仏報ウォッチリスト

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 近松の太子絵伝記

新しい歌舞伎座での夢があるという。
近松門左衛門作の『聖徳太子絵伝記』を上演したい。聖徳太子は鷹之資にやらせます。太子が夢の中で天竺の須弥山に行って梵天様に会って法華経をいただく。梵天様を僕がやれば、親子二代で相続するという意味もでるでしょう。それを天王寺屋の狂言にしたいなと思っているんです」

  ――歌舞伎会会報『ほうおう』2010年2月号掲載、中村富十郎インタビューから
    (※「鷹之資」は中村富十郎の愛息、「天王寺屋」は屋号)

この演目、見たことがありません。ぜひ実現してほしいものです。
ちなみに同書の予告によれば、歌舞伎座二月大歌舞伎」では仏教がらみの作品として昼の部に「俊寛」、夜の部に「壺阪霊験記」が上演されます。一般発売は1月15日。