11月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「仏のかたち 人のすがた 仙台ゆかりの仏像と肖像彫刻」
仙台市博物館
11/1-12/11
〈仙台平野を中心とする地域は、古代から国分寺などの国家的な施設が設置され、陸奥国の中で重要な役割を果たしてきました。この展覧会では、寺社に伝えられた仏像や肖像彫刻などを通じて地域の歴史と伝統を見つめ直します。〉
- 「日本の写経」
慶應義塾大学アート・スペース
11/1-11/17
〈文字文化の資料を幅広く収集した故赤尾好夫氏(旺文社社長)が設立したセンチュリー文化財団所蔵品のなかから約20点を選び、奈良時代から南北朝時代までの写経の代表的作品と、それに関連する摺仏、経帙、経筒などの優品を展示します。〉
- 「清水寺秘宝展」
宮崎県立美術館
11/3-12/11
〈「本堂 十一面千手観世音菩薩立像(御本尊御前立)」をはじめ、重要文化財を含む仏像、曼荼羅、屏風、書といった多数の秘宝を展覧し、清水寺の全貌とその魅力を紹介します。宮崎への初の出開帳です。〉
- 「琉球と袋中上人 エイサーの起源をたどる」
九州国立博物館
11/1-12/11
〈檀王法林寺開創400年を記念して、はじめて琉球に浄土念仏を広めた袋中上人の事蹟に拠りつつ、日琉交流の歴史をたどります。〉
- 「美山の神仏 ふたつの樺八幡神社より」
福井県立歴史博物館
11/3-12/4
〈越前と美濃を結ぶ街道沿いで古くから交通の要地であった旧足羽郡美山町(現・福井市)。その地で長く尊崇されてきた古社「樺八幡神社」から神像・仏像などをご紹介します。〉
- 「百萬遍知恩寺の名宝 創建から現在への奇跡」
佛教大学宗教文化ミュージアム
11/7-12/11
〈(テキスト情報なし)〉
- 「日本の古代碑特集 多胡碑建碑1300年を記念して」
台東区立書道博物館
11/15-1/15
〈中村不折コレクションの中から、「多胡碑」の拓本をはじめとする“上野三碑”、“日本三古碑”などの拓本を紹介するとともに、中村不折が『東京朝日新聞』に連載した新聞挿絵「上毛三古碑」も紹介いたします。〉
- 「白鷹町の仏像展(1)塩田行屋の仏たち」
白鷹町文化交流センター
11/15-12/11
〈白鷹町十王塩田に位置する塩田行屋には鎌倉期から明治期までの仏像が多く安置されています。本展では、白鷹町指定文化財となっている如来形立像(鎌倉後期)、役行者倚像(鎌倉)、蔵王権現懸仏(江戸前期)をはじめ、新海宗慶・竹太郎の仏像など塩田行屋の文化財を余すことなくご紹介いたします。〉
- 「「消えた寺」が語るもの 多摩市の廃寺と寿徳寺の周辺」
パルテノン多摩歴史ミュージアム
11/18-3/12
〈「消えた寺」に焦点をあてるとともに、これらの寺の本寺となった旧・寺方村の寿徳寺とその周辺地域に注目し、「消えた寺」の歴史的意味や、寿徳寺周辺区域の位置づけを考えたいと思います。〉
- 「所蔵仏教美術展」
MOA美術館
11/18-12/24
〈近年、若年層からも注目をあつめる仏教美術にスポットをあて、「過去現在絵因果経断簡」や「釈迦八相図」など釈迦の生涯を絵画化した作品や、真言密教の宇宙観を示す「両界曼荼羅」、さらに「阿弥陀如来及び両脇侍坐像」をはじめとする仏教彫刻の数々をご覧いただきます。〉
- 「神様仏様!」
佐野市立吉澤記念美術館
11/19-1/22
〈神仏などを描いた江戸〜近代日本画作品を展示します。さまざまな神様・仏様を紹介し、人々の「祈り」「願い」について考えます。〉
- 「能面と能装束 神と幽玄のかたち」
三井記念美術館
11/23-1/28
〈当館所蔵の重文能面(旧金剛宗家伝来)に能装束や能の小道具などを「神と幽玄のかたち」という切り口で展示いたします。神の化身としての翁面や尉面、荒ぶる神々としての鬼神面、霊界にさまよえる幽霊の面。また、装束や小道具に表された文様の意味などに迫ります。〉
- 「大乗寺の文化財」
石川県立美術館
11/23-12/23
〈現在、大乗寺に伝世する文化財は当館に一括寄託されており、古文書・絵画・工芸など総数およそ四百点にのぼります。今回の展示ではそのうちより、重要文化財の『佛果碧巌破関撃節』(一夜碧巌集)をはじめとする文化財を公開します。〉
- 「梵鐘 鐘をめぐるものがたり」
鳥取市歴史博物館
11/26-1/9
〈鳥取最古の梵鐘、国指定重要文化財梵鐘(本願寺蔵)を中心に、お寺の鐘、梵鐘と鐘を取り巻く歴史を紹介する展覧会。鳥取県ゆかりの国宝西光寺鐘(福岡県)や光明寺(島根県雲南市)の朝鮮鐘をはじめ、いろいろな鐘が勢揃い!!〉