仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2015年4月の展覧会

2015年4月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


北海道立函館美術館「スサノヲの到来-いのち、いかり、いのり」4/11〜5/24
 神話として語り継がれるスサノヲは、地震や雷、嵐といった破壊の象徴とされる一方、和歌を詠み、方々を漂泊するなど多面的な性格を持っています。本展は松尾芭蕉・西行法師に始まり、現代作家の作品までを一堂に会すことで、彼らの創造する感性にスサノヲに通じる自由な精神の発露を見出します。
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-hakmu/home_jp.html

仙台市博物館東日本大震災復興祈念特別展 国宝 吉祥天女が舞い降りた!-奈良 薬師寺 未来への祈り-」4/24〜6/21
 東日本大震災からの復興を祈念して開催する本展では、麻布に描かれた独立画像として現存最古の彩色画<国宝 吉祥天女像>(奈良時代)や、優しい微笑をたたえた<国宝 聖観世音菩薩立像>(飛鳥〜奈良時代)など、世の中が安らかであることを願って古代仏教文化の粋を展示します。
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/tenrankai/index.html

東北歴史博物館「医は仁術」4/18〜6/21
 本展では,当時の希少な解剖図などの史料のほか,江戸時代の医療器具等も展示します。「医は仁術」が実践されたわが国において,中国から来た漢方と西洋から来た蘭学がいかに独自に発展し,人々を救ってきたかを探ります。
http://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/detail.php?data_id=699

東京藝術大学大学美術館「ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」4/4〜5/17
 アメリカ、ボストン美術館東京藝術大学のふたつのコレクションを合わせる“ダブル・インパクト”によって、19世紀後半からはじまる日本と西洋との双方向的な影響関係を再検討しようとする展覧会です。
http://double-impact.exhn.jp/

東京国立博物館鳥獣戯画-京都 高山寺の至宝-」4/28〜6/7
 国宝の甲・乙・丙・丁4巻とともに、この4巻から分かれ、国内外に所蔵される断簡5幅も集結。現存する全ての鳥獣戯画をご覧頂けます。また、鳥獣戯画の伝来した京都・高山寺は、鎌倉時代のはじめに明恵上人によって再興され、今なお多くの文化財が伝わります。本展覧会では、高山寺ゆかりの至宝とともに、明恵上人の信仰と深く関わる美術作品を、かつてない規模で展観します。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1707

根津美術館「燕子花と紅白梅-光琳デザインの秘密-」4/18〜5/17
 本展では、光琳の「模様」のような屏風の系譜を宗達からたどり、光悦に関わりのある雲母や金銀泥による木版摺りが光琳に与えた影響を探り、さらに漆器の図案や弟・乾山の陶器の絵付けなども含めたデザイナー・光琳の営みを総覧します。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

三井記念美術館「三井の文化と歴史 前期:茶の湯の名品」4/11〜5/6
 前期「茶の湯の名品」では、三井各家に伝わった茶道具を紹介いたします。後期「日本屈指の経営史料が語る 三井の350年」では、三井文庫の膨大な所蔵史料から選りすぐった経営史料により、日本から世界へ歴史の波濤を乗り越えてきた三井のあゆみを紹介いたします。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index2.html

神奈川県立金沢文庫日向薬師」4/24〜6/14
 日向薬師宝城坊は関東有数の古刹で、本尊薬師三尊像は平安時代に遡る、 表面のノミ目を残した独特の技法=鉈彫による仏像の代表的作例として知られています。 本展覧会では、普段拝観する機会の少ない本尊薬師三尊像をはじめ、日向薬師の仏像・宝物などを公開します。 また、併せて本堂の平成の大修理や、昭和30年代初頭に金沢文庫で行なった大規模な総合調査を紹介し、 広く一般の方々に、日向薬師宝城坊の歴史と文化について知っていただく機会になればと思います。
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenjiyokoku.html

神奈川県立歴史博物館「中世東国の茶-武家の都鎌倉における茶の文化-」4/25〜6/21
 利休以前の時代のさまざまな喫茶のスタイルや道具を展示し、今とは少しイメージの違う中世の喫茶文化をご覧いただきます。
http://ch.kanagawa-museum.jp/tenji/toku/next-cha.html

