置を占める山水画を中心に、風光をテーマとして開催いたします。風光という言葉は、「景色、風景」という広く知られている意味の他に、禅語では「誰もが持っている仏性、真の姿」という意味も示します。本来のあるべき姿を見出すために制作された仏像や仏具、姿かたちの美しい茶道具も同時にご覧ください。
http://masaki-art-museum.jp/event/17sp_point.html

大阪市立美術館「木×仏像-飛鳥仏から円空仏へ 日本の木彫仏1000年-」4/8〜6/4
本展覧会は日本の木彫仏の魅力を再発見することを目的とし、素材である「木」に注目しながら鑑賞していただく企画展です。一本の樹木にこだわり、由緒ある古材にこだわって造られた仏像。その造形に親しみ、楽しむ空間を提供いたします。
http://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/kitobutsuzo

奈良国立博物館「快慶-日本人を魅了したほとけのかたち-」4/8〜6/4
本展は、快慶の代表的な作品を一堂に集めて、わが国の仏教美術史上に残した偉大な足跡をたどる試みです。さらに、快慶作品の成立と密接に関わる絵画や、高僧たちとの交渉を伝える史料をあわせて展示することにより、いまだ多くの謎に包まれた快慶の実像に迫ります。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2017toku/kaikei/kaikei_index.html

竹中大工道具館「祈りのかたち-知られざる建築儀式の世界-」4/15〜5/28
日本人は古来より土地、樹木、建築などさまざまなモノに神が宿ると考え、そこに人の手を加えるときには「祈り」を捧げることで、神々の御心を鎮め、安全を祈願してきました。建築工事においても地鎮祭から竣工式に至るまで様々な儀式がとりおこなわれます。そこには現代社会では失われつつある人と自然と建築との豊かな関係性が今でも息づいています。日本人は建築儀式にどのような祈りを込め、それを形にしてきたのでしょうか。残された文献絵画資料と儀式用具からその意味を読み解きます。
http://www.dougukan.jp/special_exhibition/inori

堺市博物館「上方名所-屏風絵の世界-」4/21〜5/14

兵庫県立歴史博物館「ひょうごの美ほとけ-五国を照らす仏像-」4/22〜6/4
当館では、昭和59年(1984)に「兵庫の仏像」、平成3年(1991)には「播磨の仏像」と題する仏像展を開催しました。その後26年、この間に県内各地の文化財調査や市町史関係の調査で注目すべき多くの仏像が確認されています。これまでに当館で開催した展覧会や講座等で、新出の仏像を随時紹介してまいりましたが、今回の特別展では、新たに確認された作例、いままであまり公開される機会のなかった仏像等を一堂に会して「ひょうごの仏像」を新たな視点から紹介します。

和歌山県立博物館「東照宮文化財Ⅱ-没後400年 家康の遺宝-」4/22〜6/4
紀州東照宮の数多くの文化財の中から、家康ゆかりの資料を選んで展示いたします。家康の生涯とその人物像を、展示した資料から感じ取っていただければ幸いです。
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/

愛媛県美術館「京都・細見美術館名品展」4/22〜6/5
“日本美術の教科書”とも称されるほどに、幅広い年代と分野で構成される優れた古美術コレクションで知られる京都・細見美術館。とりわけ近年高い人気を誇る伊藤若冲琳派の作品群は国内屈指の質量を誇ります。本展は、細見美術館コレクションから選りすぐった、重要文化財7件を含む名品約80件を、愛媛の地で初めて紹介するものです。若冲琳派をはじめとする古代から近代までの書画、仏教美術茶の湯の美、蒔絵・七宝といった工芸品など、数々の魅力的な作品を通して、心ゆくまで日本美術の粋を堪能していただければ幸いです。
http://www.ehime-art.jp/tenrankai/now/indexhosomi.html

高知県立美術館「これぞ暁斎!ゴールドマン・コレクション」4/22〜6/4

九州国立博物館「タイ-仏の国の輝き-」4/11〜6/4
本展は、タイ王国門外不出の名宝と、選りすぐりの仏教美術の数々を一堂に集め、仏教がタイの文化形成に果たした役割をひもといていきます。日タイ修好130周年の節目に、日タイの両国が総力を結集して開催する空前の展覧会です。どうぞお見逃しなく!
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s47.html

熊本県立美術館「震災と復興のメモリー@熊本」4/14〜5/21
本展は、熊本地震から1年を経たところで、震災の歴史に向きあってみようという展覧会です。永青文庫所蔵の古文書や絵図に加え、各地に伝来した震災記録、古写真等を展示し、熊本の震災史を振り返ります。加えて、震災に遭いながらも復興を目指した人々のあゆみにも目を向けます。公益財団法人永青文庫熊本市(熊本城調査研究センター)、熊本大学永青文庫研究センターと連携し、開催いたします。
http://www.museum.pref.kumamoto.jp/event_cal/pub/detail.aspx?c_id=10&id=102&trk_kbn=A

八代市立博物館未来の森ミュージアム円山応挙 京都相国寺金閣銀閣の名宝展ふたたび」4/21〜6/4
成28年(2016)4月の熊本地震によって、一度は開催中止となった「円山応挙」展。しかし、コレクションを所蔵する相国寺鹿苑寺金閣)・慈照寺銀閣)・大光明寺のご厚意により、日本屈指の円山応挙コレクションがふたたび八代にやってきます!

