仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 キーボードに注目

渋谷のアップルストアに行って、新型iMac(アイマック)を見てきました。
私が今これを打っているのが2005年末に買ったiMacで、インテルCPUに替わる直前の最後のPowerPC G5搭載機です。さしあたり不満はないものの、後継機の登場と聞くとやはり気になります。
外観は地味なアップデートなので、店内でiPodを触っているみなさんは新製品だと思っていないのかも。これまでのデザインを踏襲しながら、主な変更個所は(1)アルミ素材を採用(2)各種スペック向上(3)キーボード刷新、の3点。
実物を見て驚いたのはキーボードです。へーっ? って思いました。ほんとにへの字。超薄。はかなげに見えるものの、両端を持ってねじろうとしても、びくともしませんでした(こらこら)。この強度のためにアルミ材が必要だったのでしょう。
たったこれだけで事足りるんだ……じゃあ従来の分厚さはなんだったの? 極限まで無駄を省いてゆくデザイン。「本来無一物」って感じで、明らかに釈尊入ってますね。
さて、ここからが大事なところ。例えば仮に今、パソコン教室のチラシを作ろうとしているとする。ひと目でそれとわかるようパソコンのイラストを入れようと、ロイヤリティフリーのイラスト集を探してみる。ところがそこにあるのは現在主流の薄型液晶画面ではなく、奥行きあるブラウン管モニターを従えたパソコンの絵ばかりだったりする。あるいは連絡先の横のスペースが空いているから、そこをケータイのイラストで埋めようと思う。けれども、今どき液晶画面がなくて二つ折りでもない携帯電話なんてありえない……。
つまり、この新キーボードを見て、やばいなと思ったのです。すでにもう、あの製氷皿を逆さにしたようなごっついキーボードは「古い」のですよ。気をつけなきゃ。