仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2017年3月の展覧会

2017年3月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


サントリー美術館「絵巻マニア列伝」3/29〜5/14
後白河院や花園院、後崇光院三条西実隆、そして足利歴代将軍など《絵巻マニア》とでも呼ぶべき愛好者たちに注目し、鑑賞記録などをたどりながら、その熱烈な絵巻享受の様相を探ります。
http://www.suntory.co.jp/sma/

東京藝術大学大学美術館「雪村-奇想の誕生-」3/28〜5/21
この作品を描いたのは、戦国時代の画僧、雪村周継です。武将の子として生まれながら出家して画業に専心した雪村は、故郷である茨城や福島、神奈川など東国各地を活躍の場としました。その生涯は未だ謎に包まれていますが、ひときわ革新的で、また人間味あふれる温かな水墨画を描き続けた、ということだけは確かです。雪村の作品は江戸時代の尾形光琳らを魅了し、狩野芳崖ら近代の画家たちへと受容されたのでした。この展覧会は、雪村の主要作品約100件と関連作品約30件で構成される最大規模の回顧展です。
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2016/sesson/sesson_ja.htm

東京黎明アートルーム「円山派-応挙・蘆雪・素絢-の絵画と金銅仏」3/10〜3/25

根津美術館「高麗仏画-香りたつ装飾美-」3/4〜3/31
十一〜十四世紀の高麗仏画の名品を一堂にご覧いただく、東京で初めて開催する展覧会です。威厳に満ちた阿弥陀如来像、このうえなく優美な水月観音像、堂々たる姿の地蔵菩薩像、そして金銀で加飾された写経や仏具など、三十八件の絵画・工芸作品をとおして、日本の仏教絵画とは趣きの異なる、隣国に花開いた静粛なる美の世界をご堪能ください。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

山梨県立博物館ブータン王国展-しあわせに生きるためのヒント-」3/18〜5/15
ヒマラヤ山脈の南にあり、面積は九州とほぼ同じ、人口は約75万人。四季があり、未開の自然が残る豊かな国です。1972年に四代国王がGross Nationa Happiness(国民総幸福)を提唱。無理な開発をせず自然環境を大切にし、人々の暮らしの中にある伝統文化を守りながらゆっくり近代化を進めるという考えの国です。2005年の国勢調査では「幸せ」と回答した人が約97%を占め世界が驚きました。彼らが感じている幸福感は、ブータンの人々が信仰するブータン仏教、豊かな自然環境、国民からの信頼と尊敬の念が厚い王室と密接な関わりがあるのかもしれません。本展ではその根源となる伝統文化や思想にも迫ります。「いまあなたはしあわせですか―?」
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_16tokubetsu004.html

氷見市立博物館「四角い古墳・丸い古墳-王墓の時代の氷見-」3/3〜3/26
3世紀後半から6世紀までの古墳時代、氷見地域には大小合わせて400基近い古墳が築かれています。この特別展では、氷見市民にとって身近な遺跡といえる古墳について、墳丘や副葬品などさまざまな視点から、紹介を行います。 
http://www2.city.himi.toyama.jp/museum/

京都文化博物館ユネスコ記憶遺産 東寺百合文書」3/1〜4/23
2015年、京都府立総合資料館が所蔵する東寺百合文書がユネスコ記憶遺産に登録されました。本展では世界屈指の歴史資料である東寺百合文書の魅力を紹介します。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo/

龍谷ミュージアム浄土真宗本願寺の名宝Ⅱ-守り伝える美とおしえ-」3/4〜6/11
江戸時代に活躍した第12代准如宗主以降の歴代宗主をご紹介するとともに、東北や北陸を含む各地の真宗美術や、国宝「三十六人家集」(37帖のうち9帖、西本願寺蔵)、同「類聚古集」(16帖のうち6帖、龍谷大学図書館蔵)のほか、かつての法要の映像(昭和8年)や関連資料など約200件を展示します。
http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html

藤田美術館「FUJITA ザ・コレクション」3/4〜6/11
http://fujita-museum.or.jp/exhibitions.html

島根県立古代出雲歴史博物館「出雲国風土記とその時代」3/25〜5/16
当館の開館10周年記念を銘打つ本展では、『出雲国風土記』がどのようにして編纂されたのか、そこにはなにが記されているのか、その後どのように伝えられてきたのかといった点について、考古・歴史・美術などの豊富な資料をもとに考えます。
http://www.izm.ed.jp/cms/cms.php?mode=v&id=293