6月に始まる展覧会からアジア・宗教関連と思われるもののピックアップで、6月前半分の続き。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 企画展「『ホンモノ』はどれだ? 名品と写にみる日本の文化」
毛利博物館
6/11〜7/26
〈毛利家に伝来した「写(うつし)」を中心に、「写」を美に近づく一つの手だてとして「写」を愛でた、日本の伝統的な文化を紹介します。なかでも注目していただきたいのは、雪舟の最高傑作としてよく知られている「四季山水図(山水長巻)」を、江戸時代に模写した「山水長巻(模本)」です。これは、毛利家秘蔵の家宝として知られていたこの名品を、自ら学び、子孫の手本とするため、幕府の御用絵師の狩野古信が、時の将軍徳川吉宗に働きかけて写すことに成功したものと考えられています。〉
- 特別展「ユーラシアの風 新羅へ」
岡山市立オリエント美術館
6/13〜7/26
〈本展は、大韓民国国立慶州博物館所蔵品を中心とする新羅古墳出土品に見られる西方からの影響を、岡山市立オリエント美術館、MIHO MUSEUM、古代オリエント博物館などが所蔵する西アジア考古美術品を中心におよそ150点を対照して展示、ユーラシア東端に花開いた新羅の華やかな文化を紹介、古代ユーラシア大陸を舞台にした文化交流をひもときます。〉
- 企画展「きのくに荘園の世界」
和歌山県立博物館
6/13〜7/20
〈荘園の成り立ちや仕組み、さらには武士団や百姓による領有・開発をめぐる争いなどの様相が分かる資料を、できるだけ具体的に、分かりやすく展示し、当時の荘園の世界の実態をご紹介します。〉
- 特集展示「難波遷都 大化改新がもたらした難波の変化」
大阪歴史博物館
6/17〜8/31
〈古代難波の発展過程を知ることのできる考古資料から、4部で構成します。特に、外交使節がもたらした新羅・百済・加耶の土器や、遷都に伴う開発で破壊された古墳の遺物(水晶製三輪玉などの装飾品、各種埴輪、陶棺)を一堂に集めるなど、あまり知られることのなかった古代の難波に係る考古資料を約150点展示します。〉
- 企画展示「日本建築は特異なのか 東アジアの宮殿・寺院・住宅」
国立歴史民俗博物館
6/30〜8/30
〈中国建築、韓国建築と比較して日本建築の何が独自なのかをまず考え、そこから東アジア建築の共通性、普遍性という問題を考えようとしています。建築は展示室に運ぶことができないので、建築模型や写真、関連資料などで示すことになります。建築を作り上げる大工道具も韓国と日本で比較して展示します。一般にはわかりにくいとされる建築の構造や組物については写真・図面だけではなくコンピュータ・グラフィックも用いて説明します。〉