仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2016年6月の展覧会

2016年6月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


花巻市博物館「多田等観展 等観が辿った道」6/4〜7/3
 多田等観が数奇な運命により歩んだ道を辿り、ダライ・ラマ13世の遺言により送られた「釈尊絵伝」、チベットより請来された貴重な品々、花巻に残された等観の足跡など、当館に収蔵されている資料をご紹介いたします
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/event/1603/p005289.html

致道博物館「駒澤大学所蔵コレクション展 禅 ZEN-描かれた禅の世界」6/1〜7/10
 東京・駒澤大学が所蔵する江戸期に描かれた禅僧の絵画を一堂に公開。白隠、仙厓の禅画や涅槃図なども出品。
http://www.chido.jp/

国文学研究資料館書物で見る 日本古典文学史」6/20〜12/17
 上代から明治初期までの文学を、書物(古典籍)によってたどります。最近の研究動向にも配慮はしましたが、むしろ教科書でなじみの深い作品を中心に据えて、文学史の流れを示しました。写本の表情や版本の風合いに触れながら、豊かな日本古典文学史の諸相をお楽しみください。
https://www.nijl.ac.jp/pages/event/exhibition/2016/bungakushi.html

静嘉堂文庫美術館「江戸の博物学〜もっと知りたい!自然の不思議〜」6/25〜8/7
 本展では本草書の歴史をたどりつつ、それと並行して江戸時代の人々に西洋博物学がどのように受け入れられてきたのかをご紹介します。そこには、現代の私たちと同じ“自然への探求心”を見出すことができるでしょう。「江戸の博物学」の魅力をご堪能ください。
http://www.seikado.or.jp/exhibition/next.html

東京国立博物館「ほほえみの御仏 二つの半跏思惟像」6/21〜7/10
 日本と韓国に同じ姿の優れた仏像が残るのは、両国の古代から続く交流の深さを物語るといえましょう。本展は、日本と韓国の仏像の美を堪能するまたとない機会です。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1792

出光美術館「美の祝典Ⅲ-江戸絵画の華やぎ」6/17〜7/18
 第三部のテーマは、日本の絵画史上、大きな飛躍を遂げた「江戸絵画」を特集し、その多彩な魅力に迫ります。公武が拠点を分かつ中、画家たちの世界は東西の往来によって革新され、目覚ましい発展を遂げました。伝統的な価値観が解放されてゆくこの時代を牽引したのは、狩野派琳派、そして浮世絵といった諸派の画家たちでした。本展では、重要文化財の「祇園祭礼図屏風」、英一蝶「四季日待図巻」、喜多川歌麿「更衣美人図」をご覧いただくほか、酒井抱一風神雷神図屏風」など江戸後期の名作にいたるまで、300年にわたる江戸絵画に親しみます。社会的な階層を超えて、さまざまな輝かしい活躍をみせた名だたる画家の優品をお楽しみください。なおこの期間、国宝「伴大納言絵巻」下巻を特別展示します。
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html

文化学園服飾博物館「世界の刺繍」6/14〜9/8
 四季の情趣を表現した日本の刺繍、オート・クチュールの熟練の技が生み出すヨーロッパの華麗な刺繍、それぞれの民族で伝承された色彩や文様が表されたアジアやアフリカの民族衣装など、約35か国のさまざまな刺繍を紹介します。
http://museum.bunka.ac.jp/exhibition/

LIXILギャラリー「文字の博覧会 旅して集めた“みんぱく”中西コレクション」6/2〜8/27
 人類にとって最大の発明のひとつとされる文字。その奥深さに魅せられた中西亮(あきら)氏は世界でも稀有な文字ハンターとして多くの文字資料の収集をしました。本展では、“みんぱく”こと国立民族学博物館に収められた「中西コレクション」を中心に世界の様々な文字の魅力に迫ります。
http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_003419.html

茨城県立歴史館「水府美術譚 水戸市立博物館所蔵品より」6/16〜7/31
 水府とは,水戸の異称です。転じて水戸藩を指す言葉にも使われました。江戸時代の水戸で活動した画人,画家はどのような人たちだったのでしょうか。その忘れかけている物語を,水戸市立博物館の近世絵画の資料で紹介いたします。
http://www.rekishikan-ibk.jp

神奈川県立金沢文庫「泥亀永島家の面影 永島家文書とその世界」6/3〜7/31
 江戸時代、金沢の入海の干拓に挑み、6代にわたる努力の末に泥亀新田を完成させた永島家。そのルーツと不屈の努力、そして地元住民とのやりとりを伝える古文書が金沢文庫に残されています。本展示では、永島家文書を中心に、歴代当主の苦闘をたどります。
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenji.html

鎌倉国宝館「常盤山文庫名品展 2016」6/7〜7/18
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/28tennjikai.html

静岡市美術館「伊豆市所蔵近代日本画コレクション展 大観・靫彦・龍子らと修善寺」6/7〜7/10
http://www.shizubi.jp/

ふじさんミュージアム「富士山御師のたからもの」6/22〜9/26

山梨県立博物館「よみがえる、ふるさとの宝たち 3.11 被災資料の再生」6/4〜7/4
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/5th_tenjiannai_symbol_032.html

