1月前半に開始する展覧会から宗教関連のものをピックアップします。引用文は各館サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 特別展「足利義満六百年御忌記念 京都五山 禅の文化展」
九州国立博物館
1/1〜2/24
〈足利義満が開いた相国寺から、これまで寺外で公開されたことのなかった本尊・釈迦如来像が特別に出陳されるのを始め、禅僧の肖像画、肖像彫刻や、墨跡、詩画軸、禅宗特有の仏画・仏像、袈裟など国宝、重要文化財多数を含む約200点の作品が展観されます。〉
- 冬の展示「神仏の世界」
棟方志功記念館
1/1〜3/30
〈代表作《釈迦十大弟子》をはじめとして、棟方は神や仏を題材として多くの作品を制作し独自の世界を創りあげています。仏教経典に取材した板画《観音経曼荼羅》《般若心経板画柵》や、不動明王の倭画などを展示します。〉
- 新春特集陳列「社寺伝来の名刀」
京都国立博物館
1/2〜2/11
〈京都とその周辺の有名社寺に伝来した刀剣の中から、名刀と呼ぶべき品々を紹介します。これらの品々より、社寺と刀剣のつながりの奥深さに目を見張られることと思います。〉
- 新春特集陳列「仏師 清水隆慶 老いらくのてんごう」
京都国立博物館
1/2〜3/30
〈清水隆慶は江戸時代に京都で活躍した仏師で、四代まで続きました。今回はそのうち、麟岡と名乗った初代と、毘首門亭を名乗った二代の作品を展示します。といっても仏像ではなく、仏師の余技ともいうべき風俗人形の類が中心です。初代隆慶自身は、これらを「老いらくのてんごう(老人のいたずら)」と称しました。〉
- 新春特別公開「国宝・梵鐘」
佐川美術館
1/2〜1/14
- 「七福宝づくし展」
河鍋暁斎記念美術館
1/4〜2/25
〈暁斎の作品に描かれた七福神たちは、お酒を飲み、本を読んで笑い、ときに小説の主人公に扮して劇を演じ、そろばんをはじいて商売をします。幕末や明治の庶民たちにとって、七福神は人を超える力を持った神様というよりも、ごく身近な友達のような存在だったのでしょう。〉
- 企画展「新春を祝う 干支とお正月」
石川県立歴史博物館
1/4〜2/3
〈今年は干支が一回りし子年に戻る年でもあることから干支にスポットをあて、そもそも干支がどのようにして生まれることになったのか、我々が日頃何気なく使っている事柄や身近な地名の中に干支がどのように関わっているかを紹介します。〉
- テーマ展示「瑞祥の造形」
滋賀県立琵琶湖文化館
1/4〜2/11
〈新年を迎えるにあたり、館蔵品の中から、瑞祥画というおめでたい画題の日本画を30点展示しました。源氏物語などの文芸、風物にちなんだものや、和合神、寿老人などの中国の故事に基づいたもの、四季の節句を祝うもの、長寿を祈ったもの、干支にちなんだものなど様々です。〉
- 「入江泰吉 大和路巡礼 斑鳩の里」
奈良市写真美術館
1/4〜3/23
〈入江の足跡を見つめ直そうと、地域を分けてシリーズで巡ろうとする第1回目です。入江の心象風景の原点となった「斑鳩の里」を取り上げ、移ろいゆく風景や戦後の人びとの暮らしを撮った風俗、古寺の建築美や祈りの仏像などをモノクロとカラー作品107点で紹介します。〉
- 特集展示「隅田川七福神」
すみだ郷土文化資料館
1/4〜1/27
〈江戸の人々を楽しませた隅田川七福神の歴史と文化を、当時の錦絵などを通じて紹介しています。あわせて百花園に集う文人たちの書跡、また、そこで創始されたという隅田川焼を展示しています。〉
- 新春展「吉祥のかたち」
泉屋博古館東京分館
1/5〜2/17
〈泉屋博古館所蔵品からお正月を言祝ぐのにふさわしい絵画(日本・中国)、工芸(青銅器・鏡鑑・漆工・文房具・陶磁器・金工)の分野から、吉祥の作品を選び、展観します。〉
- 小特集「板碑」
町田市立博物館
1/5〜3/2
〈第1展示室では、中世の供養塔婆である館蔵の板碑を紹介します。〉
- 「宋元と高麗 東洋古典美の誕生」
大和文華館
1/5〜2/11
〈中国の宋・元時代と朝鮮半島の高麗時代は東アジア美術を方向づける古典美を生み出しました。所蔵の絵画と陶磁などから黄金の時代を振り返ります。〉
- 「木喰展 微笑の仏たち 生誕290年」
福岡市博物館
1/5〜3/2
〈 江戸時代の僧・木喰が生み出した、優しい丸みと独特の笑みをもった仏像は、今日「微笑仏」とも評されます。90歳を越えてなお続いた木喰の作仏活動の軌跡をたどりながら、庶民の信仰とともに生み出されてきた「微笑みの仏たち」の姿を紹介します。〉
- 特別展「版と拓の美 摺る・写す」
日本民藝館
1/6〜3/23
〈江戸時代に多くの社寺仏閣で民間に配られた仏教版画や、漢〜六朝時代の石碑から写し取った中国の拓本などを展示し、版と拓に表れた美の世界を探ります。〉