仏報ウォッチリスト

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 「巻絹」を見た

観世能楽堂お能「巻絹(まきぎぬ)」を見ました。都から巻絹を三熊野に収める使者が遅参して咎められますが、途中で音無天神に和歌を手向けていたおかげで助けられます。神がかった巫女の舞が見どころ。
実は手元にある3種の謡曲集にこの曲が載っていません。予習もままならず、詞章を知らないで鑑賞しては、展開を理解するのに一苦労。取り交わす和歌さえも聞き取れず。続いて見た「鉢木」も載っていません。これなんてけっこうポピュラーな作品だと思うのですが、古典文学全集が採用する謡曲の基準って何なのでしょうか。