鎌倉国宝館「長谷寺と鎌倉の名宝」4/4〜5/17
 長谷寺宝物館35周年リニューアルオープンを記念し、三十三応現身像(33?)を含む寺宝を一挙に公開するとともに、あわせて鎌倉の観音信仰にまつわる作品を展示いたします。また、古都鎌倉の育んだ豊かな文化を再認識していただくため、源頼朝が奉納したと伝える国宝の古神宝類(鶴岡八幡宮蔵)や、北条政子源実朝の病平癒を願って造像した銅造薬師如来坐像寿福寺蔵)など、鎌倉を代表する文化財を一堂に展覧いたします。
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/27-02hina.html

長野県信濃美術館「"いのり"のかたち‐信濃の仏像と国宝土偶「仮面の女神」「縄文のビーナス」」4/4〜5/31
 主に銘文や像内納入品によって、制作時期や来歴がわかる、平安時代後期から鎌倉時代の仏像に焦点を当てます。善光寺信仰の広がりを示す善光寺仏師妙海の仏像をはじめ、重要文化財を含む、普段は拝観できない県内各地の秘仏や、善光寺ゆかりの宝物を一堂に会します。また、東京藝術大学大学院美術研究科保存修復彫刻研究室による、仏像制作過程の展示により、わかりやすく仏教美術に親しむ場を提供します。
http://www.npsam.com/news/2015/03/post-255.php

長野市立博物館「信仰のみち 善光寺・戸隠・飯縄・小菅・斑尾・妙高」4/25〜5/31
 北信濃から上越にかけては、善光寺をはじめとして、戸隠山妙高山を信仰対象とするなど、多様な信仰があった。本展示は、7年に一度の善光寺御開帳、新幹線の金沢延伸、そして上信越高原国立公園から戸隠・妙高が分離し、 新たなエリアとなる、これらを記念しての開催となる。新幹線の始発駅である関東を、善光寺信仰とからめて紹介する。また、長野から新幹線に沿って、信仰の山である、 戸隠・飯縄・小菅・斑尾・妙高について、信仰にかかわる文化財を展示する。
http://www.city.nagano.nagano.jp/museum/

長野市立博物館「狐にまつわる神々」4/25〜5/31
 善光寺平の背後に鎮座する飯縄山発祥とされる飯縄信仰。 飯縄権現は、川中島の戦いで知られる戦国武将上杉謙信武田信玄の両者が共に信仰していた武神ですが、 狐にまたがる烏天狗の特異な姿がどのようにして生み出されたのか、明らかにされていません。 本展示では、中世の多様な神仏習合像を通して、飯縄権現像の秘密に迫ります。
http://www.city.nagano.nagano.jp/museum/tokubetsu/index.html

上原仏教美術館南伊豆町の仏教文化」4/18〜6/14
 平成22年、南伊豆町は町指定文化財の選定と、町史編纂事業に着手しました。当館は南伊豆町教育委員会からの要請を受け、町史編纂委員と共に町内の総ての寺院、堂宇を訪ね、仏像、仏画の悉皆調査を行いました。平成25年度には南伊豆町教育委員会より、町史編纂委員会がまとめた『南伊豆町史 寺院編』が刊行されました。本企画展は、この悉皆調査で得られた成果を発表するとともに、南伊豆町に伝わる仏教美術を公開します。
http://www.uehara-buddhismart.jp/tenji/tenji.html#03

石川県立美術館「加賀前田家 百万石の名宝-尊經閣文庫の名品を中心に-」4/19〜6/7
 このたび北陸新幹線金沢開業を記念し、公益財団法人前田育徳会のご協力により、国宝15件、重要文化財35件を含む、たいへん貴重な作品120件を公開する展覧会の実現にいたりました。展示構成は、第1章「武家の象徴 ―武具・刀剣・甲冑―」と第2章「加賀文化の確立」で、第2章では、(1)加賀藩の美術工芸・(2)尊經閣文庫の名品・(3)百工比照の全貌という内容で紹介します。この特別な機会に、真の加賀文化をご堪能ください。
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/event/7event.html

石川県立歴史博物館「江戸と金沢 -北国下街道を歩いた人びと-」4/17〜5/31
 本展では「江戸と金沢の交流」「城下町金沢」の2つ柱により、参勤交代の様相、加賀藩邸と江戸の名所、街道を行く、金沢城と城下、文化の交流などのテーマを設け、江戸と金沢の交流の歴史を探ります。
http://ishikawa-rekihaku.jp/special/special_top.php?cd=2015032601

