9月に始まる展覧会から宗教関連と思われるものをピックアップします。まずは月の前半分。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 秋季特別展「良寛生誕250年 大和し美し 川端康成と安田靫彦」
MIHO MUSEUM
9/2〜12/14
〈二大コレクションと良寛 美と文学のコラボレーション〉
- 「仙がい名品選 禅画にあそぶ」
出光美術館(門司)
9/5〜11/3
〈本展は、ゆかりの地九州において、日本最大の質と量を有する出光コレクションでたどる仙がい展の決定版です。仙がいの禅画を楽しむとともに、そこにこめられた心温まるメッセージを読み解きながら、江戸時代後期を代表する趣味人としても重要な存在である仙がいの、もう一つの実像にも迫ってみたいと思います。〉(※仙がいの「がい」は崖の上の山のない漢字)
- 「近代日本の巨匠たち併設:仙がい展」
出光美術館
9/6〜10/26
〈本展では出光コレクションの近代美術作品およそ1,000件の中よりあらゆる角度から珠玉の作品約100件を厳選しました。なお、併設として仙がいの作品もご覧いただきます。〉(※仙がいの「がい」は崖の上の山のない漢字)
- 企画展「古文書が語る紀州の歴史」
和歌山県立博物館
9/6〜10/5
〈紀北から紀中地域に残る中世文書を中心に、村や町を舞台に活動する土豪や一般庶民の生産や暮らし、信仰や娯楽など、リアルな日常生活の実像がうかがえるものを数多く展示しています。〉
- 特別企画展「源氏物語千年 石山寺の美」
弘前市立博物館
9/6〜10/5
〈『源氏物語』の存在が文献上から確認されるのは今からちょうど1000年前の西暦1008年のことでした。そして、紫式部が作品の構想を得たといわれるのが王朝人の信仰のよりどころだった石山寺です。本展では、国宝・重要文化財を含む石山寺の寺宝とともに日本人の美意識を探ります。〉
- 特別陳列「伊那谷の仏教絵画 聖徳太子絵伝と真宗の宝を集めて」
飯田市美術博物館
9/6〜10/5
〈真宗教団は、「掛軸集団」とまでいわれるほど多種多様な仏画類を創出しています。『聖徳太子絵伝』をはじめ、今回の展覧会では、最近新たに見出された仏教絵画とくに真宗にゆかりある作例を集めて展観しようとするものです。〉
- 企画展示「神仏に祈る 尾張徳川家伝来の仏教美術」
徳川美術館
9/6〜9/28
〈徳川美術館の収蔵品には、大名家としては珍しく仏画や仏像が多数含まれています。これらはもともと名古屋城下の万松寺の宝蔵に納められ、明治維新により尾張徳川家に返還されたものです。尾張家当主はじめ一門が祈った仏を、一堂に展示します。〉
- 「所蔵 かなと墨跡展 国宝手鑑「翰墨城」を中心に」
MOA美術館
9/7〜9/24
〈本展では、古筆三大手鑑の一つである手鑑「翰墨城」を中心に、所蔵の「継色紙」、「石山切」をはじめとする古筆切の名筆と「無準師範墨跡 帰雲」、「宗峰妙超墨跡 秋風偈」などの名蹟を展示します。〉
- 「館蔵仏画名品展」
福岡市博物館
9/9〜11/9
〈仏教のさまざまな仏や祖師を題材にした仏画は仏教美術の重要なジャンルです。本展では福岡市博物館が所蔵する鎌倉時代から江戸時代にかけて描かれた日本の作品に加え、朝鮮半島・中国の仏画を紹介します。〉
- 特別展「インド・大地の布」
豊田市民芸館
9/9〜12/7
〈民族染織品の研究家と知られる岩立広子氏が、約35年間かけてインド各地の村々を巡り収集した暮らしを彩る染織の中から、約400点の優品を選び一堂に展示紹介します。〉
- 「開館10周年記念 平山郁夫展 玄奘三蔵、求法の道」
佐川美術館
9/12〜11/30
〈《大唐西域画》全13点を中心に展示し、かつてない規模でシルクロード各地を巡ります。特別展示室では、奈良薬師寺の玄奘三蔵院画殿の堂内を《大唐西域画》に合わせて再現し、原寸大の大下図を始め豊富なスケッチパネルなどで平山画伯の壮大な画業を「玄奘三蔵、求法の道」として辿ります。〉
- 企画展「京都国立博物館収蔵品による 国宝との出会い」
新潟県立近代美術館
9/13〜10/19
〈国宝・重要文化財を中心に、京都国立博物館が収蔵する古代から近世までの名品約70点によって日本文化の素晴らしさを紹介します。〉
(後半に続く)