仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 6月の展覧会

6月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


  • 「中世人の花会と茶会」
     根津美術館
     6/2-7/16
    〈この展覧会に、中世の最後の大茶人といえる千利休の意によってつくられたと言う、長次郎作の「赤楽茶碗 銘無一物」を兵庫・頴川美術館から特別にご出品頂くことになりました。茶の湯の世界にあたらしい時代を開いた赤楽茶碗の代表作をお楽しみください。〉



  • 岩倉具視能楽再興を支えた人物(ブレーン) 久米邦武と能楽
     久米美術館
     6/2-7/22
    〈本展は、久米邦武による原稿類を中心に、明治の能楽復興運動と能楽研究の様をご紹介し、近年高まりつつある近代能楽への関心に応えようとするものです。〉



  • 「清盛とその時代 兵どもを支えた女性たち」
     海の見える杜美術館
     6/2-10/21
    〈奈良絵本絵巻を中心に、平安時代末期を舞台に繰り広げられた平清盛にまつわる物語が描かれた作品をご紹介。平氏・源氏・女性・厳島の4つのパートからなる絵本絵巻の世界をお楽しみください。〉



  • 「立体力 仏像から人形、フィギュアまで」
     札幌芸術の森美術館
     6/2-7/8
    〈人々の求めるものが像となって表された彫刻芸術/立体造形に迫り、それらに託された思いの深みやその多様な展開を展観。〉



  • 「こころをあらわす線・色・形 法然院襖絵を特別公開」
     京都府立堂本印象美術館
     6/3-9/23
    〈代表作「交響」(1961年)など、1960年以降の抽象作品群を中心に、印象が晩年にたどりついた作品の数々を展観します。また、今回は法然院のご協力により、印象が手がけた方丈および望西閣の襖絵より二十面を特別公開します。〉



  • 「神田コレクション 日本古代の金石文
     大谷大学博物館
     6/5-8/4
    〈上野三碑などの日本古代の石碑・墓誌の拓本を中心に紹介します。とくに国宝「金銅小野朝臣毛人墓誌」については、実物を展示するとともに、江戸時代の金石文研究資料を通じて、人々の金石文への関心の高まりを紹介いたします。〉





  • 「解脱上人貞慶 鎌倉仏教の本流」
     神奈川県立金沢文庫
     6/8-7/29
    〈平成24年(2012)は解脱上人貞慶(1155〜1213)の800年遠忌の年となります。戒律を重視し、仏教の再生や、由緒ある寺々の復興に大きな貢献をした貞慶の関連作品を一堂に展示します。〉



  • 「箱と包みを開いてみれば 文化財の収納法」
     和歌山県立博物館
     6/9-7/16
    文化財の収納法に込められた工夫や意味を通して、収納法により、どのように文化財が守られてきたのかなどをご紹介します。〉





  • 「近江の近世 高僧たちの仏教文化」
     栗東歴史民俗博物館
     6/9-7/16
    〈今日みられる近江の寺院の多くは、中世以来の戦乱によって荒廃した後、近世になって復興していったものです。一絲文守や戒山慧堅などの高僧が遺した書蹟・典籍や関連する文化財に注目して、近江に花開いた仏教文化の一側面を紹介します。〉



  • 「多田等観展」
     花巻市博物館
     6/15-7/16
    チベット仏教関係資料やチベットでの日常品は、普段目にする機会はほとんど無いと思われますが、多田等観が請来した数々の資料を多田等観の眼から見た解説とともにご覧いただきます。〉



  • 「日本の美・発見VII 祭 MATSURI 遊楽・祭礼・名所」
     出光美術館
     6/16-7/22
    〈出光コレクションから約20件の絵画を厳選しました。祭礼や芸能の舞台となった〈場〉に注目し、人々の営みとそれが催される土地との関係のなかで、風俗画の新たな魅力を探ります。〉



  • 古事記の歩んできた道 古事記撰録1300年」
     奈良国立博物館
     6/16-7/16
    〈『古事記』の現存最古の本(真福本)をはじめとする諸写本、『古事記』編纂と同時代に書かれた文字資料、本居宣長をはじめ後世に『古事記』を研究した人々の著作、江戸時代末から明治期に出版された絵入り本などを展示。〉



  • 平清盛
     京都文化博物館
     6/16-7/17
    世界遺産厳島神社に伝えられる多数の至宝をはじめ、この時代を生きた人々の肖像画や書、主要な源平合戦の様子を描いた絵画のほか、平安末期の文化を象徴する美術・工芸品などを一堂に展示します。〉



  • 「七夕の美術 日本近世・近代の美術工芸にみる」
     静岡市美術館
     6/23-8/19
    〈日本の近世・近代の絵画、工芸などにより、儀礼としての七夕、日本独自のもう一つの七夕・天稚彦物語の絵巻などにより人々の「星に願いを」という思いをお届けします。〉



  • 「ハンコとサイン」
     名古屋市博物館
     6/27-9/2
    〈金印が中国から渡来しておよ2000年。ハンコとサインそれぞれの性格が日本でどう変わり、使い分けられて現代の私たちにつながっているのか。その歴史を、名古屋市博物館が収集してきた資料を用いて簡単にご紹介します。〉









  • 「幽霊・妖怪画大全集」
     福岡市博物館
     6/30-9/2
    〈吉川観方氏が生涯をかけて収集し、現在は福岡市博物館が収蔵する日本の幽霊・妖怪画の名品を紹介します。「幽霊図」や「付喪神図」、「百怪図巻」、浮世絵版画など、約160点を一挙に公開します。〉



  • 「美術の遊びとこころV 三井版 日本美術デザイン大辞展」
     三井記念美術館
     6/30-8/26
    〈絵画や書跡、陶磁器、漆工品、金工品、染織品など様々な美術品にまつわる、文様や画題、技法や材料などの専門的な用語と、それに関連する作品を50音順に辞書形式で紹介していきます。〉



  • 「朝鮮の美術 祈りと自然」
     大和文華館
     6/30-8/12
    朝鮮半島における身近な自然の中に見出された美と、信仰の祈りが込められた装飾の美しさを絵画や陶磁器、金工などから御覧いただきたいと思います。〉