仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 3月の展覧会

3月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


  • 企画展「古代出雲の壮大なる交流 神々の国を往来した人と文物」
     島根県立古代出雲歴史博物館
     3/4-5/16
    〈神話伝承や出雲臣という氏族の分布形態から多様な出雲のバリエーションを明らかにし、さまざまな出雲が生まれるに至った歴史的背景をさぐる。また、列島各地から出雲へと至る多様なルートを明らかにし、そのルートにのって、人・モノ・情報が活発に往来していたことを指摘し、古代出雲が外に向かって開かれた地域であったことを明らかにする。 〉


  • 「神々のインドネシア
     平山郁夫シルクロード美術館
     3/4-5/30
    〈海のシルクロードの要衝に浮かぶ島々の国インドネシアは、西方のインド文化、西洋文化と極東の文化を受容し多様な表情をみせます。なかでも木綿の更紗は素朴な味わいのなかにも伝統と東西文化の影響、技術の確かさを映し出しています。今回は更紗を中心に、豊かな信仰心から生まれた彩色豊かな土俗の仮面や人形などを展示します。〉



  • 「細川コレクション 永青文庫の至宝展」
     熊本県立美術館
     3/8-5/8
    〈細川家に伝来した「武器と武具」、「茶の湯の道具」、「能面・能道具」、「大名調度」、「中〜近世の絵画」など優れた美術工芸品に加え、「美術の殿様」として知られた第16代当主・細川護立氏が収集した、横山大観菱田春草などの近代日本画、近代洋画、中国古美術などを一堂に公開いたします。〉


  • ミニ企画展「大津の仏教文化11 三井寺仏画
     大津市歴史博物館
     3/8-4/10
    〈未指定の中世仏画を中心に展示します。円珍像や新羅明神といった本寺独特のものから、両界曼荼羅などの天台密教に関するもの、さらには、近年の修復まで使用されていた国宝黄不動尊の旧表具など、普段は全く目に触れることのできない貴重な宝物も展示予定です。〉


  • 特別展「もうひとつの鎌倉文化 金沢龍華寺の聖教と秘宝」
     神奈川県立金沢文庫
     3/10-5/29
    横浜市金沢区洲崎町に所在する真言宗御室派別格本山・知足山龍華寺は、中世から続く旧六浦庄地域の中核となる古刹です。平成19年10月に「龍華寺聖教」4,686点が横浜市文化財に指定されました。本展示はこれを記念し、龍華寺聖教の代表的な資料と、龍華寺に伝来する絵画・彫刻を合わせて公開するものです。〉



  • 特別展「黄檗 京都宇治・萬福寺の名宝と禅の新風」
     九州国立博物館
     3/15-5/22
    〈中国人渡来仏師・范道生作の仏像、中国から舶載された仏像、道教や中国の民間信仰にもとづく神像など、強烈なインパクトと異国風の魅力を放つ仏像がずらりと出陳されます。萬福寺所蔵の扁額や聯、額字の原書のほか、法語や詩文など、黄檗高僧の墨蹟もずらりとならびます。〉


  • 五百羅漢 増上寺秘蔵の仏画 幕末の絵師 狩野一信」
     江戸東京博物館
     3/15-5/29【※設備修繕で開催延期】
    徳川将軍家菩提寺として知られる港区・増上寺に秘蔵される「五百羅漢図」全100幅。幕末の江戸に生きた絵師・狩野一信が10年の歳月をかけて描いた入魂の大作です。寺外ではじめて一挙公開します。〉


  • 親鸞展 生涯とゆかりの名宝」
     京都市美術館
     3/17-5/29
    〈東西本願寺をはじめ、真宗十派の本山や寺院などが所蔵する国宝、重要文化財を通して「親鸞聖人の教えと生涯」、「浄土真宗のひろがり」、「伝来の名宝と美術」をみる。国宝、教行信証(坂東本)など国宝9件,重要文化財36件を含めた約130件を展示。〉


  • 春季展示「禅僧の書画」
     永青文庫
     3/19-5/22【※4/2開始に変更】
    〈禅僧たちの書画には深い教養とともに厳しい修行を通じて涵養された気の充溢があり、また専門の書画家にない奇抜さや親しみやすさも見られます。それは、仏の教えや人々にとってのよりよい生き方を絵を通して、積極的に人々に語りかけようとする禅僧たちの姿勢から生まれたものでした。「力強さ」や「おごそかさ」「ユーモア」「かわいらしさ」をキーワードとして、造形に注目して禅僧たちの書画をご紹介します。〉


  • 特別展「白洲正子 神と仏、自然への祈り」
     世田谷美術館
     3/19-5/8
    〈2010年は白洲正子生誕100年の節目の年に当たります。本展はこれを記念し、白洲正子の代表的な著作『西国巡礼』『かくれ里』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』の紀行文や、『明恵上人』『世阿弥』等の評伝に遺された正子の言葉とともに、ゆかりの寺社の普段は非公開の秘仏や神像、宝物など、国宝・重文を含む約120件を展示します。〉



  • 特別展覧会「法然 生涯と美術」
     京都国立博物館
     3/26-5/8
    〈本展では、法然の伝記の集大成ともいえる国宝「法然上人絵伝」(四十八巻伝)を軸に、遺された多くの文化財によって、法然の生涯と思想、また法然をめぐる人々の事跡を展望します。〉