仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 アルカイクスマイル

仏教に限った内容ではないもので、これまで意識しておりませんでした。

  • 「Archaic Smile ほほえみの考古学展」
    古代オリエント博物館 3/17〜7/1

    〈アルカイク・スマイルとはギリシアのアルカイク期(紀元前600〜480年頃)の彫刻に特徴的な表情で、若い男女の彫刻などに表現されています。しかし、その印象的な微笑みはギリシア美術だけにとどまりません。ヘレニズムを通して仏教美術に取り入れられ、中央アジア東南アジア、そして中国や朝鮮、日本にまで影響を及ぼしました。アルカイク・スマイルこそ文化の出発点であり、多神教的な世界こそ現代に必要なものではないかという主張のもとに、関連する作品を集め印象深い展示を試みます。〉

展示品を同サイトの案内(PDF)から抜粋しますと、古代オリエント「シュメールの奉納者像」、古代地中海世界「アルカイク期の石製彫刻/テラコッタ像など」、インド「インドの彫刻/パキスタンの仏教彫刻」、東南アジア「クメール青銅仏陀像/ナーガ光背の仏陀像」、中国・朝鮮「北魏〜唐の仏教彫刻と俑/高麗時代の仏教彫刻」、日本「はにわ、円空仏、六地蔵」ほか。
同展はこのあと、岐阜市歴史博物館に巡回予定(9/11〜10/21)。その前にミホミュージアムに立ち寄り、同展の一部と当館のコレクションを合わせて「いにしえのほほえみ 地中海から東アジア・日本まで」(7/14〜8/19)が開かれるそうです。