仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2017年4月の展覧会

2017年4月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


小山市立博物館「ヒトガタ-はらう・ねがう・のろう-」4/29〜7/2
人びとが思いを込める形の一つとして数多く用いられたヒトガタが、どのような役割を担い必要とされてきたのか、さまざまな事例をとおして紹介します。古代から連綿と続くヒトガタをめぐる民間信仰の多様性とともに、信仰の背景にある時代を超えた人びとの思いや願いも感じていただければと思います。
https://www.city.oyama.tochigi.jp/kyoikuiinkai/hakubutukan/

茨城県天心記念五浦美術館「興福寺の寺宝と畠中光享展」4/8〜5/14

五島美術館「春の優品展 歌仙と歌枕」4/1〜5/7
館蔵品の中から、すぐれた歌人肖像画(歌仙絵)、平安・鎌倉時代の古筆(和歌の書)、歌枕(和歌の題材となった名所)を描いた絵画や工芸品など名品約60点を展示。和歌の文化におけるイメージの形成と創作の源泉をたどります。
http://www.gotoh-museum.or.jp/

三井記念美術館「奈良 西大寺展-叡尊と一門の名宝-」4/15〜6/11
南都七大寺の一つである奈良の西大寺は、奈良時代称徳天皇によって創建された由緒ある寺です。創建1250年を記念する本展覧会は、西大寺に伝わる仏像・肖像彫刻・仏教絵画・密教法具など工芸品の名宝の数々と、元興寺浄瑠璃寺・白毫寺さらには東国の極楽寺称名寺など、真言律宗一門の珠玉の美術作品を一堂に展示します。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index2.html

根津美術館「燕子花図と夏秋渓流図」4/12〜5/14

センチュリーミュージアム仏教美術の世界」4/3〜6/24
仏教の世界観をいろどる荘厳の美
http://www.ccf.or.jp/jp/10about_museum/

東京国立博物館茶の湯」4/11〜6/4

日本民藝館「江戸期の民藝 暮らしに息づく美」4/4〜6/18

鎌倉国宝館「鎌倉の至宝-優美なる慶派のほとけ-」4/22〜6/4

神奈川県立金沢文庫「国宝 金沢文庫展-称名寺聖教・金沢文庫文書国宝指定記念-」4/28〜6/18
金沢北条氏は、鎌倉幕府の実権を握った北条氏の一流です。金沢北条氏を確立した北条実時が、自らの所領・六浦庄(現在の横浜市金沢区)に開いた菩提寺称名寺で、隣接して金沢文庫を創設し、鎌倉屈指の蔵書を誇りました。平成28年8月、称名寺に伝来し、金沢文庫が管理する総計2万点余りにおよぶ称名寺聖教・金沢文庫文書が一括して国宝に指定されました。これを記念し、金沢文庫に伝わる国宝を中心として、代表的な資料を展示いたします。
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/

新潟県立近代美術館「漢字三千年-漢字の歴史と美-」4/29〜6/11

石川県立歴史博物館「北前船日本海海運」4/22〜5/28

大津市歴史博物館「大津絵 れきはく蔵出し展」4/11〜5/21

安城市歴史博物館「安城文化財 モノ語り名品展Ⅳ」4/8〜7/2
今回は市内で最も充実した仏教美術の分野である「阿弥陀信仰」や浄土真宗の祖師像、県内ではみつかることが希ながら市内で4点も出土している木簡などを特集します。他に未指定文化財や館蔵品もあわせて展示します。
http://ansyobunka.jp/rekihaku/exhibition/index-exhibition.html

石川県立美術館「よみがえった文化財加賀藩による文化財修復の歴史と石川県文化財保存修復工房のわざ-」4/22〜5/28
石川県文化財保存修復工房開設20周年を記念して、修復工房20年の歩みを修復実績作品により集大成するとともに、先駆的に文化財の保存・修復に取り組んだ加賀藩主・前田家による制作の貴重な所産としてユネスコ世界記憶遺産・国宝《東寺百合文書》や重文《一遍上人絵巻》を特別公開し、藩政期から修復工房開設に至る石川の文化風土を再認識しつつ、文化財の保存・修復の現状と今後の展望を考察する展覧会を開催します。
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/exhibition/4211/