安城市歴史博物館「三河真宗の名刹 本證寺」4/18〜7/5
 国史跡指定を記念して聖徳太子絵伝など宝物を展示。
http://www.katch.ne.jp/~anjomuse/index.htm#tenji

富山県[立山博物館]「立山の至宝展」4/4〜5/17
 立山ゆかりの仏教美術を中心に写真などを交えて文化的魅力を紹介。
http://www.pref.toyama.jp/branches/3043/kikakuten.html

福井県立若狭歴史博物館「若狭人の祈りー経ー」4/25〜5/24
 若狭で御経を紹介する初めての展覧会です。質・量ともに迫力ある地元の御経から若狭地域の文化をとらえ直します。
http://wakahaku.pref.fukui.lg.jp/

和歌山県立博物館「高野山開創と丹生都比売神社-大師と聖地を結ぶ神々-」「高野山と有田川流域の仏教文化」4/25〜6/7
 高野山麓・天野の地に鎮座する丹生都比売神社は、開創1200年を迎えた高野山の鎮守社として古くから篤い信仰を集めてきました。この特別展では、弘法大師空海と地域の関わりや伝承を、丹生都比売神社の神々にまつわる歴史とともに紐解きます。特集展示「高野山と有田川流域の仏教文化」を同時開催。
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/

大阪歴史博物館「大坂-考古学が語る近世都市-」4/18〜6/8
本展覧会では、近世大坂に関わる代表的な出土品を一堂に集めて陳列します。
展示の前半では、大坂城が建設される以前の時代からはじまり、豊臣秀吉による大坂城と城下町の建設、徳川期の都市再建と発展の歴史を、時代を追って展示します。
展示の後半では、華麗な桃山陶磁や貿易陶磁、日々の暮らしに用いられた多様な品々、大坂での「モノづくり」に関わる出土品を展示し、近世大坂の繁栄ぶりを紹介します。
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2015/osakaten.html

吹田市立博物館「生誕100年 西村公朝展-ほとけの姿を求めて-」4/25〜6/7
 生誕100年を記念して、公朝の多くの業績の源というべき「仏像修理者」としての活動に注目いたします。これまで修理してきた仏像彫刻や、修理資料等によって、その卓越した技術を紹介し、仏像修理の足跡をたどります。
http://www.suita.ed.jp/hak/moy/moy2.html#kocho

芦屋市立美術博物館「芦屋の歴史と文化財〜祈りをささげた神さま仏さま」4/4〜5/10
 本展では平成24年に文化財として指定された芦屋川の文化的景観が育んできた芦屋の歴史をご紹介します。古代の人々の暮らし、和歌や物語に登場する風光明媚な土地柄、住宅地として街が発展した阪神間モダニズムを中心に、古代から現代に至るまでの芦屋の歴史を辿ります。
http://ashiya-museum.jp/exhibition/exhibition_new/7432.html#more-7432

正木美術館「一休日和」4/4〜7/5
本展覧会では、正木コレクションを中心に、一休の軌跡をたどります。
また一休の思想を理解する上で欠かせない詩集「狂雲集」に収められた偈頌(仏教的主題の詩)に関連した正木コレクションの作品を展示します。
http://masaki-art-museum.jp/event/

大谷大学博物館「大谷大学のあゆみ-開創350年 学寮とその時代」4/1〜5/16
本展覧会は、「学寮の創設と高倉移転」「高倉学寮講師と近世宗学の形成」「護法場の開設」の3つのテーマによって構成しています。大谷大学の前身を担った先学たちの尊い営みの一端を感じていただければ幸いに存じます。

京都国立博物館 名品ギャラリー
「神仏の霊験」4/14〜5/10
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor2_1/f2_1_korekara/emaki_20150414.html
禅宗の人物画」4/14〜5/10
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor2_3/f2_3_korekara/cyuse_20150414.html
法華経と釈迦の美術」4/14〜5/10
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor2_2/f2_2_korekara/butsuga_20150414.html
十二天屏風の世界」5/12〜6/7
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor2_2/f2_2_korekara/butsuga_20150512.html

