このところ口数少なく情報だけをぶっきらぼうに載せることが多くなっています。ウォッチリストの意図に合致していて、好ましい傾向です。
と言いつつも何か付け加えたくなるのは悪い癖。そんな余計な一言をまとめて。
▼本家サイトの「最新号」ページの年月表示が、なんと〈2006(平成19)年2月号〉になってました。お恥ずかしい。さっき直しました。
▼同サイト最下段の〈Copyright 2005 …… All rights reserved.〉ってのも、本来は毎年更新しなきゃいけないんですよね。コレどうやって書いたんだっけ。テンプレート? 今さらいじりたくないなあ。ほかまでガラガラと壊れそうで。後日、バックアップとってから慎重にやります。
▼朝日新聞がこのほど、表外漢字の約900字の字体を改めました。顛末はWikipediaの朝日字体を参照ください。
私はべつに「康熙字典体」至上主義者ではないので、漢字なんてあんまり硬いこと言わず好きに書けばいいんじゃない、と思っております。たとえば葛藤の葛は下部がヒではなく、中に人(みたいなの)を書くのだとアカを入れる方がいる。はいはいと受けるものの、内心どっちだっていいです。
でも朝日が独自路線から降りてしまったことで、好きに書けばというその選択肢が極端に狭まるような予感。
なんにせよ、あいまいだと仕事上はいろいろ困るので、朝日新聞社さんにはぜひとも「約900字」すべてを一覧にして見せて欲しいと思います。
▼その朝日新聞1/19付9面(東京本社発行経済面)トップは「追加利上げ見送り」。記事の内容はどうでもよろしい。目が吸い寄せられたのは〈会見する福井俊彦・日銀総裁〉という写真です。当人が座る前のテーブル上にずらりと記者たちの録音機が。そう、いま私はボイスレコーダーが気になっているんです。
画面に写るその数およそ30。主流は小さく細長いICレコーダー、これが3分の2くらい。で、残りは何かというと、これがテープレコーダーなのですね。カセットテープらしいのが4〜5個、やや小ぶりな2〜3個はマイクロテープでしょう。
いや驚きました。まだまだ現役なんですね。私の現在の焦りはそもそも「脱アナログ」「脱テープ」から始まっているのですが。
それでもさすがにこの公式会見場では、iPodにマイクを挿す奇特な録音機は見当たりません。
▼1/20の入試センター試験、日本史Bの第1問に仏像の写真が2枚並んでいます。
〈いずれも7世紀に制作されたと考えられる有名な仏教彫刻である。現在、図1の像は韓国ソウルの国立中央博物館、図2の像は京都の広隆寺で、それぞれ所蔵・公開されている。〉
あの半跏思惟像ですね。そこで、
問1 図1・2の像について述べた文として正しいものを次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。
(1)これらの像は、瞑想する姿を表現している。
(2)これらの像は、加持祈祷を受ける姿を表現している。
(3)これらの像は、坐禅を組む姿を表現している。
(4)これらの像は、修験道に励む姿を表現している。
こりゃあ難しいですよ。だって、本当にこれが瞑想する姿だと誰が断定できるのでしょうか。当時の禅定がこういうスタイルではなかったとどうして言い切れるでしょうか。制作者の真意が書き残されているわけでもなし。
などと考えこむようじゃあ試験は失格ですねえ。どうぞ受験生の皆様は柔軟な頭でがんばってください。