仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 10月の展覧会

10月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


  • 「岡田美術館開館記念 日本・東洋 美の遺産」
     岡田美術館
     10/4-12/30
    〈本展では、全館5階15室を用いて岡田美術館の全体像を披露いたします。1・2階は陶磁、3・4階は絵画、5階は仏教美術を中心とし、漆芸・金工など工芸作品も併せて展示します。〉



  • 「樹下美人と樹下人物 シルクロードの至宝」
     MOA美術館
     10/4-11/13
    MOA美術館が所蔵する重文「樹下美人図」と、東京国立博物館に所蔵されている重文「樹下人物図」は、別ルートで日本にもたらされ、その後、分蔵されていました。このたび「樹下美人図」が日本に将来され100年となることを記念し、初めて同時公開します。〉



  • 「こもんじょざんまい 鎌倉ゆかりの中世文書」
     神奈川県立歴史博物館
     10/5-12/1
    〈本展示では「もの」としての古文書に焦点を当てて、中世の文書を見直してみたいと思います。日ごろ目にする機会の少ない源頼朝源義経足利尊氏をはじめとする有名武将の文書や、寺社に秘蔵されてきた珍しい古文書をご覧頂き、中世文書の楽しさ、美しさをご堪能ください。〉



  • 「描かれた都 開封・杭州・京都・江戸」
     大倉集古館
     10/5-12/15
    〈日本と中国の絵画において都市の景観や風俗などを画いた作品を中心に展観します。時代の中心をなす文化の発信地としての都市のイメージは、描かれることにより増幅され、地域や時間を超えて継承され、再生産されていきます。主に中世から近世の両国を代表するメトロポリスであり、画題としても好まれた4つの都、開封、杭州、そして京都、江戸をテーマとし、それぞれの都市とそこに生活する人々を画いた図が、互いに影響し合いながら時代を超えて成立していく様を見てゆきます。〉



  • 「書の美 和歌のこころ・禅のこころ」
     畠山記念館
     10/5-12/15
    茶の湯とかかわりの深い「和歌」と「禅」を切り口に、平安古筆や日本・中国の墨跡の優品から茶人の筆跡まで、茶席で尊重された書の作品を中心に展示し、書の美の在りかを探ります〉



  • 「古代中国の名宝 細川護立と東洋学」
     永青文庫
     10/5-12/8
    〈細川護立とそのブレインともなった東洋学の学者たちとの交流に光をあてながら、国宝「金銀錯狩猟文鏡」、重文「銀人立像」、重美「金銀象嵌鳥獣文管金具」、重美「金錯銘銅矛」、重美「透獣文鞘付銅剣」など古代中国の名品をご覧いただきます。〉





  • 立山帝釈天 女性を救うほとけ」
     富山県 立山博物館
     10/5-11/4
    越中富山で育まれた山岳信仰立山信仰>の底流を紹介する企画展です。最新の研究成果をもとに<立山信仰>をとらえなおし、先人たちがいかにして女性の「こころ」を救ってきたのか、その智恵にせまります。〉



  • 「古代の楽園 神話、来世、桃源郷・・・」
     古代オリエント博物館
     10/5-12/8
    〈古代の人々はどのような「楽園」を夢見たのか、それぞれの地域、時代によって異なっていたり、または共通していたりする楽園を紹介します。〉



  • 倉敷仏教寺院の至宝」
     倉敷市立美術館
     10/5-11/24
    倉敷市内の仏教寺院の皆様にご協力をいただき、多岐にわたる仏教寺院の什物の中で、仏画、仏像、近世以降の山水画や花鳥画などを展示し、豊かな文化的土壌の中で育まれた仏教寺院の至宝の数々を紹介します。〉



  • 「たのしむ日本美術 サントリー美術館コレクション」
     香川県立ミュージアム
     10/5-11/17
    重要文化財4件を含む全100件の作品は、雪舟・探幽・応挙・若冲など絵画史上に名を刻む画家たちの作品のほか、人々の暮らしを描きだした近世初期風俗画、仁清・ 乾山らの陶磁器、薩摩切子など日本美術史を彩る名品がそろいます。〉



  • 「考古学からみた推古朝」
     大阪府立近つ飛鳥博物館
     10/5-12/8
    推古天皇聖徳太子が活躍した時代に焦点を当て、政治・社会・文化など様々な側面における変化とその背景について、考古資料から考えます。〉



  • 「京都 洛中洛外図と障壁画の美」
     東京国立博物館
     10/8-12/1
    〈都の賑わいと四季の景観を描く洛中洛外図の優品が一堂に会するほか、京都を象徴する3つの場所―京都御所、二条城、そして石庭で知られる龍安寺を飾った障壁画を通して、京都ならではの美の空間を体感していただきます。〉



  • 「中世の古文書 機能と形」
     国立歴史民俗博物館
     10/8-12/1
    〈文書は、様式や、文字の書き方、素材、大きさなど、果たすべき機能や相手との関係を反映したさまざまな意味が盛り込まれ、歴史的に変化し続けており、物資料としても魅力にあふれています。また、文書は、その内容が伝達された時にだけ意味があるのではなく、それが保存され伝来する過程でも、存在し所持されることによって二次的な機能を果たしました。さまざまな「機能と形」に注目して、今日に伝来した中世文書の総合的な展示を行います。〉



  • 大本山増上寺秘蔵 五百羅漢図 幕末の鬼才 狩野一信」
     山口県立美術館
     10/10-12/8
    〈狩野一信が構想した五百羅漢図は、身の丈ほどの大きな掛軸全100幅(100枚)に、それぞれ5人ずつの羅漢を登場させ、総勢で500人の羅漢たちが、一大叙事詩を繰り広げていくというもの。このたびの展覧会は一信の没後150年を迎え、全幅を一挙にご紹介する、西日本初の試みとなります。〉





