仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2015年12月の展覧会

2015年12月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)

サントリー美術館「水-神秘のかたち」12/16〜2/7
 水にかかわる神仏を中心に、その説話や儀礼、水に囲まれた理想郷や水の聖地など、水を源とする信仰に根ざした造形物を、彫刻、絵画、工芸にわたって展観することで、日本人が育んできた豊かな水の精神性を浮び上がらせようとするものです。特に篤い信仰を集めた龍神は、国宝「善女龍王像」など優れた造形性を有するものが伝わり、龍神の持つ神秘の玉―「宝珠」に関する作例とともに、本展の見どころの一つとなります。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_6/index.html

早稲田大学総合学術センター「日本古典籍の世界 和歌と神道-上野理旧蔵資料から-」12/4〜12/22
 上野理先生は、積年収集された古典籍の数々を、2006年に本学図書館に寄贈なさいました。中でも『中臣祓』を中心とする、中世・近世の神道関係の文献は、特異なコレクションと注目されます。そこで今回の展示では、「和歌」と「神道」を二本の柱に設定してみました。「和歌」と「神道」という、日本の伝統的な文化の基層となる世界を、今回の展示によってうかがい知ることができるでしょう。
http://www.wul.waseda.ac.jp/news/news_detail.html?news_no=570

国立歴史民俗博物館夷酋列像蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界―」12/15〜2/7
 フランス ブザンソン美術考古博物館からの帰国作品に加えて、日本各地の「夷酋列像」が一堂に。江戸〜幕末にかけての蝦夷地=北海道のイメージを見渡すまたとない機会。
https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/special/index.html#room4

京都国立博物館「さるづくし―干支を愛でる─」12/15〜1/24
 江戸時代には、伊藤若冲曾我蕭白長澤蘆雪といった錚々たる絵師が個性豊かな猿を描いています。とくに今回の展示では、生命感あふれる猿の姿を描き出し名手と謳われた森狙仙の作品もご覧いただけます。さらに、日本では見ることが難しかったテナガザルのほほえましい姿を描いた中世水墨画の名品や、物語に猿が登場する絵巻物、斬新なデザインの根付などが一堂に会します。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2015_monkey.html

京都国立博物館「獅子と狛犬」12/15〜3/13
 獅子、狛犬ともに百獣の王ライオンの姿を写したもので、頭上に一本の角のある方を狛犬、無い方を獅子と呼びます。エジプト、中東地域では写実的なライオンの像が造られましたが、生息地から遠く離れた中国では姿が変わって唐獅子となり、それが日本に伝わりました。平安時代降神社や寺院の入り口、あるいはお堂に置かれ、境内や神仏の像を守護する役を担ったのです。10余対の獅子・狛犬を並べた空間をおたのしみください。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor1_5/f1_5_korekara/shishi_2016.html

京都国立博物館「地蔵と十王」12/15〜3/21
 ほとけの救済に預からなかった人は、死後生前の行ないを吟味する裁判を受けなければならない。その裁判長が十王で、初七日から三回忌までを十人の王が担当する。閻魔王はその中心的な存在である。判決によって生まれ変わる世界が決まるため、裁判を亡者に有利なものにするため遺族が回忌供養を行なうのである。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor1_2/f1_2_korekara/scu_20151215.html

京都文化博物館「日本のふるさと 大丹後展」12/5〜1/17
 「交流」、「伝説」、「霊地」、「生産」の4つのテーマを設定して、丹後の過去から現在までに生まれた数々の至宝をご紹介いたします。国内最古の紀年銘鏡である青龍三年銘方格規矩四神鏡、日本海を思わせるガラス玉、高級絹織物の丹後ちりめんなど多彩な品々が皆様をお迎えします。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_kikaku_post/furusato_tango/

奈良国立博物館「おん祭と春日信仰の美術」12/8〜1/17
伝統ある春日若宮おん祭を取り上げ、絵画や文献史料等を通じ、おん祭の歴史と祭礼を紹介し、あわせて春日信仰に関する美術を展示する恒例の企画で、今年で10回目を迎えます。本年は、祭礼の間、若宮神が遷座する御旅所の御假殿にスポットを当てるとともに、平安時代の若宮社創建にまつわる上皇や貴族の動向を紹介いたします。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2015toku/on-matsuri/2015on-matsuri_index.html

瀬戸内海歴史民俗資料館「小豆島霊場資料展」12/22〜2/28
小豆島八十八箇所霊場に関する絵図や絵葉書、パンフレット、古文書などを紹介します。
http://www.pref.kagawa.jp/setorekishi/exhib/project.html

大分県立歴史博物館「お釈迦さまと羅漢さん」12/22〜2/14
「羅漢」はお釈迦さまの弟子、仏教で最高の修行を終えた僧侶のことです。本展では、お釈迦さまと、お釈迦さまをとりまくさまざまな仏さま、個性豊かな弟子たちの姿を紹介します。
http://kyouiku.oita-ed.jp/rekisihakubutukan-b/ex/index.html