仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 10月前半の展覧会

10月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教関連と思われるものをピックアップします。開始日順。まずは月の前半分。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)




  • 秋季特別展「奈良時代の匠たち 大寺建立の考古学」
     奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
     10/2-11/21
    平城京の大寺院を中心に考古学と建築史学の両面から奈良時代の仏教建築の世界を紹介します。また、出土遺物や伝世資料などから寺院を造営した造寺司に属し、建造物の建立、伽藍の造営に携わった木工や鋳工、瓦工など奈良時代のさまざまな工人「匠」の姿に迫ります。〉





  • 特別企画展「立山・富士山・白山 みつの山めぐり 霊山巡礼の旅『三禅定』」
     富山県 立山博物館
     10/1-10/31
    〈江戸時代は、ひろく寺社参詣や名所・旧跡めぐりの旅が盛んになった時代です。 本企画展では、「三禅定」とは具体的にいつ誰がどのルートをどのように旅したのか、また「三禅定」の旅の持つ歴史的な意味は何なのかを、関連史料をとおして紹介します。〉



  • 巡回展「棟梁 堂宮大工の世界」
     竹中大工道具館
     10/2-11/14
    〈堂宮大工棟梁の仕事を迫力の模型や図面、あるいは使い古された道具や記録映像など普段見ることのできない貴重な資料で紹介します。〉



  • 特別展「誕生!中国文明
     九州国立博物館
     10/5-11/28
    〈本展では、中国文明の核心をとらえることができるように、中国・河南省の出土品や美術品に着目しました。展示品は河南省文物局の全面協力のもと、東京・奈良・九州の三つの国立博物館の共同調査によって厳選。「王朝」「技」「美」という三部構成によって、中国文明の真の姿に迫ります。〉



  • 「神々のすがた 古代から水木しげるまで」
     島根県立古代出雲歴史博物館
     10/8-11/28
    古事記編纂1300年を前に、当館と島根県立石見美術館では、島根県の東西で企画展「神々のすがた」を開催します。当館では、はるかいにしえから現代にいたる「神のすがた」の変遷をたどることにより、日本人の神に対する心性をさぐります。〉





  • 「救いのほとけ 観音と地蔵の美術」
     町田市立国際版画美術館
     10/9-11/23
    〈本展は観音と地蔵の姿をあらわした版画、それらの版画を内部の空間に納めた仏像、関連の深い仏画など約130点の作品を通じ、「救い」をテーマとする仏教美術の醍醐味を味わっていただくものです。〉



  • 企画展「シルクロードと東アジアの仏教美術 遥かなる時空をこえて」
     福井県立美術館
     10/9-11/3
    〈ある個人コレクションによるガンダーラを含むシルクロードの地域と、中国・朝鮮・日本の東アジアの仏教美術の名品約200点を展示。長い歴史を経て、人々が守り伝えてきたみ仏への豊かな信仰と美を紹介します。〉





  • 特別展「高安の神と仏・人と信仰」
     八尾市立歴史民俗資料館
     10/9-11/29
    〈今年は、玉祖神社遷座1300年の記念の年に当たります。これを記念して八尾市高安の神と仏を取り上げ、それに関わった人々と信仰を考えます。〉



  • 特別展覧会「高僧と袈裟 ころもを伝え こころを繋ぐ」
     京都国立博物館
     10/9-11/23
    〈僧侶が身につける衣服として、目にしている袈裟。日本の寺院では、空海最澄といった平安時代の高僧や、無準師範・夢窓疎石といった高名な禅僧が着用したとされる袈裟が秘蔵されてきました。これらを一堂に会し、袈裟を通して見えてくる日本の仏教と染織の歴史を辿る、初めての試みです。〉



  • 企画展「大津 国宝への旅」
     大津市歴史博物館
     10/9-11/23
    〈日頃鑑賞する機会の少ない、大津ゆかりの国宝、重要文化財を、絵画・彫刻・書跡など各分野から厳選して展示します。〉





  • 特別展「仏教伝来 埼玉の古代寺院」
     埼玉県立歴史と民俗の博物館
     10/9-11/14
    〈埼玉県内には東日本最古と推測される寺谷廃寺(滑川町)があり、本県でも7世紀前半に寺院が造営されたと考えられています。今回の特別展では、考古資料や歴史資料を通し、仏教が地域社会に与えた影響について探ります。〉



  • 特別展「いのりのかたち 祈願の民具と民間信仰」
     和歌山県立紀伊風土記の丘
     10/9-12/5
    〈学文路苅萱堂の「人魚」、御坊市の「生身迦ル羅王尊像(カラス天狗)」、慈光圓福院の「雷獣」・「烏天狗頭骨」など江戸時代から伝わる信仰対象の空想上の生物が一堂に展示します〉



  • 特別展「数の美術 数えて楽しむ東アジアの美術」
     和泉市久保惣記念美術館
     10/10-11/28
    〈日本、中国、朝鮮で制作された美術工芸品のなかから、よく知られた名数(物の名前に添えられる決った数)にかかわる作品を集め、名数がどのように表現されてきたのか、また名数の捉え方やバリエーションの豊かさなどをご覧いただきます。〉




〈後半につづく〉