宮崎県立美術館「徳川歴代将軍名宝展 久能山東照宮」4/8〜5/28
徳川家康が亡くなり神として祀られた元和二(1616)年から四百年の節目を記念し、久能山東照宮が所有する美術・工芸品の中から、徳川将軍家の歴史を体現する歴代将軍の甲冑勢揃い(九州初)をはじめ、歴代将軍の遺品などを選りすぐって展示し、武家文化の精髄を紹介します。
http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/box/tokubetsu.html

2017年3月の展覧会

2017年3月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


サントリー美術館「絵巻マニア列伝」3/29〜5/14
後白河院や花園院、後崇光院三条西実隆、そして足利歴代将軍など《絵巻マニア》とでも呼ぶべき愛好者たちに注目し、鑑賞記録などをたどりながら、その熱烈な絵巻享受の様相を探ります。
http://www.suntory.co.jp/sma/

東京藝術大学大学美術館「雪村-奇想の誕生-」3/28〜5/21
この作品を描いたのは、戦国時代の画僧、雪村周継です。武将の子として生まれながら出家して画業に専心した雪村は、故郷である茨城や福島、神奈川など東国各地を活躍の場としました。その生涯は未だ謎に包まれていますが、ひときわ革新的で、また人間味あふれる温かな水墨画を描き続けた、ということだけは確かです。雪村の作品は江戸時代の尾形光琳らを魅了し、狩野芳崖ら近代の画家たちへと受容されたのでした。この展覧会は、雪村の主要作品約100件と関連作品約30件で構成される最大規模の回顧展です。
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2016/sesson/sesson_ja.htm

東京黎明アートルーム「円山派-応挙・蘆雪・素絢-の絵画と金銅仏」3/10〜3/25

根津美術館「高麗仏画-香りたつ装飾美-」3/4〜3/31
十一〜十四世紀の高麗仏画の名品を一堂にご覧いただく、東京で初めて開催する展覧会です。威厳に満ちた阿弥陀如来像、このうえなく優美な水月観音像、堂々たる姿の地蔵菩薩像、そして金銀で加飾された写経や仏具など、三十八件の絵画・工芸作品をとおして、日本の仏教絵画とは趣きの異なる、隣国に花開いた静粛なる美の世界をご堪能ください。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

山梨県立博物館ブータン王国展-しあわせに生きるためのヒント-」3/18〜5/15
ヒマラヤ山脈の南にあり、面積は九州とほぼ同じ、人口は約75万人。四季があり、未開の自然が残る豊かな国です。1972年に四代国王がGross Nationa Happiness(国民総幸福)を提唱。無理な開発をせず自然環境を大切にし、人々の暮らしの中にある伝統文化を守りながらゆっくり近代化を進めるという考えの国です。2005年の国勢調査では「幸せ」と回答した人が約97%を占め世界が驚きました。彼らが感じている幸福感は、ブータンの人々が信仰するブータン仏教、豊かな自然環境、国民からの信頼と尊敬の念が厚い王室と密接な関わりがあるのかもしれません。本展ではその根源となる伝統文化や思想にも迫ります。「いまあなたはしあわせですか―?」
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_16tokubetsu004.html

氷見市立博物館「四角い古墳・丸い古墳-王墓の時代の氷見-」3/3〜3/26
3世紀後半から6世紀までの古墳時代、氷見地域には大小合わせて400基近い古墳が築かれています。この特別展では、氷見市民にとって身近な遺跡といえる古墳について、墳丘や副葬品などさまざまな視点から、紹介を行います。 
http://www2.city.himi.toyama.jp/museum/

京都文化博物館ユネスコ記憶遺産 東寺百合文書」3/1〜4/23
2015年、京都府立総合資料館が所蔵する東寺百合文書がユネスコ記憶遺産に登録されました。本展では世界屈指の歴史資料である東寺百合文書の魅力を紹介します。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo/

龍谷ミュージアム浄土真宗本願寺の名宝Ⅱ-守り伝える美とおしえ-」3/4〜6/11
江戸時代に活躍した第12代准如宗主以降の歴代宗主をご紹介するとともに、東北や北陸を含む各地の真宗美術や、国宝「三十六人家集」(37帖のうち9帖、西本願寺蔵)、同「類聚古集」(16帖のうち6帖、龍谷大学図書館蔵)のほか、かつての法要の映像(昭和8年)や関連資料など約200件を展示します。
http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html

藤田美術館「FUJITA ザ・コレクション」3/4〜6/11
http://fujita-museum.or.jp/exhibitions.html

島根県立古代出雲歴史博物館「出雲国風土記とその時代」3/25〜5/16
当館の開館10周年記念を銘打つ本展では、『出雲国風土記』がどのようにして編纂されたのか、そこにはなにが記されているのか、その後どのように伝えられてきたのかといった点について、考古・歴史・美術などの豊富な資料をもとに考えます。
http://www.izm.ed.jp/cms/cms.php?mode=v&id=293

