仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2016年7月の展覧会

2016年7月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


仙台市博物館「イチ押し収蔵品 主役・わき役キャラクター大集合! ゆかい・ほのぼの・お化けも登場」7/15〜8/28
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/tenrankai/next.html

東北歴史博物館「アンコールワットへのみち」7/16〜9/19
 石彫像など約100点にものぼる文化財を一堂に公開し,王朝成立の前史からスタートし,世界遺産アンコールワットなど,アンコール彫刻の造形美の変遷の「みち」をたどります。さらに,アンコール王朝の周辺,現在のミャンマーのほぼ全域に君臨したパガン王朝や,現在のタイを中心に繁栄したドヴァーラヴァティー国など,インドシナ半島に華開いた豊かな宗教彫刻の世界を巡る,これまで誰も経験したことのない壮大な「旅」へと誘います。
http://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/detail.php?data_id=826

一関市博物館「松川二十五菩薩の全貌-平泉文化の余光」7/2〜8/14
http://www.museum.city.ichinoseki.iwate.jp/news/article.php?p=160

センチュリーミュージアム「「顔」のいろいろ」7/4〜9/24
 画像・歌仙絵・絵巻に見る人物の描かれ方
http://www.ccf.or.jp/jp/10about_museum/

多摩美術大学美術館「大拙と松ヶ岡文庫展」7/2〜9/11
 本展は松ヶ岡文庫の貴重な所蔵品から構成され、手稿や映像資料により大拙の姿を鮮やかに描きます。また大拙と松ヶ岡文庫に重なる絆にも注目しました。夫人ビアトリス・レーンや西田幾多郎柳宗悦らに関わる書簡や墨蹟、柳を通して縁の生まれた民藝の作家らによる陶器などから、松ヶ岡文庫を巡り昭和の文化人達が深めた交流と信頼を展観します。さらに優美な雰囲気を備える観音菩薩半跏像や東大寺大仏の蓮弁拓本、神仏が刻まれた江戸から明治時代の版木など同文庫が有する豊かな文化資産も出品します。中でも、時に精緻で時に素朴な表情を持つこれら版木は新刷の版画と共にこの度初公開となるものです。
http://www.tamabi.ac.jp/museum/exhibition/160702.htm

東京藝術大学大学美術館「観音の里の祈りとくらし展Ⅱ」7/5〜8/7
 この展覧会では、このようなホトケたちの優れた造形とともに、こうした精神文化や生活文化を「祈りの文化」として紹介し、長い歴史の中で守り継がれてきた地域に息づく信仰のこころを全国に発信していきたいと考えています。歴史・文化に彩られた北近江の長浜、この地に息づく「祈りの文化」と「観音の里」の魅力を通して、一人でも多くの方に、ホトケたちとそれを守る人びとの姿を感じ取って頂ければと考えています。
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/current_exhibitions_ja.htm

根津美術館「はじめての古美術鑑賞 絵画の技法」7/23〜9/4
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/

山種美術館「山種コレクション名品選Ⅰ 江戸絵画への視線 岩佐又兵衛から江戸琳派へ」7/2〜8/21
http://www.yamatane-museum.jp/

江戸東京博物館「大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで」7/5〜8/28

國學院大學博物館「江戸文学の世界 江戸戯作と庶民文化」7/19〜8/28

国立公文書館「ようこそ地獄 たのしい地獄」7/16〜8/27
 凄惨で残酷、おどろおどろしい地獄の世界――でもどこかちょっぴり楽しそう!? 古代インドを起源とする「地獄」は、仏教道教と共に日本へ伝来して以降、土着の信仰などと混ざり合い、独特のイメージを形成しました。 本展では主に平安時代から室町時代にかけて成立した様々な古典籍から、古来、日本人が描いてきた「地獄」のイメージとその死生観についてご紹介します。
http://www.archives.go.jp/exhibition/index.html#ex_2807

畠山記念館「茶の湯ことはじめ」7/30〜9/11
 本展では、「抹茶」に始まり「床の間」「千利休」「銘」「名物」「伝来」「次第」など、茶の湯に関するキーワードで展示を構成し、茶道具の鑑賞のポイントをご紹介いたします。
http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/exhi2016summer.html

