仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2015年5月の展覧会

2015年5月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


早稲田大学會津八一記念博物館「近世の禅画」5/9〜6/23
 たくさんの禅画を描いた江戸時代の禅僧として白隠慧鶴が知られていますが、今回は白隠の孫弟子にあたる春叢紹珠・関堂玄哩・卓洲胡僊・弘巌玄猊さらに卓洲の弟子の蘇山玄喬など 白隠会下の禅師や円覚寺を再興した誠拙周樗、誠拙と兄弟弟子にあたる仙厓義梵の禅画を展示します。いろいろな禅師による達磨図や円相、南泉一円相や普化振鈴といった禅機画、布袋図や寒山拾得図などをご覧ください。
http://www.waseda.jp/aizu/index-j.html

千秋文庫「古地図展」5/19〜8/15
 旧秋田藩主 佐竹家には『マテオリッチ万国輿地図』や『日本全図』等、さまざまな地図が伝わっておりました。今回はその中から、世界地図や日本地図をはじめ、蝦夷北方領土など、古地図を中心に展示いたします。 
http://senshu-bunko.or.jp/modules/now/

天理ギャラリー「手紙-筆先にこめた想い-〜天理大学附属天理図書館所蔵〜」5/17〜6/14
 天皇から文人・作家まで、人口に膾炙した人物の手跡を展示。
http://www.sankokan.jp/news_and_information/ex_tg/tg155.html

根津美術館「江戸のダンディズム-刀から印籠まで-」5/30〜7/20
 太平の江戸の世では、刀剣やその拵は、男性にとって持ち主の身分や教養、季節を感じさせる「こだわりのアイテム」として位置付けられるようになりました。意匠を凝らしたものが競ってつくられ、印籠や根付も同様の発展を見せました。当館所蔵の刀剣・刀装具・印籠のコレクションから選りすぐりの約100件をご覧ください。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/

国立公文書館「恋する王朝」5/30〜7/11
国風文化の花開いた平安時代、「恋」は雅やかなモチーフとして様々な文学作品に描かれました。本展では『伊勢物語』を中心に、1000年以上の長きにわたって人々に読み継がれてきた、貴公子や姫君たちの物語をご紹介します。
http://www.archives.go.jp/exhibition/index.html

千葉県立中央博物館大利根分館「母の祈り-利根川下流域の女人信仰-」5/30〜6/28
 子授け・安産・子育て・間引きの戒め・女人救済など、利根川下流域に色濃く残されてきた女性の信仰を紹介します。
http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=bbs_view_main_post&post_id=970&block_id=4430#_4430

鎌倉国宝館「常盤山文庫名品展2015 特集:鎌倉禅林の墨蹟と頂相」5/22〜6/28
 国宝・重要文化財の作品を中心に、鎌倉ゆかりの禅僧の墨蹟(禅僧の書)を特集します。同時に鎌倉の禅宗寺院に伝わる寺宝の中から、それらの墨蹟を書した禅僧たちの頂相(禅僧の肖像画)をあわせて展示いたします。「書は人なり」とよく言われますが、鎌倉の歴史上で活躍した禅僧たちの書と彼らの肖像とを見比べてみると、確かにその人柄や禅風が伝わってくるかのようです。この機会に、中世の鎌倉禅林の遺風を伝える書と肖像のコラボをぜひお楽しみください。
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/27-05tokiwayama.html

京都国立博物館「名品ギャラリー 十二天屏風の世界/ふたつの親鸞聖人絵伝」5/12〜6/7
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/index.html

大和文華館「水にまつわる美術」5/15〜6/28
 人々は大らかな水の流れや水辺の風景に安らぎを感じ、また水面に姿を映して思いを馳せるなど、水は潤いを与える以上に人々の身近に関わってきました。水や波、水中の動植物があらわされた画題や文様は数多く、多岐にわたります。水をめぐる絵画や工芸品を展示し、その表現から人々の水へ託した想いを見つめます。
http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/index.html