岡崎市美術博物館「親善都市 福山の文化財展」6/4〜7/18
 福山の歴史と文化を物語る文化財の優品約130件を展示し、福山の魅力を紹介します。
http://www.city.okazaki.aichi.jp/museum/exhibition/openexhibition/p020049.html

徳川美術館「ジャパン・デザイン 日本の美をもとめて」6/1〜7/10
 日本の調度品や衣服などには、梅や桜、流水、雪輪といった季節の情趣を感じさせる題材や、格子や七宝といった幾何学的な文様など、さまざまなデザインが散りばめられてきました。本展では、蒔絵の調度、華麗な織物や刺繍による能装束や衣服、陶磁器などから、日本の美意識をたどるとともに、現代にも受け継がれる日本の文様の展開を紹介します。
http://www.tokugawa-art-museum.jp/

豊田市民芸館「動物文様の民芸」6/7〜9/25
 民芸品にはしばしば鳳風や獅子、兎や鯉などさまざまなおめでたい動物が描かれます。
これらの動物文様は江戸時代に形成・発展を遂げました。この当時の動物の存在や生態がどのように信じられていたのか、江戸時代中期の図説百科事典である『和漢三才図会』の挿絵とともに民芸品を約200点展示紹介します。
http://mingeikan.toyota.aichi.jp/kikaku/tenji.htm

富山県水墨美術館「鬼才-河鍋暁斎展 幕末と明治を生きた絵師」6/25〜8/7
 時代に翻弄されることなく反骨の精神で自由に生きた鬼才、河鍋暁斎の世界を、肉筆彩色画、水墨画、錦絵に、暁斎がデザインした工芸品を加えて紹介します。空前絶後の巨大画面〈新富座妖怪引幕〉(幅17メートル)は、北陸では初公開となります。
http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/3044.htm

和歌山県立博物館「防ごう!文化財の盗難被害」6/11〜7/10
 和歌山県では平成22〜23年春にかけての1年間で、60件以上にも及ぶ、空前絶後の文化財盗難被害が発生しました。被害の背景には各集落の高齢化・過疎化問題があり、今もなお、盗難被害を受ける危険性は高いままです。文化財盗難の実態を紹介することで、新たな被害を防ぐためのアピールを行います。

大阪市立美術館仏教美術 聖徳太子をめぐる美術」6/3〜6/26
 第一部では太子が使節を派遣した中国・隋の作品、第二部では絵伝など太子信仰にかかわる作品をご紹介します。
http://www.osaka-art-museum.jp/

大谷大学博物館「大谷大学所蔵の考古資料 末永コレクションを中心に」6/14〜7/30
http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/

京都国立博物館徳川将軍家と京都の寺社 知恩院を中心に」6/14〜7/18
 戦国の覇者として江戸幕府を開いた徳川家康は、元和2年(1616)4月17日に75才でその生涯を閉じました。関西では家康のライバルであった豊臣秀吉の人気が高いのですが、徳川将軍家が新しい秩序の支配者として京都の寺社を保護したことは忘れてはならない歴史的事実です。本展では、2014年に重要文化財に指定された徳川家康・秀忠坐像(知恩院蔵)を公開し、知恩院を軸としてその知られざる歴史をご紹介します。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_tokugawa.html

京都文化博物館「洛陽三十三所2」6/11〜8/7
 かつて京都において、三十三所の観音菩薩を巡礼するという信仰がありました。2005年に再興された観音霊場が所蔵する名品を展示します。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo/exhi_shibun/

龍谷ミュージアム仏教の思想と文化 インドから日本へ」6/25〜8/21
http://museum.ryukoku.ac.jp/

大津市歴史博物館「大津の仏教文化16 歴博周辺のほとけさま」6/7〜7/24
 大津は、わが国屈指の仏教文化に関する文化財が豊富に現存する地域です。「大津の仏教文化」は、その豊かな仏教文化などを紹介するシリーズです。今回は、歴博周辺に伝わる仏像を紹介します。
http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/event/minikikaku.html#MINIKIKAKU129

奈良国立博物館「和紙 近代和紙の誕生」6/7〜7/3
 江戸時代までの日本の紙が明治時代に吉井源太の手で技術改良され「近代和紙」に生まれ変わったその道のりを、江戸時代以前の品や関連資料とともに紹介します。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2016toku/washi/washi_index.html

香川県ミュージアム「おもてなしのモノ語り 四国遍路から現代アートまで」6/3〜7/31
http://www.pref.kagawa.jp/kmuseum/

出雲弥生の森博物館「文化財保護のお仕事 仏像編」6/8〜10/3
 市内には、長い歴史を経て伝わってきた数多くの貴重な文化財があります。これらは後世に残し伝えていくべき大切な財産です。今回の展示では、仏像をとりあげ、文化財を守る活動を紹介します。
http://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1244161923233/html/common/5789d3fb010.html#themeroom