逸翁美術館「開館60周年記念展第一幕 THE書-数寄者が集めた古筆、お見せします-」4/8〜5/28
「かな・古筆」の作品の他、中国の書風を日本へ伝える「墨蹟」の作品も展示いたします。開館60周年記念展の幕開け、第一幕では書の美をご覧下さい。
https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/exhibition/1490/

京都国立博物館「名品ギャラリー 仏像入門」4/11〜5/21
仏像にはどのような種類があるのか、仏像は何からつくられているのか、というふたつのテーマに絞って展示。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor1_2/f1_2_korekara/scu_20170411.html

麗美術館「上田正昭と高麗美術館」4/3〜7/17
昨年3月13日に急逝されました高麗美術館第二代館長、上田正昭先生の提唱された、国を超えた民衆交流の実践と東アジアへの歴史視点は、高麗美術館の基本理念である『民際』へと受け継がれています。今回、上田正昭先生所蔵の『広開土王碑拓本』を展示し、雨森芳洲をはじめとした朝鮮通信使資料を公開することで上田史学の幅広い視野を紹介いたします。
http://www.koryomuseum.or.jp/exhibit_view.php?number=91

京都国立博物館「海北友松」4/11〜5/21
海北友松(1533〜1615)は狩野永徳長谷川等伯と並び称される桃山画壇の巨匠です。近江浅井家の家臣の家に生まれた彼は、若年を東福寺で過ごしましたが、主家や兄たちが信長に滅ぼされるに及び、還俗して狩野派の門を敲き、画の道に進んだと伝えられています。この展覧会では、晩年期の代表作はもとより、数少ない初期作や新発見・初公開の作品、さらに諸人との幅広い交流の跡を物語る書状や文書類などを数多く展示し、83年にわたる友松の生涯を振り返ります。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/index.html

大谷大学博物館「大谷大学のあゆみ 歴代学長の肖像画」4/1〜5/20
大谷大学明治34年(1901)東京巣鴨で開学した真宗大学にはじまります。大正2年(1913)京都市小山の地に移転し、現在に至ります。本展覧会では、明治・大正・昭和の歴代学長の肖像とその遺品を紹介します。学長は、初代学長清沢満之から現在まで28代を数えます。その肖像は、学恩を受けた人達が感謝の意と先生を懐かしみ顕彰する思いから制作されたものです。いずれも当時交流のあった画家によって描かれており、往時は旧講堂に掛けられていました。
http://www.otani.ac.jp/news/nab3mq0000051lec.html

花園大学歴史博物館「原の白隠さん ―松蔭寺と静岡沼津伝来の禅画・墨蹟―」4/3〜6/10
本展覧会では、松蔭寺の全面的協力のもと、同寺に蔵される白隠の禅画と墨蹟の全貌を紹介します。さらに、沼津の禅宗寺院に伝来する白隠の画賛作品をあわせて展観し、白隠画の魅力に迫ります。
http://www.hanazono.ac.jp/event/20170310-7342.html

麗美術館「上田正昭展」4/4〜7/17
麗美術館の第2代館長としてけん引して下さった上田正昭先生の足跡、創設者鄭詔文との交流および高麗美術館との歴史を振り返ります。
http://www.koryomuseum.or.jp/

大阪歴史博物館「渡来人いずこより」4/26〜6/12
近畿地方やその周辺地域で出土した朝鮮半島に関係する資料で展示を構成しながら、渡来人の「出身地」にスポットを当てて、考古学の最新成果を生かした展示を通じて、当時の具体的な交流像をビジュアルに描きます。
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2017/toraijin.html

堺市博物館「上方名所-屏風絵の世界-」4/21〜5/14
当館が所蔵する江戸時代の屏風の中から、大阪・和歌山・京都・奈良の名所が描かれた名品が勢ぞろいします。時代を越えて愛でられる風景をご鑑賞ください。
http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/tenji/kamigata-meisho.html

芦屋市立美術博物館「春ひらく-芦屋のたからもの〜今に伝わる神社、寺院の宝物〜」4/1〜5/21
このたび当館に寄託された打出天神社の地車だんじり)の水引幕、当館収蔵の岩園天神社の絵馬をはじめ、平成27年に修復を終えた芦屋神社の鳳輦(ほうれん)、今回初公開となる、伝猿丸太夫木像など、神社に伝わる「たからもの」をご覧いただきます。また、芦屋には中世に仏教の普及に努めた徳本上人の足跡が残されており、市内各地区には寺院が多く存在します。遺跡として伝わる芦屋廃寺は、瓦や須恵器を現代に遺すのみで謎に満ちていますが、遺物を通して、古代の寺の姿を彷彿とさせます。さらに、親王寺の寺宝、流水文銅鐸、三角縁波文帯三神二獣鏡は、およそ四半世紀ぶりに公開されます。
http://ashiya-museum.jp/exhibition_next