  • 「岐阜の至宝 伝承と創造」
     岐阜市歴史博物館
     10/11-11/17
    〈本展では岐阜県を代表する国宝・重要文化財38点を含む文化財を展示いたします。また、それらを守り伝えようとした人々の想いや営み、さらに岐阜という歴史的風土が育み人間国宝に認定された陶芸家たちも紹介します。〉



  • 「japan 漆の世界」
     岡山県立博物館
     10/11-11/17
    〈郷原漆器復興25周年・備中漆復興20周年記念事業、瀬戸内国際芸術祭2013関連事業として実施するもので、岡山と香川を中心に、原始古代から現代にいたる我が国の漆の世界を紹介する。〉





  • 「富士山東泉院と富士山信仰」
     富士市立博物館
     10/12-12/22
    〈富士山の神様を祀る浅間神社の神事や、参詣者の記録から浮かび上がる富士山の姿を紹介。〉







  • 岡倉天心文化財 まもり、つたえる、日本の美術」
     茨城県天心記念五浦美術館
     10/12-11/24
    日本美術院による修理第1号となった和歌山・熊野速玉大社の国宝「国常立命坐像」や、京都・平等院の国宝「雲中供養菩薩像 南14号」など明治30年代に修理された仏像、神像をはじめ、美術院が修理に携わった茨城県内の仏像を修理記録と共に展示し、天心の文化財保護の精神と仏像修理の歩みをご紹介します。〉



  • 天皇の書 宸翰」
     大阪青山歴史文学博物館
     10/12-12/1
    〈古来天皇の直筆の書は「宸翰」と呼ばれ、帝王ならではの独特の風韻を持つ書として尊重されてきました。他の追随を許さぬその気品は、宸翰の大きな魅力です。重要文化財後醍醐天皇宸翰消息』をはじめ、中世から近代にいたる当館屈指の宸翰コレクションを一挙公開いたします。〉



  • 「大井に大仏がやってきた! 養玉院如来寺の歴史と寺宝」
     品川歴史館
     10/13-12/1
    〈養玉院如来寺は、木食但唱上人が開いた高輪(港区)の如来寺と、対馬藩宗家の菩提寺であった養玉院(台東区)が合併してできた寺院です。明治から大正にかけて、それぞれ西大井の地に移転してきました。「大井のおおぼとけ」として親しまれている五智如来像をはじめ、多くの寺宝、文化財があります。〉



  • 「飛鳥・藤原京への道」
     飛鳥資料館
     10/18-12/1
    〈飛鳥・藤原京の道とその造営、道を通じて国内外の各地から運ばれてきたさまざまな物品、道と戦い、祭祀といった内容に焦点をあて、古代の道をめぐるさまざまな研究成果をご紹介します。〉



  • 籔内佐斗司展 やまとぢから」
     奈良県立美術館
     10/19-12/15
    〈籔内氏の30年以上におよぶ多彩な作家活動による世界観を奈良ならではの展示構成で総合的に紹介します。〉



  • 「山梨の名宝」
     山梨県立博物館
     10/19-12/2
    国民文化祭の開催にあわせて、国宝・重要文化財を中心とした「山梨の名宝」を一堂に会し、それらを育んできた山梨の豊かな歴史をふりかえるとともに、さらに将来へと受け継いでいくことの大切さをお伝えいたします。〉





  • 「山の神々 九州の霊峰と神祇信仰」
     九州国立博物館
     10/22-12/1
    〈平成25年(2013年)が、竈門神社のはじまりから1350年目にあたることを記念し、アジアと列島の山岳信仰の接点に位置する九州各地の霊山の信仰遺品を紹介します。〉



  • 「第65回 正倉院展
     奈良国立博物館
     10/26-11/11
    〈23年ぶり二度目の出陳となる漆金薄絵盤をはじめとする仏具の優品、聖武天皇ご遺愛の平螺鈿背円鏡と屏風がまとまって出陳されるのが注目されます。このほか、楽器や伎楽面、貴族の遊びの道具、腰飾りや刀子などの装身具、宮中の年中行事にかかわる道具、奈良朝の人々の暮らしを伝える文書などが出陳されます。〉



  • 紀伊国かせ田荘と文覚井 水とともに生き、水を求めて闘う」
     和歌山県立博物館
     10/26-12/1
    〈中世の村落景観を描いた絵図で有名な紀伊国田荘(和歌山県かつらぎ町笠田地区周辺)を取りあげ、基幹水路である文覚井や小田井との関わりに視点を置きながら、笠田地域や周辺に残された貴重な文化財を紹介し、笠田地域の歴史を明らかにしていきます。〉





  • 「太子町の聖徳太子
     太子町立歴史資料館
     10/26-11/24
    〈歴史資料館が開館して今年で20年を迎えます。歴史資料館では、この機会に、法隆寺様にもご協力をいただき、この地に伝えられた太子への信仰と、太子のお姿を描いた資料を紹介する企画展を開催します。〉



  • 「癒しの仏・薬師如来 伊豆の薬師如来像」
     上原仏教美術館
     10/26-12/8
    〈開館30周年を記念して、当館が開館以来、伊豆半島の仏像悉皆調査を行い、その調査の中で見出してきた貴重な仏像を展示する予定です。温泉地、伊豆に多く遺されてきた癒しの仏である薬師如来の名品をご覧下さい。〉



  • 「国宝」
     毛利博物館
     10/31-12/8
    〈国宝の「四季山水図(山水長巻)」を今年も公開します。そのほか、「古今和歌集 巻八 (高野切)」、「菊造腰刀」、「史記呂后本紀 第九」を一堂に公開します。〉