取手市埋蔵文化財センター「西国巡礼・四国遍路・金毘羅参り」7/19〜9/23
 江戸時代から近現代に至るさまざまな資料から、山崎庄兵衛と海老原喜右衛門の足取りを追体験し、旅の空にあった二人の心情に迫ります。
https://www.city.toride.ibaraki.jp/maibun/event/kikakutenn40201606.html

埼玉県立歴史と民俗の博物館高麗郡1300年-物と語り」7/16〜8/31
 今年は、奈良時代の霊亀2(716)年に現在の飯能市日高市及び鶴ヶ島市を中心とする地域に高麗郡が置かれて、ちょうど1,300年を迎える節目の年です。今回の特別展「高麗郡1300年-物と語り-」では、考古資料や歴史資料を中心に古代高麗郡の実像を示し、その歴史が現在までどのように語り継がれてきたのかを明らかにします。
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=443

国立歴史民俗博物館「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」7/12〜9/4
 シーボルト没後150年を記念して、シーボルトが終焉の地ミュンヘンに残したコレクションの全体像を紹介し、シーボルトの日本博物館という新たな視点から、この貴重なコレクションを再構成します。
https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html

千葉市美術館「河井寬次郎と棟方志功 日本民藝館所蔵品を中心に」7/6〜8/28
http://www.ccma-net.jp/

鎌倉国宝館「仏像入門 ミホトケをヒモトケ!」7/23〜9/4

山梨県立博物館「医は仁術」7/16〜9/5
 当時の希少な解剖図などの資料のほか、江戸時代の医療器具なども展示し、中国からきた漢方と、西洋からきた蘭学とが、「医は仁術」の理念が実践されていた日本においていかに融合し、独自に発展をとげ、多くの人々を傷病の恐怖から救ってきたのかをご紹介します。
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_16tokubetsu002.html

上越市立総合博物館「大収蔵品展 総合博物館FINAL」7/23〜11/6
 会期を二期に分け、前期では歴史・民俗資料を中心に、後期では美術資料を中心に展示を行います。「上越市立総合博物館」としての最後の企画展です。
http://www.city.joetsu.niigata.jp/site/museum/

新潟市會津八一記念館「會津八一没後60年記念特別展 究極の趣味人」7/15〜9/25
 石水博物館所蔵の八一の書画作品をはじめ、それぞれの書画、油絵、往復書簡、さらには半泥子作陶の焼き物作品、川喜田家旧蔵美術コレクションなどを展示。芸術の世界に遊んだ二人の豊かな感性を紹介していきます。
http://aizuyaichi.or.jp/exhibition/1235/

柏原市立歴史資料館「まじなう 古代の祈りの道具たち」7/2〜8/28

新潟市美術館「天下太平 徳川名宝展」7/30〜9/25
 家康没後400年を記念する本展では、その生涯や人となりをしのばせる遺品、将軍家・御三家・ゆかりの寺社などに受け継がれた名宝や、太平の世のもとで豊かな成熟をみた武家・公家・町人らの文化を伝える作品などを通じ、江戸の歴史と文化を多面的に紹介します。
http://www.ncam.jp/exhibition/3350/

富山県立山博物館]「立山×地獄展第Ⅰ部 閻魔の眼光」7/16〜9/4
http://www.pref.toyama.jp/branches/3043/home.html

福井県立若狭歴史博物館「若狭の仏像・仏画 不動明王像」7/2〜7/31
 若狭に伝わった不動明王の仏像と絵画から、その特徴を紹介します。
http://wakahaku.pref.fukui.lg.jp/exhibition/detail/post-315.php

湯木美術館「茶入のたしなみ 茶事へのいざない 夏の茶道具」7/1〜8/7

高野山霊宝館「第37回高野山大宝蔵展」7/9〜10/3

サンリツ服部美術館「禅宗茶の湯の美」7/10〜9/4
 本展では、サンリツ服部美術館のコレクションのなかから、鎌倉時代、日本に来朝した禅僧・兀庵普寧の墨蹟や、中国・元時代の禅宗画家・因陀羅が描いた「寒山拾得図」、室町時代末期の茶人・武野紹?が所持していた「唐物茄子茶入 銘 紹?茄子」等をご紹介し、日本に根付いた禅宗文化と茶の湯への発展をたどります。
http://www.sunritz-hattori-museum.or.jp/schedule/main.html