2017年2月の展覧会

2017年2月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


茨城県近代美術館「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」2/11〜4/2
唐招提寺御影堂障壁画は、日本画東山魁夷が10年の歳月をかけて描いた画業の集大成といえる作品です。本展覧会は通常非公開のこの障壁画全68面を茨城で初めて公開する貴重な機会です。また、障壁画を描くにあたって、日本と中国各地を巡り取材を重ねたスケッチや下図、試作を紹介し、完成にいたる制作過程をたどります。
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html

大田区立龍子記念「仏と画業 ―「吾が持仏堂」中心に―」2/1〜6/11
四国遍路、西国巡礼の旅等におもむき、自宅に「持仏堂」を建造した龍子の画業と仏への帰依にせまります。
http://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/information/tabid/219/Default.aspx?itemid=254&dispmid=854

泉屋博古館分館「屏風にあそぶ春のしつらえ ―茶道具とおもてなしのうつわ」2/25〜5/7
春を彩る屏風の名品と、茶道具や新収蔵品のおもてなしのうつわをあわせて披露します。
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/

國學院大學博物館「祭祀と神話-神道入門-」2/11〜4/9
朝廷・伊勢の神宮・神社の〈祭祀〉、古代・中世の〈神話〉とはどのようなものであったか、それら〈祭祀〉と〈神話〉は、どのように関わるのかなどを國學院大學所蔵の古典籍や史料を通して紹介します。
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2016_saishi_shinwa.html

Bunkamura ザ・ミュージアム「ゴールドマンコレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力」2/23〜4/16

早稲田大学大隈記念タワー125記念室「モノを蒐めるまなざし-早稲田大学會津八一記念博物館のコレクションとともに」2/8〜3/7
https://www.waseda.jp/culture/news/

富山県水墨美術館「興福寺中金堂再建・法相柱柱絵完成記念 興福寺の寺宝と畠中光享展」2/10〜3/20

福井県立若狭歴史博物館「お水送りと若狭の神宮寺」2/4〜3/20

久保惣記念美術館「源氏と伊勢-描かれた古典文学-」2/10〜3/26
http://www.ikm-art.jp/tenrankai/index.html

京都国立博物館「中世の古写経」2/7〜3/12
従来、あまり注目されることのない中世の写経にスポットをあて、その多様性とともに、知られざる魅力を紹介いたします。
http://www.kyohaku.go.jp/

京都市歴史資料館「京・地域のくらし2 大原-生活と信仰-」2/4〜4/19
大原は比叡山の北西麓にあたり,住民の生活は天台宗の影響を受けましたが,その名残は今も残っています。本展示では,古文書,絵図,生活道具などから大原の地勢,社寺の特徴,集落民の生活に焦点を絞って見ていきます。
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000213221.html

佛教大学宗教文化ミュージアム「佛大逍遙Ⅳ-竹田聴洲-」2/11〜3/25

滋賀県安土城考古博物館「大湖南展-粟太・野洲郡の風土と遺宝-」2/25〜4/9
好評を博している当館の<風土と遺宝>シリーズとして、今回は旧栗太・野洲郡域を取り上げます。彫刻を中心とする優秀な作品が濃密に分布するにもかかわらず、意外と知られていない湖南地域の文化遺産を徹底的に取り上げることにより、この地域の文化的水準の高さとその特質を紹介し、歴史的風土と魅力を再発見する企画です。
http://azuchi-museum.or.jp/special-kikaku/4199.html

奈良国立博物館「お水取り」2/7〜3/14
東大寺二月堂の「お水取り」は、奈良時代から絶えることなく続く伝統行事です。長い歴史のなかで育まれてきた「お水取り」の世界の一端を、展示室に再現します。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2017toku/omizutori/2017omizutori_index.html

和文華館「花の美術」2/24〜4/9
東洋の美術では、花は古くから絵画に描かれ、工芸品の意匠に取り上げられてきました。この展覧会では、花の表現された絵画や工芸品を展示します。冬から春へ季節が移り変わる時期は、大和文華館を取り囲む文華苑が最も華やかな季節です。香り高い梅に木蓮や垂れ桜が続き、椿、雪柳、連翹が彩りを添えます。
http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/

太子町立歴史資料館「斑鳩寺の文化財 庫裏の仏さまたち」2/11〜4/9
斑鳩寺は、播磨の太子信仰の中心として栄え、仏像など多くの文化財が残されています。その中で、今年度から庫裏(保性院、兵庫県指定文化財)の解体修理が始まりました。ここにはかつて十数坊あった斑鳩寺子院の仏像等が集められ、多くの仏像等が安置されていましたが、それらの多くが、現在、歴史資料館に一時寄託されています。この機会に、日頃は公開されていないこれらの仏像等を公開
http://www.town.hyogo-taishi.lg.jp/soshikikarasagasu/rekisisiryo/planningexhibition/1425608073144.html