仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 東と西のセンター

仏教相談の2団体がくしくも同じ日付の別々の一般紙上で紹介されていました。記事のタイトルとリンク先、および紙面の中で組織概要の紹介部分を以下に貼り付けておきます。

十輪院:仏教相談センター2年
 一緒に考えて知恵を 若い僧、真剣に向き合う
 (毎日新聞5/15付Web


 奈良市の古刹・十輪院が寺から約1キロ離れた東向商店街に「仏教相談センター」をオープンしてから2年たった。占いショップなどが入居するビルの2階の1室を借りて、住職の橋本純信さんを含め5人の僧が交代で常駐する。僧との相談だけでなく、瞑想や写経・写仏体験ができるスペースもある。先月は延べ約110人が訪れた。
 当初は、葬儀や法要、先祖の供養の仕方などの相談が中心になると予想していた。今では訪れる人の半分以上が心の悩みを抱える人たちだ。相談料金は20分まで無料、それ以降は1000円。かかる経費は家賃など月約45万円。収入は5万円前後だ。(以上抜粋)

 →十輪院


信仰に親しむ 仏教情報センター
 〈上〉電話相談やドラマをきっかけに(産経新聞5/13付Web
 〈中〉人のために働き自分も幸せに(同5/14付Web
 〈下〉お寺を日常の拠り所に(同5/15付Web


 東京・白山の仏教情報センターは昭和58年6月、首都圏に住む仏教9宗派の有志僧侶が「精神のよりどころとしての仏教を、宗派を超えて現代社会に生かそう」と設立、今年で四半世紀を迎える。「仏教テレフォン相談」は活動の柱で、相談件数は平成12年に10万件を突破し、今年3月末で13万5504件。
 昨年分を分析すると、1日平均約20件。人生相談3割、葬儀や墓地などの相談3割に対し、仏教教義や在来宗派の運営、在家供養など信仰に関する相談も3割に上る。相談者は10代から80代まで幅広い。ボランティアで相談員登録する僧侶は111人。
 事務局では電話相談と並ぶセンターの活動の柱「仏教ホスピスの会−いのちを見つめる集い」の講師依頼や会場設営から、会報「みちしるべ」の編集・印刷・発送まで行う。集いは公開で、相談員の寺を会場に毎月開いている。(以上抜粋)

 →仏教情報センター