仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

(1)2002.6〜2002.12

《仏報》の過去の〈更新履歴〉をまとめて貼りつけておきます。【1/全5回】


12/30

 2002年補遺その3。

 「更新履歴」という名を隠れ蓑にしてあれこれ書き連ねてきた本欄で、これまで批判めいた物言いをした内容に関して、ここで検証を試みます。悪口を言いっぱなしではどうも気分が晴れませんので。


 平成12年度のまま止まっていた東京国立博物館事業報告(7/18付本欄参照)は、いつしか最新の平成13年度実績が加わっていました。めでたしめでたし。来年度の予定は早くも7月まで発表されているし。

 筑摩書房の新刊案内に内容紹介がないのは相変わらず。他人のフンドシだけで成り立っている「仏報」としては、何が何でも一言コメントが欲しいところです。

 謎の空白が3日間あったNHK出版のサイト(9/11付本欄参照)、謎は謎のままですが、ページ自体はその後大幅なリニューアルがあり、たいへんわかりやすくなりました。

 この半年間でいちばんケチをつけたのが講談社のウェブサイトです。本欄12/10付で書いたとおり、図体がでかすぎてこまやかさに欠けています。極め付きは「新刊リスト」。書籍と雑誌がごっちゃに記された重いデータで、しかも並べ方が発行日順なのがくせものです。月刊誌の発行日は通常1カ月ほど先の日付を設定します。ですからこの一覧表の冒頭は、12月30日時点で遠い未来の2月1日となっています。そのリストについ最近の日付で発行された書籍までもが次々と放り込まれるわけですから、一体どこが更新されたのやらさっぱりわかりません。こんな調子では本欄11/22付のような迷子が出るのも当然でしょう。


 ああ、過去の愚痴をフォローしようと書き始めたのに、結局また愚痴になってしまいました。一切我今皆懺悔。

 

12/27

 2002年補遺その2。

「仏報」では、出版物を紹介する際に、版元のウェブサイトにリンクを張っています。問い合わせ先を明確にするためです。私に詳細を尋ねられても困りますので。

 ところがホームページを持たない出版社も少なからずあります。本欄11/22付で記したグラフ社(『法句経からのメッセージ』)がそのひとつ。そして8/17付の同朋舎メディアプラン(季刊誌『国宝倶楽部えん』……そういえばこの雑誌、夏以降の続刊を見かけません)。ほかに東京堂出版(『シルクロードを知る事典』他)、大蔵出版(『南伝大蔵経』他)。

 それぞれ企業の方針があるはずなので、インターネット上で情報提供しないことを一方的に責めるわけにもゆきません。まあこのたびは御縁がなかったということでしょう。

  仏教書の出版社一覧(仏教書総目録掲載者名簿)

  出版社へのリンク集日本書籍出版協会会員出版社一覧)

 

12/24

 年末ですので、今年の仏教関連情報の補遺を。

 まずは取り挙げるのが遅くなった出版物から。きょう更新した〈記事〉欄の『東京人』と〈新刊〉欄の『忘己利他』『20世紀の仏教メディア発掘』、これらは発行当初、版元サイトに情報が掲載されておりませんでした。このたび改めて訪れたところ発見できましたので、遅ればせながら加えました。

 

12/22

 金閣寺が屋根のふき替え作業を来年3月まで行なっていることは、12月2日に〈話題〉欄で毎日新聞の記事をもとにお伝えしました。このたびの続報「金閣寺がお色直し」(朝日新聞12/22付Web掲載)によれば、現在は、灰色のシートに覆われて外観が見えず、訪れた観光客には雪化粧の金閣寺の絵はがきが無料で配られているそうです。

 

12/20

 産経新聞(12/19付Web)に、和歌山で「仏手柑の収穫、出荷最盛」というニュース。仏手柑(ぶっしゅかん)とは「ミカン科シトロン類の変種」で「長さ10−20センチ、先端が10−20本に分かれ、指の長い仏の手に似ている」果物だそうです。百聞は一見に如かず(「みかんとその仲間たち」より)。

 

12/17

 〈新刊〉欄に載せた『ブッダ こころがラクになる生き方』の紹介サイト手塚治虫の「塚」が文字化けしています。たぶん塚の旧字体(土偏の右に「冢」)を表記したかったのでしょう。固有名詞ですから正しい漢字に固執するのもわからなくもないですが、WWWの規制には勝てず。お気の毒さま。

 ご参考までに手塚治虫関連のサイトを。上記のこだわりに従えば、これみんなペケってことになりますね。

  宝塚市立手塚治虫記念館

  手塚治虫作品ダウンロード

  手塚治虫@ワールド

 

12/13

 奈良や吉野、琵琶湖界隈の写真を、読売新聞大阪本社列島いにしえ探訪」の「Poster for "EXCURSION OF THE MIND"」で見ることができます。制作は北澤事務所。美しいです。とくとご覧あれ。

 ポスター一覧リスト #1 / #2 / #3

 詳細はデジタルクリエイターズ発行のメルマガ「写真を楽しむ生活」第49号の記事をご参照ください。

 

12/10

 講談社のウェブサイトで文芸誌『群像』の紹介ページをなかなか見つけられませんでした。諦めかけていたら、なんと「文芸書」というくくりの中にひっそりと存在していました。「文芸書」と聞いたら単行本を想像するのがフツーでしょ。トップページには「男性誌」「女性誌」というボタンがありながら『群像』はいずれにも属しておらず、

 HOME > 書籍?>?BOOK倶楽部 > 書籍・雑誌館 > 文芸書 > 群像

とたどるなどとはお釈迦さまでも気づきません。看板雑誌じゃないんでしょうかね。同誌に限らず、「HOME」からお目当ての本の情報までの遠さは、各出版社サイトの中でも群を抜いています。あまりに大所帯すぎて、総身に知恵がなんとやら、って感じです。

