仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 4月開催の展覧会

4月開始の展覧会から、宗教関連のものをピックアップします。開始日順で、すでに始まっているものもあります。引用文は各館サイトからの抜粋です。
(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)

  • 特別展「神仏習合  〈かみ〉と〈ほとけ〉が織りなす信仰と美」
     4/7〜5/27 奈良国立博物館
     〈近年、日本の神に対する関心の高まりとともに、「神仏習合」の姿を具体的に伝える造形遺品や文献史料の紹介が相次いでいます。本展は、これらの成果をふまえつつ、初公開となる神像や、古の社の景観美を伝える宮曼荼羅、金工技術の粋を誇る鏡像・懸仏などの名品を一堂に会し、〈かみ〉と〈ほとけ〉が紡ぎ出す美の世界を幅広く紹介するものです。〉
  • 特別展「未来への贈りもの 中国泰山石経と浄土教美術」
     4/10〜6/10 九州国立博物館
     〈末法の世の中にあって、経典を後世の人々へ伝えようとする想いは、国と時代、方法の違いはあっても同じです。未来に何を伝え残すべきか、今から約千五百年前の中国と約千年前の日本において出した答えは、正しい仏の教えでした。現代を生きる私たちが未来に残すべきものとは何なのか、彼らが遺してくれた「未来への贈りもの」を享受し、そのことを考えてみませんか。〉
  • 特別展「金沢文庫の仏像」
     4/19〜6/10 神奈川県立金沢文庫
     〈称名寺は鎌倉時代中期の創建以来、阿弥陀堂、金堂、講堂など数多くの堂宇が建立され、そこには鎌倉時代の中・後期を中心とする仏像が多数祀られました。本展覧会では、これら各堂宇の旧本尊など、金沢文庫保管の重要文化財をはじめとする仏像を中心に、関連する工芸品や古書・古文書も展示し、称名寺の歴史を仏像から振り返ります。〉
  • 特別展「鎌倉の至宝 国宝・重要文化財
     4/20〜6/3 鎌倉国宝館
     〈このたびの展示では、鎌倉市内の日蓮宗寺院・本覚寺の本尊「釈迦三尊坐像」(市指定文化財)を彫刻常設室にて特別公開するとともに、国宝「清拙正澄墨蹟 遺偈」(常盤山文庫蔵)や国宝「籬菊螺鈿蒔絵硯箱」(鶴岡八幡宮蔵)など、これら国宝・重要文化財を中心に、鎌倉を代表する至宝の数 々を一堂に展観いたします。〉
  • 特別企画展「慈覚大師 円仁とその名宝」
     4/21〜6/3 栃木県立博物館
     〈この度円仁が下野の地から比叡山に旅立って1200年を迎えるにあたり、ふるさとの栃木で慈覚大師円仁の生涯と偉大な業績について紹介する展覧会を開催いたします。国宝・重要文化財約100点ほか多数の仏教美術が出品される最大規模の特別企画展です。〉
  • 特別展「山の神と山の仏 山岳信仰の起源をさぐる」
     4/21〜6/17 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
     〈今回の特別展では人間と山との関わりを考古学的にその起源から探ろうとするものです。また、山を対象とした信仰の多様性を明らかにすることも目的としています。〉
  • 小企画展示「地獄と極楽 六道絵の世界」
     4/24〜5/20 滋賀県立琵琶湖文化館
     〈平安時代中期以降、天災、戦乱の続く社会不安の中で、極楽浄土に対する信仰が広がり、そこから多くの美術作品が生まれている。本展では六道絵・来迎図など約25点を展示し、地獄と極楽の世界を紹介する。〉
  • 特別展「金峯山埋経一千年記念 藤原道長 極めた栄華・願った浄土」
     4/24〜5/27 京都国立博物館
     〈今回の展覧会では、道長の「御堂関白記」をはじめ藤原実資の「小右記」、藤原行成の「行成卿記(権記)」など同時代の貴族の日記類や、宋代の仏画・経典・陶磁器など同時代の中国のもの、浄土信仰と末法思想を表す仏画や経典、道長の時代の工芸品や仏像、金峯山経塚関係の遺物や京都周辺の経塚関係資料、道長が造営した浄妙寺や法成寺の跡から出土した瓦など、あわせて約140件を展示します。〉