4月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。まずは月前半分。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「大谷大学のあゆみ 清沢満之と真宗大学」
大谷大学博物館
4/1-5/19
〈大谷大学は、1901年開校の真宗大学にはじまります。「真宗大学の開校前後」「清沢満之」「浩々洞」の3コーナーを設け、本学が所蔵する資料から当時を回顧します。〉
- 「書のおてほん 手習いするなら、コレ!」
台東区立書道博物館
4/3-6/17
〈手習いに適した定評ある古典の数々を、学ぶべきツボとともに一挙にご紹介いたします。〉
- 「平山郁夫 シルクロードの軌跡 人類の遺産にかけた画家の人生」
九州国立博物館
4/3-5/27
〈平山郁夫画伯の本画・下図・素描・スケッチや、作画のための研究材料として収集された平山郁夫夫妻コレクションの美術品と関連作品をあわせて展示するとともに、各地の文化遺産保護活動を紹介。〉
- 「芸大コレクション展 春の名品選」
東京藝術大学大学美術館
4/5-5/13
〈本学のコレクションを代表する名品であり、また本学の歩みを跡づける貴重な資料です。さらに特集展示として「修復記念《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》」もご紹介いたします。〉
- 「南アジアの信仰と神話的世界」
福岡アジア美術館
4/5-7/3
〈20世紀以降に焦点をあて、宗教やその神話的世界を視覚化した南アジア各地の作品(ヒンドゥー教の神話世界をインド中に広めたヴァルマー・プリントや、新収蔵の釈迦の生涯を描いたスリランカの仏教版画など)を紹介します。〉
- 「絢爛豪華 岩佐又兵衛絵巻 II期」
MOA美術館
4/3-5/18
〈伝岩佐又兵衛勝以筆、重要文化財「山中常盤物語絵巻」12巻、重要文化財「浄瑠璃物語絵巻」12巻、さらに「堀江物語絵巻」12巻を3期に分けて一堂に展示いたします。〉
- 「佐川美術館所蔵 平山郁夫展 大唐西域画への道」
富山県水墨美術館
4/6-5/20
〈〈大唐西域画〉〈シルクロードシリーズ〉〈アンコールワットシリーズ〉 〈南京城壁シリーズ〉などから代表作を厳選して紹介し、仏教への深い関心と平和を祈る切実な心を描き続けた、平山郁夫の画業を振り返ります。〉
- 「観世宗家の至宝」
大倉集古館
4/7-6/3
〈世阿弥自筆の「風姿花伝 第六花修」をはじめ、650年の歴史を受け継ぐ能楽観世流宗家伝来の能面・能装束・古文書等の能楽資料を、観世宗家及び財団法人観世文庫の特別協力を賜り展観いたします。〉
- 「解脱上人貞慶 鎌倉仏教の本流」
奈良国立博物館
4/7-5/28
〈解脱上人貞慶は鎌倉時代前期に活躍した僧で、戒律の復興につとめるとともに、由緒ある寺々の復興や法相教学の確立に大きな貢献を果たしました。朝廷や幕府からの信頼もあつく、さらに勧進僧とも力を合わせて、仏教の再生に尽力したことは特筆されます。〉
- 「平山郁夫展 次世代への伝言」
明石市立文化博物館
4/7-5/20
〈シルクロードの本画や大下図のほか、故郷の瀬戸田町(広島県尾道市)の風景や生い立ちを描いた素描など約80点を展示し、60年余におよぶ画業や活動を紹介します。〉
- 「久保惣コレクション・東洋美術の名品」
和泉市久保惣記念美術館
4/8-5/27
〈開館30周年を記念して、美術館の開館当初の第一次久保惣コレクションの中から、日本、中国の書画、工芸品などの名品約40点を前期、後期に分けて展示し、久保惣コレクションの礎となっている作品を紹介します。〉
- 「日本の書相」
センチュリーミュージアム
4/9-8/4
〈奈良から江戸まで、各時代にあらわれる、書の形式と個性を探る。〉
- 「草原の王朝 契丹」
大阪市立美術館
4/10-6/10
〈中国・内蒙古自治区で発見され、世界初公開を含む国家一級文物[中国の国宝]を中心とした貴重な作品約120件により、知られざる契丹の多彩な文化と美術をご紹介いたします。〉
- 「館仏三昧」
早稲田大学會津八一記念博物館
4/11-6/12
〈會津八一があつめた仏像から、2004年に受贈した富岡重憲コレクション、最近寄贈を受けたばかりの森靖コレクションまで、博物館に収蔵される仏像たちを紹介します。〉
《4月後半分につづく》