10月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。前項に引き続き後半分。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「禅語 茶掛に見る禅の名言」
金沢市立中村記念美術館
10/18-12/4
〈禅と茶道の接点とも言える禅語の掛物を取り上げ、総数25点を解説を添えて展示します。〉
- 「仏さまの“ひみつ”」
大分県立歴史博物館
10/21-11/27
〈仏像や仏画には、材質や構造、年代、信仰の背景など多くの謎が秘められています。保存科学の成果をもとに、仏さまのもつ“ひみつ”と、そこに迫るアプローチを紹介します。〉
- 「京都国立博物館名品展 京都千年の美の系譜 祈りと風景」
静岡県立美術館
10/22-12/4
〈仏教美術の至宝や珠玉の工芸品、平安の屏風絵として唯一の遺品《山水屏風》をはじめとする山水画の名品などを通して、"聖なるもの"を宿す世界としての風景への思い、自然との交わりの中で育んできた心性を探っていきます。〉
- 「中世の村をあるく 紀美野町の歴史と文化」
和歌山県立博物館
10/22-12/4
〈平安時代から室町時代の紀美野町には2つの大きな荘園がありました。2枚の絵図を手がかりにして、荘園の領主である神護寺・高野山・石清水八幡宮と、現地である神野・真国・野上地区を中心とした紀美野町の文化財を紹介します。〉
- 「法然と親鸞 ゆかりの名宝」
東京国立博物館
10/25-12/4
〈法然没後800回忌、親鸞没後750回忌を機に、両宗派からの全面的な協力を得て、法然と親鸞ゆかりの名宝を一堂にあつめ、その全体像をご紹介する、史上初の展覧会です。およそ190件をとおして、二人の生き方やその魅力をご紹介します。〉
- 「尊經閣文庫名品展 国宝 宝積経要品」
石川県立美術館
10/27-11/20
〈足利尊氏、直義兄弟と夢窓疎石の三人が『大宝積経』の主要な章段を写経し、紙背には天皇をはじめ武家、公家、和歌四天王など20余名に依頼したという「なむさかふつせむしむさり」(「南無釈迦仏全身舎利」の読み)の12文字を頭とする和歌の短冊を貼り継いだ貴重な名品の特別公開です。〉
- 「中房総の古社寺」
千葉県立中央博物館大多喜城分館
10/28-12/4
〈中房総地域の古社寺等が所蔵している仏像、仏具、彫刻、絵画など優れた美術工芸品等を展示し、当地域の古社寺の歴史や文化を紹介します。〉
- 「伊豆の観音像」
上原仏教美術館
10/28-12/12
〈さまざまな姿に変化する観音菩薩にスポットを当て、伊豆半島に伝わる仏像によって、人々が観音菩薩に託した願いや現世利益、そしてその姿の美について紹介します。〉
- 「収蔵品展 仏教美術の名品」
栗東歴史民俗博物館
10/29-12/4
〈開館より20年余を経た当館では、様々な活動を積み重ねる中で、栗東市内だけではなく市外の皆様からもご信頼をいただき、貴重な資料や作品のご寄贈・ご寄託のお申し込みをお受けしてまいりました。今回、数多くの博物館収蔵資料の中から、仏教美術に焦点を当てて紹介いたします。〉
- 「第63回 正倉院展」
奈良国立博物館
10/29-11/14
〈北倉7件、中倉26件、南倉26件、聖語蔵3件の総計62件の宝物が出陳されます。正倉院宝物の全体が概観できるような内容になっておりますが、時機を得た宝物、仏教関係の宝物が充実致しております。初出陳も例年よりやや多く、17件を数えるのも注目されます。〉
- 「羅漢 RAKAN」
愛荘町立歴史文化博物館
10/29-12/18
〈羅漢信仰より生まれた美術の優品、蓮泉寺(愛荘町中宿)の木造十六羅漢像のほか、金剛輪寺の絹本著色十六羅漢像を展示します。〉