大阪府立弥生文化博物館「世界の文字の物語:ユーラシア 文字のかたち」7/9〜9/4
 私たちがふだん何気なく読み書きする文字。現在、世界中で多様な文字の歴史をみれば、わずか数種のルーツにたどりつきます。人類は、いつ、なんのために文字を発明したのか。 長い時間と旅の過程で、文字はどのような進化と変化を遂げたのか。本展では、文明が誕生したころの中近東、エジプトからシルクロード、そして日本列島まで、ユーラシア大陸世界の文字が たどった数奇な運命と、その5千年にわたる歴史をたどります。
http://www.kanku-city.or.jp/yayoi/

国立国際美術館始皇帝と大兵馬俑」7/5〜10/2

京都国立博物館「丹後の仏教美術」7/26〜9/11
http://www.kyohaku.go.jp/

奈良国立博物館「忍性 救済に捧げた生涯」7/23〜9/19
 良観房忍性は、建保5年(1217)に大和国城下郡屏風里(現在の奈良県磯城郡三宅町)で生まれました。早くに亡くした母の願いをうけて僧侶となり、西大寺叡尊を師として、真言密教や戒律受持の教えを授かり、貧者や病人の救済にも身命を惜しまぬ努力をしました。特にハンセン病患者を毎日背負って町に通ったという話(『元亨釈書』等)には、慈悲深く意志の強い忍性の人柄がうかがえます。後半生は活動の拠点を鎌倉に移し、より大規模に戒律復興と社会事業を展開しました。人々の救済に努めた忍性に、後醍醐天皇は「菩薩」号を追贈されました。来年2017年は忍性の生誕800年にあたります。本展では忍性ゆかりの寺院に伝わる名宝や文化財を一堂に集め、奈良生まれの名僧の熱い人生とその偉業を偲びます。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2016toku/ninshou/ninshou_index.html

岡山県立美術館伊達政宗と仙台藩 国宝慶長遣欧使節関連資料と仙台伊達家ゆかりの名品」7/15〜8/28

山口県立美術館「恋も神様も伝説も-物語絵の世界」7/12〜8/14
http://www.yma-web.jp/exhibition/

島根県立古代出雲歴史博物館「いわみもの」7/22〜9/25
 石見焼がいつ、どこで、どのような技術を用いて誕生したのか。どのように生産量を増やし販路を拡大していったのか
http://www.izm.ed.jp/cms/cms.php?mode=v&id=287

愛媛県美術館「ブータン しあわせに生きるためのヒント」7/30〜9/19
 ブータン王国とは、ヒマラヤ山脈の南にあり、面積は九州とほぼ同じ、人口は約75万人。四季があり、未開の自然が残る豊かな国です。1972年に四代目国王がGross National Happines(国民総幸福)を提唱。無理な開発をせず自然環境を大切にし、人々の暮らしの中にある伝統文化を守りながらゆっくり近代化を進めるという考えの国です。2005年の国勢調査では「幸せ」と回答した人が国民の約97%を占め、世界が驚きました。ブータンの人々が感じている幸福感は、彼らが信仰するブータン仏教、豊かな自然環境、国民からの信頼と尊敬の念が厚い王室と密接な関わりがるのかもしれません。本展ではその根源となる伝統文化や思想にも迫ります。
http://www.ehime-art.jp/tenrankai/now/index.html

大分市歴史資料館「いにしえの美 館蔵古美術」7/23〜9/25
古美術品と呼ばれる陶磁器や絵画、工芸品などについて、そのものの資料がもつ美的造詣や価値、あるいは歴史的背景などについて紹介します。
http://www.city.oita.oita.jp/www/contents/1463445562533/index.html

大分県立歴史博物館「宇佐宮を俯瞰する-絵図にみる宇佐宮」7/29〜9/11
 国指定重要文化財「応永の古図」など、宇佐宮の境内を描いた絵図を一堂に集め、境内や周辺の変遷の様子をうかがいます。
http://kyouiku.oita-ed.jp/rekisihakubutukan-b/2016/04/28.html