6月に始まる展覧会からアジア・宗教関連と思われるものをピックアップします。まずは6月前半分。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 特別展示会「海を越えた陶磁器と茶の文化 海のシルクロードの出発点”福建”」
佛教大学宗教文化ミュージアム
6/1〜7/17
〈(テキスト情報なし)〉
- 企画展「仏教の歴史とアジアの文化」
大谷大学博物館
6/2〜8/3
〈本展覧会のタイトルである「儒・仏・道・神」とは、東アジアの代表的な宗教である儒教・仏教・道教・神道の頭文字を取ったものです。これら諸宗教は数千年の歴史を持ちながらも、その教えは今も広く生き続けています。しかし、異なる教えを説くもの同士、その交渉の歴史は単純なものではありませんでした。本展覧会では「儒・仏・道・神」の交渉の歴史を、本館所蔵の名品を通じて紹介いたします。〉
- 特別陳列「密教工芸 神秘的な形」
東京国立博物館
6/2〜8/23
〈密教法具の多くは古代インドの武器から転化したと考えられ、金剛杵や輪宝・羯磨は鋭い突起や刃を持っています。それは煩悩の敵をのぞくことを象徴しています。また、金剛鈴はその音によって仏菩薩を喜ばせ、人々の眠れる仏性を覚醒させるという意味付けをされています。独特な形の法具を用い、ほの暗い堂内で行なわれる修法の雰囲気は、往時の人々にとって、まさに神秘そのものであったにちがいありません。〉
- 特別展「お釈迦さまの美術」
鎌倉国宝館
6/4〜7/12
〈お釈迦さまが亡くなる情景を描いた仏涅槃図や、禅宗に特有な宝冠釈迦如来像や出山釈迦図、またお釈迦さまの遺骨を納めた舎利容器、お釈迦さまの弟子である羅漢たちを表した作品など、当館収蔵品の中から、お釈迦さまにまつわるさまざまな美術作品を紹介いたします。〉
- 常設展「東洋の漆器 飲食器から仏教工芸まで」
和泉市久保惣記念美術館
6/7〜7/26
〈美術館が所蔵する中国と日本の漆器約60点を展示します。中国古代の飲食器を始め、仏教の中で用いられた器、茶道で用いられた器、江戸時代の印籠など、様々な漆器作品を紹介します。〉
- テーマ展「新指定長命寺文書展」
滋賀県立安土城考古博物館
6/9〜7/20
〈滋賀県教育委員会が行った詳細調査で、中世文書303点を含む5,475点が確認され、これを受けて平成20年7月23日、「長命寺文書」として滋賀県指定文化財に指定されました。現在、長命寺文書は滋賀県立安土城考古博物館に寄託されていますが、指定を記念し、その中の12点をテーマ展示にて披露いたします。〉
- 企画展「実篤コレクションに見る 祈りの造形」
武者小路実篤記念館
6/9〜7/5
〈実篤が収集した美術品の中で、木喰「薬師如来坐像」をはじめとした仏像、中国の俑、「白衣観音」「涅槃図」など、「祈り」をテーマとした作品が多くあります。それらは、実篤が作品の持つ精神性や作者の心を感じ集めたもので、彼の美術への思いを知る手がかりともなります。このほか、交友のあった河野通勢が描いた、聖書から題材をとった数々の作品もご紹介します。〉
〔6月後半分に続く〕