 

12/8

 〈話題〉欄にアンコールワットからの報道が続けて2本。前日は高野山のニュースが2つ。決して意図して並べたわけではないのですが、不思議な符合です。

 

12/6

 〈話題〉欄の「古美術品狙った窃盗団7人を追送検」というニュース、原文記事の後半がまた興味深いのでここに記しておきます。犯人らは、盗んだ古美術品のほとんどを骨董市や古美術商へ犯行翌日に売りに行ったと供述した上で、「国の重要文化財などに指定された有名な美術品は、あしがつきやすいと避けていた」と。これってつまり相当な目利きだってことでしょう。盗賊にしておくにはもったいない逸材です。

 

12/4

 都市出版発行の月刊誌『東京人』12月号の特集が「寺見物」だったのですが、同誌の紹介サイトが11月号(特集「同潤会アパート78年の軌跡」)のままいまだに更新されず、昨日すでに1月号(特集「文士の食べ歩き」)が発行されてしまいました。〈記事〉欄に掲載できず。無念。

 

2002/12/2

 「Yahoo! JAPAN」の検索結果の表示方法が変更になっていました。1ページ目にダイジェストを新設し、検索結果の全体像をつかみやすくしたそうです。詳しくは『INTERNET Watch』のこの記事をご覧ください。

 当サイト「仏報」がアドレスを変えて1カ月が経ちました。新しいURLをいち早く告知してくれたのが「Yahoo! JAPAN」でした。次いで「Open Directory」。こちらではおまけに仏教カテゴリーの最上段へと格上げしてくれました。

 残念ながらいまだに旧アドレスが掲載されているのが「Google」と「goo」です。ご迷惑をおかけしております。

 

11/29

 〈話題〉欄の「毛越寺貫主」のニュース、朝日新聞本紙東京本社版11月29日付朝刊第3社会面に掲載されていながら、なぜか同紙のインターネット版にはありませんでした。あちこち探し回って、やっと産経Web岩手版で見つけました。ふーっ、てこずらせやがって。え? なぜそんなにインターネット記事にこだわるのかって? そりゃあ、なるたけ文字を自分で打たず、コピー&ペーストで済ませたいからですよ。無常迅速、効率第一!

 

11/25

 NHK番組表がリニューアルしていました。背景色などが変わったほか、新機能としてジャンル検索、番組検索が加わりました。けれども、重たいのは相変わらずです。

 

11/22

 書店で見かけたにもかかわらずインターネット上に情報のない新刊2件。

  「法句経からのメッセージ」高瀬広居=著 グラフ社

     ??版元のホームページ無し。

  「忘己利他」(上・下)長尾三郎=著 講談社

     ??版元のホームページはありますが、本書の情報は無し。
 いずれも本屋さんのサイトなどで書名を検索していただければ、内容は紹介されています。前者はともかくも、講社、じゃなかった後者は、何か積極的に宣伝できない事情でもあるのでしょうか。不可思議です。

 

11/19

 ひったくり犯を住職が説諭! 仏教界の面目躍如たるニュースを〈話題〉欄に掲載することができました。いやー私としましても「仏報」ウェブマスター冥利に尽きますねえ。

 〈話題〉欄の文章は新聞記事からの抜粋ですが、オリジナル記事の全文を下に貼り付けておきます。なお、当のご住職のお寺の所在などは不明です。

 「身を清めよ」住職に諭され、ひったくり犯の男出頭

 兵庫県尼崎市内でひったくりをしたとして、昨年11月に窃盗容疑で指名手配された男が、逃亡中に僧侶になろうと通い詰めた寺の住職に「仏の道に進むなら身を清めなさい」と諭され、警察に出頭して逮捕された。すでに起訴された男は、「罪を償って一日も早く僧侶になりたい」と言っているという。

 同市立花町、僧侶見習平田基二被告(30)で、起訴状などによると、仲間2人とともに昨年3月16日夜、同市内の路上で、女性から約1万円入りの手提げかばんをひったくった。見張り役だったといい、他に十数件の余罪を認めている。

 住職は「待っている」と捜査員を通じて平田被告に伝え、平田被告は拘置先の尼崎中央署の留置場で毎日、写経に励んでいるという。

 [Yomiuri On-Line/社会 11月19日15:15]


11/16

 シリーズ「仏教がらみとはいえ果たしてこれは紹介して良いものやら一瞬ためらう新刊」その2。

「一休虚月行」朝松健=著 光文社カッパ・ノベルズ 9月刊

  〈ロマン溢れる書下ろし長編伝奇時代小説。〉

「お通夜坊主龍念無法狩り」鳴海丈=著 徳間書店文庫 10月刊

  〈6月刊「極悪狩り」に続く第二弾。〉

「京都釘ぬき地蔵殺人事件」和久峻三=著 講談社文庫 11月刊

  〈呪いと恨みの連続殺人 赤かぶ検事が挑む!〉
 どうしてこう、おどろおどろしくなっちゃうんでしょうかね。ちなみに同シリーズその1の3冊は本欄9/4付で掲載しました。

 

11/12

 おととい、きのうで多くの展覧会が幕を閉じました。芸術の秋のイベントもこれで一段落。そのため、トップページの〈予定〉の項目がごそっと減ってスカスカになってしまいました。急ぎ補充します。

 

11/9

 「仏報」の掲載情報は、原則的にインターネット上に存在する各種データをもとにしております。新聞など紙媒体で得た情報についても、その当事者のサイトを探してリンクするように努めています。

 この原則を貫くとなると、たとえどんなに有益な情報でも、インターネットで発信されていなければ、掲載しないことになってしまいます。しかし、それもしのびないので、せめて本欄に多少のメモなりとも記しておくことにしました。例えばこんな感じ。この情報源は朝日新聞東京本社版11/7付夕刊「マリオン」欄ミュージアム情報です。

