千葉県立中央博物館で企画展「大昆虫展 虫のせかいはふしぎがいっぱい」（8/31まで）を見ました。もちろん、付き添いです。
標本中心とはいえ、すべて本物ですから見応え十分。捕虫網をふりまわしていたころが蘇ってきます。これは力の入った好企画ですよ。なにしろ展示が綺麗。虫たちを体の色で分けて並べてみるなんて、どんな図鑑を見ても載っていないオリジナルな発想です。
ところで、漫然と展示物を眺めていたら、ブッダの文字が目に飛び込んできました。「ブッダノコギリクワガタ」。タイ産（だったと思う）。いるんですねえ。あらためてウェブでその名を検索してみるとたくさんヒットするので、きっとマニアの間では有名なのでしょう。標本で見るかぎり、我らが思い描くほどキングな姿形ではありませんでしたが。
なお余談ですけど、同館の運営は地元密着型のようで、昆虫標本には現地採集の虫が多くいました。「クロゴキブリ 千葉産」という表示に歓喜の声をあげていた女性もきっと地元住民なのでしょう。
