7月後半に開始の展覧会から、宗教関連のものをピックアップします。すでに始まっているものもあります。このあと、8月8日前後にもオープニングが集中しており、ただいま詳細を確認中、改めて掲載の予定です。
(引用文は各館サイトからの抜粋です。情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 企画展「地獄と極楽 “あの世”のイメージ」
和歌山県立博物館 7/21〜8/19
〈命あるものが避けることのできない「死」という現象。かつて人々は、死後の世界を“この世”から続く別の世界ととらえ、様々な死後の世界のイメージを作り上げてきました。お盆の時期に地獄の絵や極楽浄土の絵などを展示し、それらを通して昔の人々が抱いた“あの世”への恐れと憧れのあり方を、ご覧頂きたいと思います。〉
- 特集陳列「仏像の道 インドから日本へ」
東京国立博物館・本館 7/27〜08/4/6
〈今回の展示では、仏像の誕生したガンダーラから中国、朝鮮半島、日本の仏像20点余を選び、それぞれの時代、地域で、どのような仏像が作られ、人々の信仰を集めていたのかをたどってみたいと思います。〉
- 特別展「足利義満600年御忌記念 京都五山 禅の文化」
東京国立博物館・平成館 7/31〜9/9
〈禅僧の肖像彫刻の迫真の存在感、死の直前に筆をとった壮絶な墨蹟、雪舟の師、周文の作とされる水墨画、五山僧が水墨画の上に漢詩を寄せ書きした詩画軸、中国的な造形を示す仏像、仏画など200点を越す名品が集まります。〉
- 夏期企画展「考古学で見る仏教の変遷」
和歌山県立紀伊風土記の丘 7/31〜9/17
〈考古学的な調査研究の成果から、県内の仏教の変遷について考えます。第1部では、白鳳期から天平期(奈良時代頃)にかけて築造された県内各地の古代寺院やその後の火葬の広がりを紹介します。第2部では日前国懸宮に隣接する神宮寺や密教寺院、経塚の出土遺物等を通して、古代末期から中・近世にかけての仏教の変遷を追います。〉