土浦市立博物館「祈る・集う・巡る 信仰と旅の民俗誌」

  日記、旅道具などで近世〜近代の旅紹介

  12月8日まで 入場料金105円
 この博物館のサイトがないのですよ、茨城県にも土浦市にも。

 公営施設ならばぜひとも、Google の「I'm Feeling Lucky」によって一発でたどり着けるようなホームページを用意しておいてほしいものです。

 

11/7

 「LYCOSディレクトリ」が本日付けで大幅に内容を改変していました。「仏報」のことはサイト公開当初から紹介してくれていたのですが、今回の改訂であとかたもなく消えてしまいました。そこであらためて載せてもらおうと、登録サービスのページを開いてみましたら、なんと有料登録なのです。登録審査料金5万円ナリ。ならば結構です。

 

11/4

 ページの横幅を3割ほど短くしました。1行の文字数が多すぎて読みづらかった問題は、さんざん試行錯誤したあげくに、左右に余白を挿入することで、意外にあっけなく解決。HTMLで言うと、テーブルを作って縦に三分割。合計約90文字の単純なタグを書き加えただけで、がらっと印象が変わりました。

 あ、ただしこのサイトの表示確認は、Mac版IE5.0でしか行なっておりません。あしからず。

 

2002/11/1

 月が改まりました。本欄は、「更新履歴」とは名ばかりで、日々の情報収集中に気になったこと、本編からこぼれ落ちた話題などを好き勝手に書いています。

 住所を変えて3日が過ぎました。さいわい大きな障害もなく無事生きながらえています。ただし、横幅が広すぎてどうもしまりのない画面となっております。原因は、本文テキストが自動的に上部の広告と同じ幅に揃えられてしまうため。1行の文字数を減らせないかとただいま調整中です。

 

10/31

 月刊誌では飽きもせずまだやってます、京都特集。

  「おいしく京都を楽しみきる」デリシャス11月号(世界文化社

  「京都ご馳走旅行」マンスリーエム12月号(ベルシステム24)

  「私だけの京都見つけにいこう」MORE12月号(集英社

  「私らしく京都を遊ぶ」エル・ジャポン12月号(アシェット婦人画報社

 このあたりの域に達すると、もはや京都にお寺があるってこともご存じないのでは……。

 


10/29

 ホームページサービス提供会社側の都合で今日から1週間更新ができなくなるとの通知を受けて、全データをライコスジャパン株式会社の「Tripod(トライポッド)」へ移しました。次から次へとサーバーを渡り歩く、一所不住の「仏報」です。ここは一時しのぎなのか、それともずっと居座ることになるのか、明日のことはわかりません。

 

10/26

 読売新聞Web社会面に「奈良市正倉院展が開幕」という記事が、産経新聞Web文化芸能面には「きょうから正倉院展 奈良」という記事が掲載されていました。

 本サイト〈話題〉欄をみれば明らかなとおり、ふつうの展覧会では開幕が近づくと、主催者に名を連ねた新聞社が、いかにもスクープかのような「新発見!」だの「初公開!」だのという記事を載せてあおり立てるわけですが、それにひきかえ、ただ「開幕」がニュースになるこの正倉院展は立派です。

 

10/25

 ホームページサービス変更(10/23付本欄参照)で何より悩ましいのは、ポップアップ広告です。アクセスすると同時に別の広告ウインドウが自動的に開くという代物で、おおかたの無料ホームページでサービスを享受するための代償となっています。これまでお世話になってきた「goo」そして「HOOPS!」の同サービスは、これがなかったからこそ利用していたというのに。……逆に考えてみると、両サービスはポップアップがなかったがために消えてゆかざるをえなかったとも言えます。

 ちなみに、只今開発中の「Internet Explorer 7」には、ポップアップウィンドウを排除する機能がつく予定だとか。

 

10/23

 ただいま利用しているホームページサービス提供会社から連絡がありました。サービス内容変更のお知らせです。この中で重要なのは次の2点。

  1)10月29日から11月4日まで情報変更を停止

  2)11月4日から広告をページの上下バナーとポップアップの3箇所に増加

 困りましたね。引っ越しますか。

 

10/20

 『日本遺産』や『神社紀行』などという今いちばん元気な週刊誌群、その分野の総称としての呼び名が、実はまだ定着しておりません。

 「ウイークリーブック」(小学館)とか「ビジュアルシリーズ」(朝日新聞社)などと版元は自称しています。「ワンテーママガジン」という表現もどこかで見ましたが、なんだかいまひとつピンときません。学研は「週刊分冊百科」と記しています。これはわりとわかりやすいです。

 要は、何をもってその特色と見るか、だと思うのですが、書店で目にする限り、最も印象強く思うのは、素材を小分けにして切り売りするしたたかさです。つまり、2万8000円の本は買う気ないけど、560円で50冊なら買ってもいいかな、と思わせてしまう、その手腕には恐れ入ります。

 そこで勝手に命名、「朝三暮誌(ちょうさんぼし)」ってのはどうでしょう。

 

10/17

 朝日新聞社から週刊『日本遺産』全50冊が刊行開始。今なお現役で機能を果たしている神社仏閣まで「遺産」呼ばわりしてしまうのは、いかがなものかと思いますが。

 同日、学研からは週刊『神社紀行』全50巻が創刊。体裁(A4変形判、オールカラー36ページ、逆中綴じ)も定価(560円、創刊号のみ350円)も前者と全く同じ。業界内で何か申し合わせでもあるのでしょうか。

 

10/14

 〈予定〉の東京国立博物館10月末からの展覧会を更新。

 ところで、その国立博物館に関して、読売新聞(10/13付Web)にこんな記事がありました。

「混んで見られぬ国立博物館の美術展、文科省が工夫注文」

 文部科学省大学入試センターや国立青年の家など傘下の計16法人について、昨年度の事業を対象に業務実績評価を行った。全般的に良好な評価の中で、やり玉に挙げられたのは、東京と京都での美術展覧会。