承天閣美術館伊藤若冲琳派の世界-京都が生んだ異才若冲と華麗なる琳派の絵師達-」4/4〜9/23

大東市立歴史民俗資料館「野崎観音-境内の移り変わり-」4/18〜6/14
http://www.rekisupo.com/event.html#event_1

飛鳥資料館「はじまりの御仏たち」4/24〜6/21
出土品を中心に飛鳥時代の御仏のすがたを広く紹介します。とくに考古学的な観点から、各種の仏像の製作と用途、また寺院における荘厳にも迫ります。魅惑的な「飛鳥の御仏の世界」をご覧いただけましたら幸いです。
http://www.nabunken.go.jp/asuka/kikaku/20150213.html

奈良国立博物館「まぼろしの久能寺経に出会う 平安古経展」4/7〜5/17
 日本における写経は、7世紀以前からの長い歴史があり、各時代に様々な展開を遂げました。平安時代の写経には、料紙を色で染める、金銀の截箔を散らす、絵具で描画する、文字に金銀泥を使うなどの方法で装飾されたものが数多く残り、それらがこの時代を特徴付けるものとなっています。本展では、こうした平安時代の経典の様々な側面を紹介いたしますが、あわせて、平安時代を通じて培われた製作技術の粋を尽くした写経遺品である「久能寺経」を展示します。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2015toku/heiankokyou/heiankokyou_index.html

出光美術館(門司)「仙厓と九州の茶陶」4/24〜6/21
 本展では出光コレクションが誇る仙厓の作品より、代表作約30件を厳選して展示いたします。また九州ゆかりの古唐津、高取の茶陶も合わせてご鑑賞いただきます。茶禅一味の奥深い味わいをお楽しみください。
http://www.idemitsu.co.jp/museum/moji/exhibition/present/index.html

福岡市美術館アンコール・ワットへのみち 神々の彫」4/28〜6/14
9〜15世紀にかけて現在のカンボジア領域を中心に強大な勢力を誇ったアンコール王朝は、世界遺産アンコール・ワットに代表される豪壮華麗なヒンドゥー教・仏教の石造美術を残しました。本展は、8世紀以前のプレ・アンコール時代からアンコール王朝の時代を網羅した丸彫り石像群を核として、インドシナ半島における豊かな宗教彫刻の造形美を紹介します。
http://www.fukuoka-art-museum.jp/jc/html/jc03/fs_jc03_tokubetsu_x15_0428.html

広島県立歴史博物館「尾道浄土寺の寺宝展-瀬戸内の精華-」4/24〜6/7
 616年の聖徳太子開創と伝わる浄土寺は,鎌倉時代に西大寺律宗の僧定証によって再興されて以来,尾道だけでなく,後醍醐天皇足利尊氏などの歴史上の人物を始めとする,多くの人々の信仰を集めてきました。今回の展覧会は,浄土寺に伝わる寺宝の数々を展示し,瀬戸内に繰り広げられた人々の生活と文化を紹介します。
http://www.manabi.pref.hiroshima.lg.jp/rekishih/

鳥取市歴史博物館「鳥取東照宮の宝物-家康と鳥取藩主池田家-」4/17〜5/17
 本年は、江戸幕府初代将軍・徳川家康の没後400年にあたります。当館の位置する鳥取市上町の樗谿公園内には、徳川家康東照大権現)を祭神とする鳥取東照宮が鎮座しています。節目を迎える本年、宝物や歴史資料を通じて鳥取東照宮を紹介する展覧会を開催いたします。
http://www.tbz.or.jp/yamabikokan/index.php?view=4282

徳島県立博物館「瓦から見る古代の阿波-寺院と役所-」4/24〜6/7
 阿波の古代寺院跡から出土した瓦や、これらと関連が強い各地の瓦、さらに役所跡からの出土資料を通して、古代阿波の様相の一端を紹介します。
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/exhibitions.html#kikaku

九州国立博物館戦国大名-九州の群雄とアジアの波濤-」4/21〜5/31
 戦国大名の争覇から豊臣大名の登場と消滅まで、戦国九州のクライマックスともいうべき16世紀後半の激動の歴史が一望できる展覧会です。各大名家・菩提寺などで大切に守り継がれてきた肖像画、武具・甲冑類、遺愛道具のほか、海外交流にまつわる伝世品や考古遺物をとおして、九州の地を舞台として活躍した大名たちの軌跡を追います。
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s39.html