お盆の間、お坊さんはお棚経で東奔西走。新たなトピックなど生まれようもありません。
そこで、目を海外に向けましょう。アジアの仏教関連ニュース3件。
- タイ、仏教国教化要求を一時取り下げ
タイ・バンコク週報(8/14付Web)によれば、仏教を憲法で国教と規定するよう求めていたタイ仏教徒ネットワークは8月12日、要求の撤回を決めました。シリキット王妃陛下がこの動きに懸念を表明したためで、同グループ代表によると、この要求が政治的に利用される恐れがあるので計画を変更し、憲法草案が承認された場合は改憲を求める署名集めを予定していたといいます。
- 韓国、皇龍寺石塔かたどる慶州タワー完工
韓国・東亜日報(8/14付日本語版Web)によれば、慶州の新しいシンボルになる慶州タワー(写真)が完成しました。同タワーは高さ82mで、慶州の皇龍寺(ファンニョンサ)九階石塔を陰刻。同地では9月7日から「千年の光、千年の窓」をテーマに慶州世界文化エキスポが開かれます。
- ベトナム、400年前のクメール寺院が全焼
タイnewsclip(8/16付Web)によれば、ベトナム南部ソクチャン省のクメール様式仏教寺院マハトゥップ・パゴダが8月16日に全焼しました。1569年建造と伝えられる同寺はコウモリが多く住むところから「バット・パゴダ」とも呼ばれていました。原因はろうそくの火の引火とみられます。