 東京国立博物館で開かれた横山大観展には、目標の倍近い約28万人が訪れた。入場待ちの長い行列ができ、中に入っても作品に近づこうとする人波でごった返した。京都国立博物館雪舟展でも、月の入場目標を大きく上回る約14万人が詰めかけて、一時混乱した。(抜粋)
 そうか。混んでいるほど何だかありがたみも増すような気がしていましたが、やっぱり異常なわけですね。

 記事中の博物館側のコメント。〈担当者は、「対策は取ってきたが、なかなか効果が出ない」としたうえで、「並ぶことに意義を見いだす人もいて……」と頭を抱えている。〉図星です。

 

10/12

 奇しくも「葬式」に関する新刊2冊がほぼ同時発売(生活人新書が10月10日、ちくま学芸文庫が同11日発行)。でもこれっていずれも、ひょっとしたらお彼岸(9月下旬)前の発行を目指して企画されていたんじゃないでしょうか……というのは、げすのかんぐり。

 

10/11

 国会図書館関西館が10月7日にオープン。その華々しい報道の陰にひっそりと「日本の図書約235万件を検索できるホームページ公開」というニュースがありました。この国立情報学研究所の図書検索って、ものすごいかも。「(検索窓には)キーワードか自然文を入力してください。長文の記事を貼り付けることもできます」だそうです。面白い!

 

10/9

 発想はみんなおんなじ。

 「秋」→「紅葉」→「京都」。このところ雑誌の特集はこれ一色です。そろそろ出尽くしましたかね。しかも、社寺の写真をメインに据えているにもかかわらずその説明はそっちのけで、紹介されるのは周辺の「うまいもの」ばっか。〈記事〉欄に載せた以外にもまだ、「Domani」とか、「週刊女性」とかあるのですが、もういいでしょう。

 

10/7

 〈記事〉の朝日新聞(東京本社版)月曜夕刊「こころ」欄、なんだか久しぶりの登場です。先週は読者投稿を中心とした特別枠、その前の2週は祝日で夕刊がなく、1カ月ぶりのレギュラーページでした。

 カレンダーを見ると、来週も旗日で休刊ですね。この「体育の日」のようにわざわざ祝日を動かして、月曜ばかりに休みが集中すると、どこかにしわ寄せがあるのでは? 電子政府で「ハッピーマンデー」を検索してみると、雇用拡大、経済活性化と、まるで良いことずくめのようです。けれど、新聞記事くらいならまだしも、学校の授業とか、病院の診察とか、支障をきたすことはないのでしょうか。来年からは「海の日」と「敬老の日」も月曜日だそうです。

 

10/5

 トップページのカウンター、いまだに表示されなかったり、表示されても数が変わっていなかったり。原因がホームページ会社2社のサービス統合にともなうトラブルであることは明らかですが、詳細や復旧方法は不明。

 ??ああ、くだらん! こんな数字にとらわれるのは、もうやめます。

 

10/3

 10月1日のURL変更以降、トップページ最下段のカウンターが壊れているようです。

 

2002/10/1

 当サイトのアドレスが変更になりました。

 新しいURLは http://zaikebukkyo.hp.infoseek.co.jp です。

 旧アドレスからも向こう半年間は自動的に転送されて新しいページが表示されます。

 今回の変更はホームページのサービスを提供してくださっている会社側のご都合によるものですので、当方ではその成り行きを見守るしかなかったのですが、バナー表示が一部変わったほかは、今のところ大きな変化はないようです。

 ただし今回は、サービス会社2社が統合し新サービスへ移行するための第1段階だそうです。11月下旬にその第2波がやってくるそうで、さてどうなることやら。

 

9/29

 かねてお知らせの通り、10月1日から当サイトのアドレスが変わります。

   ■現在のアドレス■ http://users.hoops.ne.jp/zaikebukkyo/

   ■新しいアドレス■ http://zaikebukkyo.hp.infoseek.co.jp

 ですが、サービス会社からの通知によれば「現在のアドレスから新しいアドレスへの自動転送を一定期間行います」とのことなので、現状通りでもアクセスは可能のはずです。この件、また追ってお伝えします。

 

9/25

 宗教がらみのニュースが世界各地で騒がしくなっています。〈話題〉欄に載せた「ヒンドゥー寺院で銃乱射」のほかにも、新聞サイトの国際欄には次のような記事がありました。

  ▼パキスタンキリスト教系民間団体の7人殺害される(毎日9/25 22:15)

  ▼中国で台湾から「法輪功」による電波妨害(産経9/25 00:54)

  ▼法王、シャロン首相にアラファト議長と対話再開要求(読売9/24 21:47)

  ▼ヘブロンの聖地でユダヤ人参拝客父子を襲撃(朝日9/24?10:38)

 

9/23

 昨日申しあげた、一連のビジュアルマガジンのシリーズに、週刊「日本の天然記念物」(小学館)というのがありまして、最新号の特集が「奈良のシカ」なのです。悩みましたよ、当サイトで紹介すべきか、って。結局、この〈なんでも欄〉に載せて勘弁してもらおうと…。

 ところで、奈良のシカって天然記念物なの?と疑問に思いましたら、しっかり本誌の中にその説明のあることが目次を見るとわかります。気になる人はぜひ直接お手に取ってみてください。シカの立体模型付きだそうです。

 

9/22

 A4判変型カラー約36ページ全50〜100巻、「ウイークリーブック」「ビジュアルシリーズ」などと称される定価500円程度の週刊誌が、いま花盛りです。当サイトに関連のあるものだけでも、