あべのハルカス美術館「昔も今も、こんぴらさん。─金刀比羅宮のたからもの─」5/22〜 7/12
 「讃岐のこんぴらさん」と親しまれ、一生に一度は訪れたいお宮として、多くの参詣者を迎えてきた金刀比羅宮。庶民の素朴な信仰心に支えられ、独自の文化を発信し続けてきた同宮の宝物を一堂に公開します。書院を彩る円山応挙伊藤若冲の障壁画から、近代洋画の先駆者・高橋由一の作品まで、多彩な「美のこんぴら参り」をお楽しみください。
http://www.aham.jp/exhibition/future/konpirasan/

大阪市立美術館「コレクション展 経典」5/19〜6/21
当館は、田万コレクションに含まれる経典などを所蔵するほか、関西地区の寺院や個人からも優品が寄託されています。このたびは、中国隋・唐の影響を受けた謹厳端正な書風の奈良時代から、和様化した温雅優美な書風を示す平安時代にいたる遺品を展観します。
http://www.osaka-art-museum.jp/def_evt/

花園大学歴史博物館「吉良氏ゆかりの寺 花岳寺と良哉元明」5/18〜7/11
 花岳寺所蔵の文化財のうち、吉良氏関連の資料と良哉元明関連の資料を中心に展観し、近世三河の地における禅文化をご紹介します。
http://www.hanazono.ac.jp/event/20150514-4854.html

佛教大学宗教文化ミュージアム「お念仏のかたち」5/30〜6/28
 私たちは“お念仏”という言葉を耳にしたとき、どのようなことを思い浮かべるでしょう。本展では、法然上人が説いた専修念仏を中心に、日本における念仏のかたちの一側面について紹介していきます。
http://www.bukkyo-u.ac.jp/facilities/museum/

龍谷ミュージアム「市田ひろみコレクション 世界の衣装をたずねて」5/30〜7/20
 一般の人たちが日常的に着用する素朴な普段着に注目したのが、市田ひろみ氏です。女優、エッセイスト、そして服飾評論家として幅広く活躍されている市田氏は、自ら世界100か国以上を訪れて貴重な民族衣装を収集してきました。本展ではその中から、シルクロードでつながるアジア各地をはじめ、ヨーロッパ、アフリカ、中南米の衣装を展示して、世界の伝統工芸に触れていただきます。同時に、龍谷ミュージアムが保管する仏教に関連した品々も展示して、仏像の衣装にも注目します
http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/ex.html

滋賀県安土城考古博物館「摠見寺の寺宝」5/28〜7/29
 織田信長菩提寺である摠見寺には、貴重な文化財が数多く伝えられています。信長の命日である6月2日の前後の時期、当館でお預かりしている摠見寺の寺宝を特別公開します。
http://azuchi-museum.or.jp/other/3011.html

鳥取市歴史博物館「絵巻の世界-國學院大學の名品-」5/23〜6/21
 國學院大學図書館が所蔵する「久我家嫁入り本・源氏物語絵巻」をはじめ、國學院大學が守り伝えている名品の数々から、一般にも馴染みのある作品の資料を中心に展示します。  
http://www.tbz.or.jp/yamabikokan/index.php?view=4283

瀬戸内海歴史民俗資料館「人形-呪術・信仰から祭り・芸能・玩具まで-」5/12〜7/12
 船の守り神フナダマサンの御神体として祀られた人形(国重要有形民俗文化財)や瀬戸内地域、特に燧灘周辺で祀られる漁の神様リョースケサンやヨベッサンなど、館蔵の人形資料を一挙公開します。また本県の独特な節供行事八朔に飾られた八朔人形や郷土玩具奉公さん、瀬戸内地域の祭り行事に見られるさまざまな人形についても展示します。
http://www.pref.kagawa.jp/setorekishi/exhib/pro20150512.html