仏報ウォッチリスト

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 朝日が紙面刷新

朝日新聞の紙面が3月末にリニューアルしました。
最も顕著な変更点は、文字が大きくなったこと。私自身はこれまでの紙面でも不自由には思わなかったのですが、以前の紙面を並べてみると読みやすいことは明らか。賛否以前に、これを出されるともう後戻りはできないですね。
ただ、文字のプロポーションが改良され、正体(せいたい)に近くなったのはちょっと寂しくもあります。往年の偏平書体に独特の英知と美しさを感じておりましたから。
気になるのは、ベタ記事の見出し。スペースが広くなったぶん、大きく太くなりまして、むろん目立つのはよいことであるものの、見慣れるまで落ち着かない感じ。
それと何だかヘンなのが天声人語の天地幅です。いったい18字詰めというのはどこから来た数なのか。定規を当ててみても、2段分とか1.5段分という具合に素直に割り切れません。
古い紙面と見比べていて、やがて気づきました。「ややや、広告の寸法が変わっていない」と。サンヤツと呼ばれる記事下の書籍広告や、天声人語を左右から挟むツキダシ広告の天地サイズが以前と変わっていないのですよ。ということは、この第1面は上から8段目までが新しい規格で組まれ、下方は広告との兼ね合いで古いベースのまま帳尻を合わせていることになります。いやーご苦労さま。いつまでこの二刀流で押し通すのか、ちょっと見ものです。