仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 6月の展覧会

6月に始まる展覧会から宗教関連のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


  • 特別展「祈りの美・かざりの美 仏教美術と工芸」
     細見美術館
     6/6〜7/27
    〈初代細見古香庵は神仏に捧げられた美−仏画や仏具など−をこよなく愛しました。重要文化財愛染明王像」や「普賢菩薩像」は平安仏画を代表とする名品としてよく知られています。また「春日神鹿御正体」や「羽黒鏡」などの優れた金工品を展覧、併せて優美な蒔絵や陶磁器にみる洗練された意匠、七宝の華麗なデザインなど、かざりの美を誇る調度の数々もご覧下さい。〉



  • 特別陳列「庶民の祈り 志水文庫 江戸時代の仏教・神道版画」
     奈良県立美術館
     6/7〜7/27
    奈良時代には日本に伝わっていたとされる仏教版画は、江戸時代には多くの寺社が本尊・祭神などを版行し、広く庶民に供給されていました。小型の版画や複数の仏像を並べた版画も、次第に大型の仏教版画や筆による彩色を加えた版画も登場するようになりました。〉



  • 特別展「国宝 法隆寺金堂展」
     奈良国立博物館
     6/14〜7/21
    法隆寺金堂の堂内に安置された諸尊像は、わが国における仏教文化の黎明期である飛鳥時代を代表する遺産であり、またその後の長い歴史のなかで脈々と生き続けてきた日本の仏教文化の精華ともいうべき宝物です。このたび金堂の須弥壇が修理の運びとなり、この機会に、すでに当館に寄託されている作品と合わせ、金堂内の諸尊像を広く一般に公開する展覧会を開催いたします。〉



  • 特別陳列「建築を表現する」
     奈良国立博物館
     6/14〜7/13
    〈今回は古代の人々が絵画や器物に写した建物に目を向けます。現在失われてしまった古建築を復元する際には、古代の人々が遺したイメージは重要な手がかりになることが多くあります。弥生時代から平安時代に至る、さまざまな目的でさまざまな材質に表された古い建物たちを紹介します。〉



  • 特集展示「繍仏と染織の美」
     奈良国立博物館
     6/14〜7/13
    〈館蔵・寄託品の中から繍仏及び染色品を特集して展示します。仏像やほとけを示す文字(種子)を、様々な色に染めた糸や人毛を用いて刺繍で表す繍仏は、紙や絹に筆で表される仏画に比べ多くの手間を要します。しかしながら、古代には多くの巨大繍仏が作られ、大寺院の伽藍を飾っていました。〉



  • 特別展「瀬戸内寂聴展 生きることは愛すること」
     岩手県立博物館
     6/14〜7/13
    〈寂聴さんは「切に生きる」ことを自らに厳しく課してきました。一方で、日々の暮らしの細やかな情感を、寂聴さんならではの言葉で表現し、天台寺や寂庵での法話にみるように、多くの人々に生きる喜びを伝えてきました。作家生活50周年を機に、天台寺の仏像や寂庵の愛用品を含め、寂聴さんのすべてを盛大に展覧します。〉



  • 企画展「良寛生誕250年記念 良寛展」
     富山県水墨美術館
     6/20〜7/27
    〈江戸後期を代表する書家の僧侶良寛は、晩年を新潟の木村家に身を寄せ、多くの傑作を残し74歳の生涯を終えました。本展は木村家が所蔵する貴重な良寛作品を紹介するもので、門外不出の墨宝「和歌三巻」をはじめ、晩年の名品の数々を一堂に展示し、書家良寛の魅力を紹介します。〉



  • 特集陳列「杉本哲郎 アジャンタ・シーギリヤ壁画模写 70年目の衝撃」
     京都国立博物館
     6/25〜7/27
    〈杉本哲郎は昭和12〜3年に壁画模写、事業完遂後直ちに、当館前身である恩賜京都博物館にその模写作品を一括寄贈しました。これを受けて、昭和13年8月に開催されたその展示は、多くの人に衝撃を与えました。本年70年目を記念して模写全点を公開すると同時に、関連資料を展示することで、その模写の歴史的意味をも再確認しようとするものです。〉



  • スポット展示「中国石窟の旅 仏教伝播の旅」
     広島県立歴史博物館
     6/27〜7/31
    〈(主催者情報なし)〉



  • 「生誕290年 木喰展 庶民の信仰・微笑仏」
     そごう美術館
     6/27〜7/24
    〈2008年は木喰生誕290年にあたり、本展は仏像約130点、資料約30点を展覧する10年ぶりの大回顧展となります。〉



  • 夏季展「白隠とその弟子たち」
     永青文庫
     6/28〜9/15
    永青文庫には臨済宗中興の祖・白隠慧鶴の書画がおよそ300点伝わっています。臨済宗中興の祖と言われる白隠の教えと精神を受け継いだ、遂翁元盧、東嶺円慈、峨山慈棹などの書画をあわせて、およそ50点を展示します。〉