  再現日本史講談社

  ユネスコ世界遺産講談社

  日本の街道講談社

  日本の歴史朝日新聞社

  日本の国宝朝日新聞社

  日本遺産朝日新聞社

  日本の美をめぐる小学館

 などが刊行中または刊行予定です。1冊あたりで考えれば確かにお値打ちな感じがありますけど、創刊号を買えば次もまた次も、別売の専用ファイルも、で結局は版元の思う壷。100巻で5万円というと、そこそこの専門書が揃えられそうな出費です。

 かつて「円本」ブームというのがあったそうです。それと同じノリでしょうかね。

 

9/21

 トップページの形を少々いじりました。

  1)リンクを示すアンダーラインを消しました。

    マウスのカーソルが乗っかったときだけ下線が現れます。

  2)〈予定〉の項目から主催者を削除しました。

    旧「予定内容/日時/主催者」→ 新「予定内容/日時」

  3)〈記事〉の記載の並び順を変えました。

    旧「掲載誌/発行者/記事タイトル」→ 新「記事タイトル/掲載誌」

 なるたけデータを軽くしようという心がけの一環なのですが、やや風通しが良くなり過ぎて、襟足あたりがスースーするような印象もあります。「シンプル」も度を過ぎれば「不親切」となりかねません。気をつけたいものです。

 

9/19

 このところ小学館の雑誌「サライ」(月2回刊)が仏教づいていて、〈記事〉欄に3号連続で登場しています。今号は京都の「全111ページ丸ごと1冊大特集」。表紙は紅葉の真如堂です。付録として別冊「宿、店67軒」と「京都特大地図」そして「拡大ルーペ」付き。ルーペ付属! さすがは“大人の生活誌”です。

 

9/14

 アクセスできないと9月11日に書いたNHK出版のサイト、何事もなかったかのように復活しています。何事もなくはないと思うのですが。たぶん3日間の空白で数万人の読者を失ったんじゃないでしょうか。

 

9/12

 〈話題〉欄の「建長寺天井画」、協賛は横河電機だそうです。協賛というのはおそらく資金支援でしょう。少し古い資料ですが、詳しくは同社のメセナ活動ページをご覧ください。天井画の画像と作者プロフィルもあります。

 

9/11

 9月9日、書店で生活人新書の新刊〈「お坊さん」の日本史〉を見かけたので、さっそく版元のNHK出版のサイトを見に行きましたら、まだこの書籍の情報は載っていませんでした。生活人新書の刊行は毎月10日だというので、更新された頃にまた出直そうと思っていたところ、次のような表示が目に入りました。

NHK出版のホームページは、メンテナンスのため9月10日〜12日の間ご利用いただけなくなります。誠に申し訳ございませんがご了承ください。
 は? で、翌日あらためてアクセスしてみたら、何も表示されず「エラー」になってしまうのですよ。一体どういう料簡なのでしょう。3日間の空白。個人商店の棚卸しだって普通は半日程度じゃないでしょうかね。

 まだ「利用できないのは3日間だけなんだ」と知っている者は幸せです。何のことわりもなくこのエラー表示を見たら、ふつうは「閉鎖」したのだと思うでしょう。どんな事情があるのかわかりませんが、技術的には代用の窓口をつくるくらいたやすいことだと思うのですけど。へんなの。

 

9/9

 当サイトがお世話になっているホームページサービス「HOOPS!」を提供する株式会社フープスが、株式会社インフォシークと合併するため、10月1日から当サイトのURL(ホームページのアドレス)が変わります。さきほど同社から通知が届きました。詳細は追ってお知らせします。

 このURLの変更もいろいろ厄介ではあるのですが、それよりも危惧しているのは、広告表示のしかたについてです。いまトップページの最上段に表示されているものが、ひょっとしたらインフォシークの現行サービス「isweb」の広告のように、こんな別ウインドウで表示されるようになるかもしれません。いただいた通知では「統合後は、両サービスの中で優位性のあるものをお互いに補い合う」とおっしゃっていますが、果たして。

 

9/4

  僧正の積木唄(山田正紀著/文藝春秋8月刊)

  触身仏(北森鴻著/新潮社8月刊)

 むむっ何ごとか、と色めき立ちましたら、実はいずれも「ミステリ」なのだそうです。

  金閣寺に密室(鯨統一郎著/祥伝社文庫9月刊)

 これもまた「本格歴史推理」の小説。サブタイトルは〈とんち探偵・一休さん〉です。

 ご興味のある人はぜひ。

 

2002/9/2

 データを集めはじめてから、この9月で1年が経ちました(サイト公開からは8カ月弱)。季節が一巡りしてふりだしに戻り、また同じスケジュールの繰り返し、だとしたら情報収集も楽で良いのですが、そううまくはゆかないようです。

 うつろいゆくのが世の常ならば、このサイトの蓄積物って、いったい何なのでしょうか。

8/31

 今月初め、財務省が紙幣を来年度に刷新すると発表しました。その図柄に関して、野口英世樋口一葉福沢諭吉(留任)という意外な顔ぶれにあっけにとられて書き忘れておりましたが、新一万円札の裏面には、京都・平等院鳳凰堂にある鳳凰像が描かれます。いちおう仏教関連の話題として、遅ればせながらここに記しておきます。

 別にこの「英世・一葉・諭吉」3氏に対し、さして異論があるわけではないのですが、それにしてもあんまり面白くはないですね。なんだか文系と理系、男と女といったバランスを気にしているあたりが打算的で。

 紙幣の肖像にはいっそのこと、「親鸞道元日蓮」ってのはどうでしょうか。あるいは万人に愛されているところで、「空海・一休・良寛」とか。……いや、こうやって選出してはみても、どなたも銭勘定とは縁遠そうですね。

