仏報ウォッチリスト

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 朝日サイト刷新

アマゾン(Amazon.co.jp)が先月、そして朝日新聞アサヒ・コム)が今週、サイトのデザインをリニューアルしました。改良された各部分についてはきっと専門家が検討を重ねた結果ですから、見やすくなっているのはまちがいないことでしょう。ところで、私が面白いと思ったのは、両社のリニューアルの弁にずいぶん落差があることです。
まずアマゾン。
Amazon.co.jp 新しいサイトデザインのご紹介
ビジュアルとFAQ形式の説明がまことに具体的でわかりやすい。自信のほどがうかがえます。
それにひきかえ、朝日は、
アサヒ・コムがリニューアル トップページ一新
「大幅に」「より一層」「今まで以上に」「一段と」「進化を遂げてまいります」。この文章、何をアピールしたいのかさっぱりわかりません。
そもそも、朝日のカスタマイズ機能ってのはそんなにウリなんですか? 検索ポータルならいざしらず、われわれが新聞等のマスコミに期待しているのは、横並びの出来事をどのように調理して盛り付けてくれるか、そのお手並みのはずなのに、そこをみすみす放棄してしまってはまずいでしょう。
同社として本気でカスタマイズ機能を重要サービスと考えるなら、ぜひ本紙の宅配でもご対応くださいな。ウチに届けてもらう紙面にはスポーツと株取引のページは要らないからそのぶん安くしてくれとか、代わりに関西版こころ面を入れてよとか。
ついでに言わせてもらうと、新サイトでカテゴリー名をすべてカタカナにしたのはどんな意図があるのでしょう。「ニュース」「スポーツ」「エンタメ」「ライフ」「ショッピング」……ということは、スポーツやライフの話題はニュースじゃないってこと?
私が朝日の旧サイトを大切にしていたのは、大手紙では唯一、トップページ内におくやみ欄があったからです。これこそ「速報性が求められる」情報だと思うのですが、このたびの刷新で「ニュース」の奥深くもぐってしまい残念。えっ?だからカスタマイズしろと。こりゃごもっともで……。