仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 9月前半の展覧会

9月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教関連と思われるものをピックアップします。開始日順。まずは月の前半分。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)

  • 特別展「仏像のみかた」
     神奈川県立金沢文庫
     9/2-11/23
    〈神奈川県立金沢文庫が80周年を迎えるにあたり、これら保管している仏像の名品を一堂に会し、関連する工芸品や古書・古文書等を展示いたします。個々の仏像の造像背景や伝来、製作技法や見所などについて、わかりやすい説明文にてご案内します。〉


  • 企画展「瀬戸内海の神仏とまじない道具 大漁エビスからイワシの頭まで」
     香川県立ミュージアム
     9/2-12/26
    〈瀬戸内の海辺を舞台に人々を見守る神仏・まじない道具と願いを託す人々の姿をご紹介します。〉


  • 「悠久の中国秘宝展」
     本間美術館
     9/2-10/26
    〈殷(商)・周・秦より元・明・清に至る各時代に生み出された作品を展示致します。殷(商)の青銅器、南北朝・隋・唐の金銅仏などの仏教美術品、元・明の陶磁器など、それぞれの時代の特徴を示す作品です。〉


  • 「吉祥 祝祭のうつわと招福の神々」
     出光美術館[門司]
     9/3-11/7
    〈吉祥のメッセージが込められた中国と日本の絵画・工芸作品を、出光コレクションより厳選し、一堂に展示する初の展覧会です。仙がいの寿老人、伝牧谿の踊布袋などの招福の神々をはじめ、祝祭にふさわしい花や動物文のうつわ、吉祥意匠にあふれた浮世絵の美人画など、吉祥文の多彩な美をご鑑賞いただきます。〉



  • 企画展「住友コレクションの中国美術」
     泉屋博古館
     9/4-10/17
    〈絵画では石濤・八大山人を中心とする明清時代の文人画家と宋元時代の宮廷画家の作品を展示します。仏教美術では六朝時代の金銅仏の他に、細緻な装飾を施した唐時代の舎利容器等。工芸では、古代の動物を象った金工品や明清時代の文人達が愛玩した清雅な文房具など。〉



  • 「空・風・火・水・地 五輪塔の世界観」
     群馬県埋蔵文化財センター発掘情報館
     9/6-12/26
    〈中世の石造物の代表である五輪塔は、仏教の宇宙観の五大要素を表現しているといわれています。太田市今泉町に所在する鹿島浦遺跡では、多量の五輪塔が出土しましたが、これらは大型品や小型品だけでなく、造りの端正なものから粗雑なものまで実に様々なものが認められます。〉


  • 「写して伝える 文字と形」
     大谷大学博物館
     9/7-9/25
    〈仏教の教えがさまざまな形で伝えられたようすを、文字と造形の二つの視点で紹介します。〉


  • 「奈良から江戸へ 所蔵の名品より」
     ふくやま書道美術館
     9/11-9/26
    〈特別展「王朝の名筆」に合わせ、奈良・平安時代の古写経、手鑑、古筆切をはじめとした江戸時代までの名品を紹介します。〉


  • 「加越能の美術 縄文から江戸時代までの名宝」
     石川県立美術館
     9/11-10/24
    〈造形・装飾の起源ともなる縄文土器など原始・古代の美、白山信仰をはじめとする宗教活動が盛んになった中世にあって、多様化していく信仰を伝えた仏画や仏像、加賀藩前田家による美術工芸王国の確立とそのゆかりの名品など〉


  • 特別展「栄西と中世博多展」
     福岡市博物館
     9/1-10/24
    〈国宝・重要文化財を含む約200件の工芸品・絵画・古文書・聖教類・考古遺物等、貴重な文物を通して、栄西の生涯と、栄西の聖福寺創建にはじまる中世都市・博多が対外交流の拠点として栄えた時代を紹介します。〉


  • 茶の湯の文明開化 茶人玄々斎の生涯と奥殿藩松平家
     岡崎市美術博物館
     9/11-11/7
    〈玄々斎生誕200年にあたり、その出身地岡崎において開催する本展では、京都・裏千家所蔵の玄々斎ゆかりの名品の数々を中心に、その事績と幕末・明治の茶を通観します。さらに奥殿藩松平家の歴史について紹介し、玄々斎の原点を辿るとともに、玄々斎から現代へと展開する新たな茶の湯の可能性を探ります。〉


  • 特別展「世尊寺流の書」
     春日井市道風記念館
     9/11-9/26
    〈世尊寺は、清和天皇第六皇子の貞純親王の邸宅を行成の祖父伊尹が拝領し、のちに行成が寺に改築したものです。世尊寺家は、室町時代中期の十七代行季にいたるまで代々宮廷の書き役をつとめました。世尊寺家代々の真筆と、伝称される古筆とを展示します。〉


  • 「仙がい展 仙がいさんとおともだち」
     福岡市美術館
     9/14-11/7
    〈仙がいは聖福寺の禅僧でしたが、江戸時代の博多のさまざまな人々と交遊がありました。同じ僧ばかりではなく、学者や武士、商人、詩人、俳人、画家など多彩な顔ぶれです。と交遊があった人々に関わる書画約40点を展示します。〉




〈後半につづく〉