8/27

 「お盆も無事終わったし」って感じの新刊ラッシュです。出版物の制作工程を考えれば、まさかそんなにわかに湧いて出てくるわけはありませんが。

8/24

 「週刊ユネスコ世界遺産・ボロブドゥールの仏教寺院群」(講談社)が発行された途端、当のインドネシア・ジャワ島で「ボロブドゥール遺跡よりも古い寺院遺跡発見」というニュース。奇しくも、というべきか、それとも何か深い因果があるのでしょうか。

8/22

 岩波書店が刊行予定の「清沢満之全集」について、いつまで待ってもサイトに詳細が掲載されないので、とりあえず書店で無料配布している「岩波書店の新刊」という冊子から引き写しました。

 ついでにその新刊予告からもう一つ。『新装版 岩波美術館』[全24冊]で9月25日に「ブッダの世界」(解説・柳宗玄)が発売されます。

8/17

 大型書店で見かけてはいるのですけれど、版元がホームページを持たないため当サイトに一度も掲載してないのが、同朋舎メディアプラン発行の雑誌「国宝倶楽部えん」。カラーをふんだんに使ったA4判で定価840円です。

 季刊でこの夏に第3号が出ていますが、インターネット上の有名書店サイト紀伊国屋書店amazon本屋さんで調べても見つかりません。なにか特殊なルートで流通しているのでしょうか。

 同誌の内容は、創刊号の特集が空海、第2号が良寛、第3号は聖徳太子道元。充実のラインアップで、逆にこのペースではそのうち息切れしてしまわないかと少々心配になります。

8/16

 ここ半月ほど瀕死状態だった〈新刊〉欄、じわりと復活。

8/15

 〈話題〉に「万灯」会を2件。東大寺大仏殿正面の「観相窓」が開いて大仏の顔が建物の外から拝めるのは、この日と元日の年2回だけだそうです。同日は奈良・春日大社でも「中元万灯籠」が行なわれています。

8/11

 NHKラジオ第2「宗教の時間」8月11日の放送内容は、結局放送当日になってもWeb上では未発表のままでした。新聞の番組欄によれば、朝は「雲井昭善」、夕方は「浜口吉隆」です。

8/10

 新聞に「夏休みの自由研究はインターネットで」という趣旨の記事がありました。そこで、有名サイトの子供向けページでは当サイトが扱われているのか調べてみました。

 結果は惨澹たるものでした。まず〈Yahoo!きっず〉は、検索しても登録無し。次に〈Lycosきっず〉、ここも検索できず。そして極め付きは〈キッズgoo〉、ここで「仏報」を検索すると「83件発見!」と出ますが、「このページはキッズgooのルールいはんが見つかったためひょうじしないよ」だって。つまり有害ページ扱いです。試しに「仏教」を検索したら、「108085件発見」。こんなに調べていたら、夏休みは終わっちゃいます……。

 少年少女のお役にも立つサイトでありたいと思います。

8/7

 〈話題〉に1件追加。恒例の「大仏お身ぬぐい」、このほこりをかぶると1年の災厄を逃れられるのだとか。

 ところで、朝日新聞(8/7付Web)に「大仏殿でも入る巨大地下タンク」という見出しがありました。なんでも、横浜市鶴見区に建設中の東京ガス液化天然ガスタンクが直径約70メートル深さ約50メートルで「東大寺の大仏殿がすっぽり入る大きさ」なのだとか。比較対象として、例えば「東京ドーム何個分の敷地」とか「琵琶湖に匹敵する面積」とかという言い回しと同様に、大仏殿が使われた一例でした。参考までに、大仏殿の正確な大きさは、「東西57.012メートル、南北50.480メートル、高さ48.742メートル」で「世界最大の木造建築物」(奈良ネット東大寺建築リスト)だそうです。

2002/8/4

 〈話題〉に2件追加。「石山寺本尊から胎内仏」というニュースは、博物館の発表を各紙一斉に伝えたものです。その扱いのあまりに横並びな報道姿勢が面白くないので、口直しに奈良新聞の興味深い記事「『奈良の朝』で観光振興」を載せました。なるほど確かに、朝はいいかもしれない。この街の夜のほうは振興のしようがないですからね。寺院と同じタイムスケジュールで動いているかのように、日が暮れるやいなやめっきり静まりかえってしまい、観光客としては夜食もままならず路頭に迷うことしばし……。

7/30

 〈話題〉に3件追加。

 このところ〈記事〉や〈新刊〉が夏枯れ状態。想像しますに、新聞・雑誌や書籍など発行物の企画段階で一定量あるはずの「宗教枠」が、この時期は、妖怪や神霊現象といった季節限定のホラーものに費やされているからではないでしょうか。

7/27

 〈話題〉に1件追加。「アフガン仏教遺跡盗掘で密売団の首領逮捕」という記事は、朝日新聞東京本社発行7月27日付夕刊4版の1面トップ扱いです。それほど大きなニュースなのか、それとも他に記事がないからでしょうか。いずれにしてもこの記事といい、一昨日の「玄奘バーミヤン仏を見ていない?」といい、このところ朝日新聞がアフガン仏像ネタの報道を連発しているのは、同新聞社主催の展覧会「アフガニスタン悠久の歴史展」がらみの話題作りなのでしょう。

7/25

 〈新刊〉1冊追加、〈話題〉1件追加。「玄奘バーミヤン東大仏を見ていない?」というニュースについて、実は報道の原文では「玄奘は…(仏像の完成した)姿を見ることなく、バーミヤンのくだりを書いていた可能性が強まった」とかなり自信ありげに記されているのですが、発信元の朝日新聞は5月に「イランで仏像を発見」という誤報を流しているので、今回は勝手ながら当方でこの語尾を書き換えました。この学説自体を疑うつもりは毛頭ございませんが。

