10月に始まる展覧会からアジア・宗教関連と思われるものをピックアップします。開始日順で分割して掲載する第2弾。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 企画展「久留里の社寺」
君津市立久留里城址資料館
10/14〜12/6
〈久留里城及び周辺地域の歴史と深いかかわりをもつ神社・寺院をとりあげ、のこされた資料から、過去の地域社会の政治・経済・文化の様子をさぐります。古文書・古記録、仏像・絵画、社寺建築や祭礼などをとおして、かつての人々のくらしと社寺の姿を追い、現代に生きる我々とのつながりについて考えます。〉
- アトリウム展示「東大寺旧境内 唐禅院跡・戒壇院の調査」
奈良県立橿原考古学研究所
10/16〜11/30
〈日本に律宗を伝えた唐の高僧鑑真に関連した、東大寺旧境内唐禅院跡・戒壇院の発掘調査成果をご披露いたします。二つの考古学的成果につきまして、出土遺物・復元模型・解説パネルを通じて理解を深めていただければと思います。〉
- 特別展覧会「みほとけの貌(かたち) 熊本県南部の仏像」
八代市立博物館未来の森ミュージアム
10/16〜11/23
〈熊本県南部の寺院に伝わる仏像彫刻の中から、平安時代〜室町時代(9〜16世紀)に制作された仏像80点余を紹介します。〉
- 特別展「から・あぶ・ほとけ 島が映す地域の歴史」
氷見市立博物館
10/16〜11/8
〈氷見沖の富山湾に浮かぶ三つの島、唐島・虻が島・仏島は、いずれも小さな無人の島ですが、それぞれ古くから地域との結びつきが強く、対岸の歴史を映し出す鏡のような存在といえるでしょう。島に秘められた歴史や、自然とのかかわりを通して、地域のあゆみを振り返りたいと思います。〉
- 特別展「鎌倉の日蓮聖人 中世人の信仰世界」
神奈川県立歴史博物館
10/17〜11/29
〈鎌倉時代には、いわゆる鎌倉新仏教といわれる宗派が発生します。そのなかでも日蓮の信仰は、法華経を唯一絶対のものとするという点で際だっていました。鎌倉には現在でもなお、多数の日蓮宗寺院が存在し、年間を通じて参詣者がたえません。本展覧会では、神奈川県にゆかりの深いこれら日蓮宗寺院の遺宝を、一堂に会し展示します。〉
- 特別展「建物と大工の世界 泉佐野の大工組と神社・寺院」
歴史館いずみさの
10/17〜11/29
〈泉佐野には彩色や彫り物が美しい寺社建築がたくさんあります。その美しい寺社建築は、地元の大工の技が生み出したものです。近世(江戸時代)の泉佐野の大工は佐野組という組織をつくっていました。住民の心のよりどころでもあり観光名所でもあった寺社建築の美と、それをつくった大工組の技術の歴史を紹介します。〉
- 特別展「龍 その多様な信仰と意匠」
福井県立歴史博物館
10/17〜11/23
〈大蛇やワニ、トカゲなどをもとに古代文明が生み出した空想上の生き物「龍」はいつごろどのようにして日本に伝わったのでしょう。日本に伝えられた後、龍に対する意識はどう変容していったのでしょうか。人びとの龍に対する思いは、文字として残されていると同時にさまざまな絵画や工芸品の意匠にも見て取ることができます。〉
- 特別展「旅する民俗学者 宮本常一の世界」
広島市郷土資料館
10/17〜12/20
〈山口県大島出身の民俗学者宮本常一は、その膨大な著作とともに10万点ともいわれる写真を遺したことで知られています。本展では宮本の200点の作品を中心にした貴重な写真を展示し、移り変わる広島を紹介します。〉
- 特別展「古代九州の国宝」
九州国立博物館
10/20〜11/29
〈九州の歴史的な役割を対外交渉の視角でとらえながら、一方で多様性に富んだ九州の古代文化について、考古学の成果をもとに浮かび上がらせます。また、九州各県の考古資料の名品とともに、東京や関西の博物館から里帰りする九州ゆかりの至宝と合わせて、古代九州の魅力をお伝えします。〉
- 特別展「大本山光明寺と浄土教美術」
鎌倉国宝館
10/23〜11/29
〈平成23年の法然上人の八百年大遠忌に先立ち、これを記念して、法然上人の法灯を今に伝える光明寺の寺宝の数々をご紹介するとともに、各地の浄土教美術の名宝を一堂にご覧いただきます。〉
〔つづく〕