仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 2月の展覧会

2月に開始する展覧会から宗教関連のものをピックアップします。引用文は各館サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


  • 特別展「瓦が語る かながわの古代寺院」
     神奈川県立歴史博物館
     2/2〜3/16
    〈古代寺院は主に天皇家や豪族によって建立されましたが、庶民もまた塔や堂の建物を模した焼物を作り、それを集落内の建物に祀って信仰していました。こうした「村落内寺院」とも呼ばれる遺跡出土品から当時の人々の仏教信仰に対する生活の一端もみていただき、相模国武蔵国南部域に所在した奈良・平安時代の古代寺院を中心とした信仰を感じ取っていただきます。〉


  • 特別陳列「お水取り」
     奈良国立博物館
     2/2〜3/16
    〈今年の展示は、行法中に全国の神々の名前を読み上げる時に用いる「神名帳」や、僧侶自身や使用する道具を清めるための「中臣祓」なども紹介し、「お水取り」に対してさらに理解を深めていただく試みをしています。展示室の中央に設けられた二月堂の礼堂と内陣の原寸に近い模型は、「お水取り」の場をイメージするために大いに役立つはずです。〉


  • 特別陳列「藤原京の実態 持統・文武・元明 三代の都」
     橿原考古学研究所附属博物館
     2/9〜3/23
    〈本年が橿原遺跡の調査から70年という節目の年でもあることから、橿原遺跡の古代の遺構を再検討し、藤原京の中での位置付けを試みます。さらに今日に至る藤原京の調査、研究史をたどることによって、その現状を広く紹介します。〉



  • 企画展「高僧の姿 きのくにゆかりの僧侶たち」
     和歌山県立博物館
     2/16〜3/16
    〈宗教が人々の生活に大きな影響を及ぼした前近代の社会において、僧侶は人々を救済する宗教家の一面だけでなく、学問を行う学者、文学・芸術に関わる知識人など、さまざまな側面も有していました。表された高僧の姿を通じて、きのくにゆかりの人物を紹介します。〉


  • 収蔵品展||「仏教の森へ み仏に願いを」
     大分県立歴史博物館
     2/22〜4/13
    〈当館が所有する資料を中心に展示を行います。〉


  • 展覧会「西行の仮名」
     出光美術館
     2/23〜3/30
    〈本展では、伝西行筆の古筆を中心に、同時代の古筆を通して、西行の生きた時代の彼と周辺の人々の和歌活動を探ります。また「西行物語絵巻」他の絵画作品によって、その伝説的な生涯を通覧します。〉


  • 企画展示「清水公照コレクション」
     姫路市書写の里・美術工芸館
     2/28〜4/20
    〈元東大寺管長・清水公照は、生前多くの陶芸家・版画家・作家などの人々と交流を持ち、創作活動の傍ら全国各地の工房や展覧会を訪ねたり、自房へ招いたりして親交を深めました。清水公照コレクションの中から、現代作家を中心に約50点の館蔵品でご紹介します。〉


  • 企画展「海を越えてきたみほとけたち 大陸渡来の仏教美術
     福井県立美術館
     2/29〜3/23
    〈日本海を挟み、古く大陸の玄関口として位置していた福井。本展はこれら海を越えてもたらされた県内所蔵、ゆかりの仏画・教典・墨蹟・仏教工芸を展示し、仏の美と文化交流の一端を紹介するものです。〉