10月に始まる展覧会から宗教関連と思われるもののピックアップで、10月前半分の続き。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「仏像インスピレーション」
平櫛田中彫刻美術館
10/17〜11/24
〈本展では、明治を仏像と近代彫刻の断絶の時代ではなく、連続・変化の時代と捉え、古来日本彫刻の主流であった仏像との影響を検証し、近・現代の日本彫刻の新たな相貌に光を当ててみたいと思います。〉
- 「没後400年 木食応其 秀吉から高野山を救った僧」
和歌山県立博物館
10/18〜11/24
〈木食応其は、安土桃山時代から江戸時代初頭に活躍した真言宗の僧で、天正13年(1585)の秀吉による紀州攻めの際、高野山を救った人物としても知られています。今回の特別展では、秀吉による天下統一のなかで応其の果たした役割を明らかにするとともに、高野山上や山麓の紀ノ川周辺における復興事業にかかわる資料などをご覧頂きます。〉
- 「西国三十三所 観音霊場の祈りと美」
名古屋市博物館
10/18〜11/30
〈近畿周辺の観音霊場を巡る西国三十三所巡礼は、奈良時代に長谷寺の徳道上人が創始し、平安時代中頃に花山法皇が中興したと伝えられます。本展では、平成20年が花山法皇の一千年忌にあたることを記念し、三十三所全霊場に伝えられた宝物を一堂に会し、その歴史と観音信仰に基づく美の世界を紹介します。〉
- 「丹後丹波の薬師信仰 麻呂子皇子鬼退治伝説の源流を求めて」
京都府立丹後郷土資料館
10/18〜11/30
〈薬師信仰は中世以降に麻呂子皇子鬼退治伝承に結びついて現代にも残る親しみのある信仰です。今回、源氏物語千年紀事業を記念して、丹後・丹波地域での薬師信仰の展開を、仏教彫刻などを通じて明らかにし、これらを素地にして生成した中世伝承・説話についても絵巻物や社寺縁起から紹介したいと思います。〉
- 「関の地蔵院」
亀山市歴史博物館
10/18〜12/14
〈(主催者サイトにテキスト情報なし)〉
- 「ふるさとの神々 祝祭の空間と美の伝統」
兵庫県立博物館
10/18〜12/7
〈本展は、県下の神社に伝わるさまざまな文化財と、地域に受け継がれる祭りや芸能をテーマに開催します。神像をはじめとする彫刻、奉納された調度品や絵馬などの神宝、神仏習合から生まれた絵画など、ふだんは公開されていない文化財が、歴史博物館に集まります。〉
- 「正倉院展」
奈良国立博物館
10/25〜11/10
〈今年は北倉8件、中倉33件、南倉25件、聖語蔵3件の69件の宝物が出陳され、うち18件が初出陳です。展示の構成は、光明皇后によって大仏に献納された聖武天皇遺愛の宝物に始まり、佩飾品など、皇族・貴族たちの献納品、天蓋など仏具、飲食器、文書、経典となっています。〉
- 「宇智野の守り神 五條の式内社を訪ねる」
五條文化博物館
10/25〜11/30
〈五條市内には式内社の後裔とみられる神社が12社あり、それぞれの鎮座する地域の守り神であると同時に、五條(旧宇智郡)全体を守るために、地理的・政治的に重要な場所に祀られているようです。今回の展示では、五條の式内社とその周辺の文化財を紹介し、古代の人々の信仰と地域の景観に近づいてみたいと思います。〉
- 「近世律師の肖像 その姿とこころ」
元興寺文化財研究所
10/26〜11/9
〈彫刻・絵画にあらわされた律師の肖像と弟子たちによる「行業記」など関連遺品を展示して、近世期の律復興気運の高まりと師匠への深い敬慕のあり方をご鑑賞いただきたい。〉