12月後半に開始する展覧会から宗教関連のものをピックアップします。
と言っても、見つけたのはご覧のとおりこれだけです。そりゃそうですよね。「芸術の秋」と「新春」とに挟まれた端境期なんですから。
でもこういう時期を狙って企画をぶつけてくるってのは、かえってしたたかなんじゃないでしょうか。本欄だって転載する説明文がいつもより長いような気がするし。
- 「土門拳写真展 日本のこころ」
武蔵野市立吉祥寺美術館
12/16〜2/11
〈本展は、武蔵野市の友好都市でもある山形県酒田市に昭和58(1983)年に創設された土門拳記念館のご協力を得て開催するもので、同館の約7万点の所蔵品の中から約120点を選び、「風貌」「古寺巡礼」「筑豊のこどもたち」「こどもたち傑作選」「勅使河原蒼風との共作」「女優と文化財」「傑作選(一)」「傑作選(二)」などのテーマに分け、土門拳のエネルギーあふれる写真の数々を紹介します。〉
- 企画展「祈りの美展」
鹿児島市立美術館
12/26〜2/11
〈本展覧会では、仏教、垂迹、道教、中国神話に取材した所蔵作品の中から、等坡や等碩などの日本画、藤島武二や海老原喜之助などの素描、安藤照や新納忠之介の彫刻、偶像が描かれた薩摩焼などの工芸、約25点を展示し、作品に込められた作者たちの「祈る」心を紹介します。〉