7/23

 〈新刊〉に2冊追加。

 さて、コミュニティサービス運営会社「フープス」が10月、「インフォシーク」と合併すると発表されました( ZD Net ニュース7/22付)。同報道によれば両社のWebサービスも統合される予定。となると[HOOPS!]を利用している当サイトは、今春に続きまたも引っ越しを余儀無くされるのでしょうか。

7/21

 〈予定〉に2件追加。

 検索サイトで展覧会の会場を調べていて、戸惑うことがふたつあります。ひとつは、美術館と博物館が別々のカテゴリーに分類されていること。[Lycos]や[Yahoo!]のように同じグループ内に並んでいるならまだしも、[Google]では、美術館は「World > Japanese > アート > ビジュアルアート > 美術館」とたどってゆくと到達するのに対し、博物館は「World > Japanese > 科学 > 博物館」にまとめられています。[infoseek]も、美術館は「カルチャー&ホビー?>?美術?>?美術館」なのに、博物館は「学び?>?博物館・資料館」です。

 もうひとつの戸惑いは、美術館・博物館カテゴリーのさらなる分類のしかたが、所在地の「地域別」なこと。[excite]の美術館は関東/中部/近畿といった地域別で、[Lycos]の美術館は都道府県別です。これから実際に訪れようと行き方や電話番号を確認するには便利でしょうが、ワールドワイドな情報網が突然ローカルな区分に変貌するのは、どうも腑に落ちません。

 各館の得意分野にまで目を向けて、「絵画」「陶芸」「書」といったテーマで仕分けているのは、[Yahoo!]の「美術館」くらいでしょうか。

 無理に分類したため余計にわかりにくくなる、というのはよくあることで、それならばいっそ何も加工していない一覧のほうが便利だとも思います。

7/18

 〈予定〉に東京国立博物館の展覧会4件を追加。同館が配布している2002年度展示・催し物カレンダーという小冊子に掲載されていました。東京国立博物館ホームページにはまだ10月以降の予定は載っていません。年間計画の公表も、平成12年度で止まっていて、その後は更新されていないし……。

7/16

 〈予定〉に1件追加。郵便切手の世界遺産シリーズは、これで日光の社寺厳島神社、京都の文化財、奈良の文化財が終了し、残るは白川郷五箇山琉球王国原爆ドームです。ユネスコ世界遺産資料のアジアのページを開いて比較すると、世界遺産の中でなぜか「法隆寺地域の仏教建造物」「姫路城」「屋久島」「白神山地」は、今回のシリーズに採用されておりません。

 郵便切手世界遺産シリーズ第8集のページの文中に「ハト印」という見慣れない文字があります。調べてみると、「切手の博物館」の資料によれば、どうやら消印は切手発売初日にこそ価値があるらしく、特定の郵便局では初日の目印として鳩のイラストが入った特別な消印を押してくれるのだそうです。

 なおついでながら、ハト印検索の過程で消印同好会なる組織にも遭遇しました。この分野、なかなか奥深いようです。

7/14

 〈新刊〉3冊追加ほか。『生死の作法』の「生死」には「しょうじ」とルビがふってあります。同書が属する岩波アクティブ新書は今年初頭に生まれた新シリーズですが、春頃に買った一冊は誤植頻発で、しかもその本のテーマが「編集技術」だったものですから、どうもこのシリーズに対する印象が良くありません。

7/11

 〈新刊〉4冊追加。同欄のファイルがふくれてきたので、3月〜4月の新刊を過去掲載分として切り離しました。この過去掲載データを分離独立させる作業は、2カ月分をいちおうの一区切りとしておりますが、カテゴリーによっても時期によっても長さがまちまちなため、その限りではありません。

 当方の編集作業はMacで行なっています。Mac付属のアプリケーションソフト「SimpleText」で開けるファイルの最大サイズが32KBまでなので、データがこの容量を超えたらそろそろ切り離そうかと、いつもこれを目安に考えています。

7/9

 〈話題〉2件。「エンディングサポート」については、大蓮寺のホームページに詳しく掲載されています。「21世紀社会へのたゆまざる革新」「新しい時代の都市寺院のモデル」という同寺の紹介文にふさわしく、意欲的な活動ぶりがうかがえます。

7/7

 〈予定〉に根津美術館次回展覧会「写経 ?深遠なる信仰の世界?」を追加。同展では8月9日から8月25日まで、特別に同館所蔵の国宝・那智瀧図が展示されるのも注目です。

7/5

 〈新刊〉4冊、〈記事〉3件を追加。雑誌ブルータスの記事は、音楽特集の中の短いコラム2本です。「僧侶でもある担当ライター」の取材こぼれ話がメールマガジン(無料/要登録)で読めます。

2002/7/3

 〈予定〉に10月下旬刊行「岩波仏教辞典第二版」を追加。岩波書店サイトにはまだ記載はなく、同社の「新刊案内」(2002年7月)という小冊子に、新発売の「岩波キリスト教辞典」「岩波イスラーム辞典」の紹介と並んで予告されていました。同サイトには旧版の情報はなく、電子ブック版だけが載っています。初版は1989年発行、978頁。当初4人(中村元福永光司・田村芳朗・今野達)だった編者は、1人(末木文美士)加わって、5人の名が記されています。

6/29

 〈新刊〉1冊追加ほか。

 「国際協力を促進する仏教者ネットワーク(仏教NGOネット)が発足」という話題を耳にしましたが、インターネット上にはそれらしき情報が見当たりません。

6/26

 〈予定〉に福岡市博物館での展覧会「京都最古の禅寺 建仁寺」(7月20日から)を追加。同展は京都国立博物館(5月で終了)、東京・サントリー美術館(7月7日まで開催中)と巡回しています。この催しの目玉はなんといっても国宝の「風神雷神図屏風」ですが、この作品の展示は福岡では8月20日から。東京では昨日から公開中。

6/24

 〈予定〉でNHK日曜の宗教番組2件を更新。NHKの番組表は1週間先までの予定を発表しています。この中で「1日ごとの番組表は下をクリック」という選択欄にいつも戸惑います。選択肢の「今日」「明日」「あさって」あたりまではまだしも、次の日曜日は「6日後」なのか「7日後」なのかと問われると即答できず、指折り数えて、あれ?また間違った……。実に作り手の都合を優先したインターフェイスだと思います。

 番組表で、総合テレビ日曜朝5時からの「こころの時代」欄は、1週間前の時点だとたいてい番組タイトルだけがあって、内容が空欄になっています。決まっていないわけはないはずなのですが、後から追加されるのが常です。というわけで当サイトでも空欄。

6/21

 〈記事〉に3件追加。うち2件はメールマガジン。それぞれの内容は「インターネットの本屋さん・まぐまぐ」のバックナンバーのページでご覧ください。

 『暮らしの中の仏教語』のバックナンバー

 『びーびーの楽しく学ぶ仏教医療』のバックナンバー

6/20

 〈新刊〉に2冊追加。『世界名言集』は、既刊の岩波文庫別冊の名言集4冊(『ことばの花束』 『ことばの贈物』 『ことばの饗宴』 『愛のことば』)を再編集したもの。函入り。巻末の索引にはブッダ、鈴木大拙らの名がありました。ちなみに、岩波書店のサイトには毎日更新の「きょうの名言」という欄もあります。

6/18

 〈予定〉に日本橋三越での展覧会「薬師寺展」を追加。「持統天皇千三百年玉忌 大講堂復興記念」と大きなサブタイトル。出展作品。同店のサイトで招待券プレゼントあり。

6/15

 〈話題〉3件追加。「東大寺大仏殿の設計図を再現」という朝日新聞の記事は、言うまでもなく奈良国立博物館で開催中の「東大寺のすべて」展(同新聞社主催)がらみのネタです。

6/14

 〈新刊〉に文庫2冊追加。毎度のことながら、筑摩書房のサイトに新刊の内容紹介がないのは残念です。

6/13

 〈新刊〉に2冊追加。訃報1件。

 いまマスコミの報道で「仏」といえば、ほぼ例外なく「フランス」のことです。新聞社サイトでいちど検索をお試しください。おりしもサッカーW杯では、前大会優勝国のフランスがまさかの1次リーグ敗退。これで「仏」記事ともしばしお別れでしょうか。

6/10

 〈記事〉月刊誌をまとめて更新。文藝春秋7月号は「贅沢な時間」と題した12の対談、「相撲」「阪妻」「北朝鮮」「街歩き」といった脈絡のないテーマが並ぶなかで、当の「仏教」対談はなぜかトップ扱いです。はて? ついでながら、同誌の目次には巻頭に、大野芳「ヨーロッパ唯一の仏教国への旅」という見出しがありました。

6/8

 収集した情報の掲載に際しては、必ず情報の源を明示し、リンクを張るように努めています。インターネットで情報を発信しているのですから、その情報に関してさらに詳しく知りたい人は、インターネット上で直接その情報元にあたってください、というわけです。ところがこうしてサイトの明示を必須条件としていますと、困ることが生じます。いくら有益な情報であっても、インターネット上に存在しなければ掲載ができないことになってしまうのです。例えばホームページを持たない出版社の書籍。先日、某書店で『科学者が説く般若心経の智慧』という新刊が平積みになっていたのですが、この版元の麗澤大学出版会がホームページを持たないためにご紹介できずじまいになっています。本欄では今後、そうしたIT難民の救済にも精を出そうと思います。ちなみにこの書について御興味をもたれた人は、「本屋さん」といった書籍販売サイトでタイトル検索してみてください。

6/6

 〈記事〉に「論座7月号 新書だけで学び直す一般教養15講+α」を追加。「経済原論」「国際政治」などとあって、「儒教」に続く15講目が「仏教」。広告で見ただけで、内容は未確認です。ところで、このところ新書の世界は出版各社が続々新規参入し賑やかですね。最近目が離せないのは、洋泉社新書y。タイトルからしてわくわくさせられます。残念ながら仏教関係のラインアップはありませんが。

6/3

 本欄は更新するごとにその履歴を書き込もうと考えて設けたものですが、よく考えたらこのサイトはコンテンツを更新日付け順に並べているわけだから、それを新たになぞってもたいして意味もない、ということに気付くまで3日かかりました。ま、それでもせっかく始めた作業です。あまり気負い過ぎずに、週に一回くらい更新状況を振り返るくらいのつもりで、ぽつぽつ書き込むとしましょう。

6/2

 〈話題〉に「外務省がインド全域へ渡航延期勧告」を追加。この記載の中にある危険情報の「渡航延期」やら「退避」やらという危険度の定義が不明です。朝日新聞の元記事にもハッキリとは書かれていません。確か、以前は5段階評価で、「9.11」の時に危険情報自体のありかたが問われ、その序列を撤廃したという経緯があったはず。それでもこうした用語だけが残って一人歩きしているようです。外務省の海外安全ホームページを捜してみても、そのあたりの解説は見当たりません。

 わからないことがもうひとつ、このサイトにある「発出」って何? 危険情報を「発出」。大辞林第二版に載っている言葉ですから間違いではないのでしょうけど、めったに見かけない言葉です。あくまで勧告だから「発令」と言うわけにはゆかぬ、そこでやむなくこんな珍妙な用語を使用したというわけですか。そもそもこの漢字、なんと読むのか迷います。一瞬、「はつだし」かと思いました。

2002/6/1

「仏報」は、どこまでも客観的な情報ページを目指しておりますが、その情報の選択自体に主観的な視点が加わっていることは、どうしたって否定できません。ならばその辺の事情を記録しておこうと思い立ちました。「更新履歴」と銘打って。