正木美術館「風光を仰ぐ」4/1〜7/2
水墨画の中でも重要な位置を占める山水画を中心に、風光をテーマとして開催いたします。風光という言葉は、「景色、風景」という広く知られている意味の他に、禅語では「誰もが持っている仏性、真の姿」という意味も示します。本来のあるべき姿を見出すために制作された仏像や仏具、姿かたちの美しい茶道具も同時にご覧ください。
http://masaki-art-museum.jp/event/17sp_point.html

大阪市立美術館「木×仏像-飛鳥仏から円空仏へ 日本の木彫仏1000年-」4/8〜6/4
本展覧会は日本の木彫仏の魅力を再発見することを目的とし、素材である「木」に注目しながら鑑賞していただく企画展です。一本の樹木にこだわり、由緒ある古材にこだわって造られた仏像。その造形に親しみ、楽しむ空間を提供いたします。
http://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/kitobutsuzo

奈良国立博物館「快慶-日本人を魅了したほとけのかたち-」4/8〜6/4
本展は、快慶の代表的な作品を一堂に集めて、わが国の仏教美術史上に残した偉大な足跡をたどる試みです。さらに、快慶作品の成立と密接に関わる絵画や、高僧たちとの交渉を伝える史料をあわせて展示することにより、いまだ多くの謎に包まれた快慶の実像に迫ります。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2017toku/kaikei/kaikei_index.html

竹中大工道具館「祈りのかたち-知られざる建築儀式の世界-」4/15〜5/28
日本人は古来より土地、樹木、建築などさまざまなモノに神が宿ると考え、そこに人の手を加えるときには「祈り」を捧げることで、神々の御心を鎮め、安全を祈願してきました。建築工事においても地鎮祭から竣工式に至るまで様々な儀式がとりおこなわれます。そこには現代社会では失われつつある人と自然と建築との豊かな関係性が今でも息づいています。日本人は建築儀式にどのような祈りを込め、それを形にしてきたのでしょうか。残された文献絵画資料と儀式用具からその意味を読み解きます。
http://www.dougukan.jp/special_exhibition/inori

堺市博物館「上方名所-屏風絵の世界-」4/21〜5/14

兵庫県立歴史博物館「ひょうごの美ほとけ-五国を照らす仏像-」4/22〜6/4
当館では、昭和59年(1984)に「兵庫の仏像」、平成3年(1991)には「播磨の仏像」と題する仏像展を開催しました。その後26年、この間に県内各地の文化財調査や市町史関係の調査で注目すべき多くの仏像が確認されています。これまでに当館で開催した展覧会や講座等で、新出の仏像を随時紹介してまいりましたが、今回の特別展では、新たに確認された作例、いままであまり公開される機会のなかった仏像等を一堂に会して「ひょうごの仏像」を新たな視点から紹介します。

和歌山県立博物館「東照宮文化財Ⅱ-没後400年 家康の遺宝-」4/22〜6/4
紀州東照宮の数多くの文化財の中から、家康ゆかりの資料を選んで展示いたします。家康の生涯とその人物像を、展示した資料から感じ取っていただければ幸いです。
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/

愛媛県美術館「京都・細見美術館名品展」4/22〜6/5
“日本美術の教科書”とも称されるほどに、幅広い年代と分野で構成される優れた古美術コレクションで知られる京都・細見美術館。とりわけ近年高い人気を誇る伊藤若冲琳派の作品群は国内屈指の質量を誇ります。本展は、細見美術館コレクションから選りすぐった、重要文化財7件を含む名品約80件を、愛媛の地で初めて紹介するものです。若冲琳派をはじめとする古代から近代までの書画、仏教美術茶の湯の美、蒔絵・七宝といった工芸品など、数々の魅力的な作品を通して、心ゆくまで日本美術の粋を堪能していただければ幸いです。
http://www.ehime-art.jp/tenrankai/now/indexhosomi.html

高知県立美術館「これぞ暁斎!ゴールドマン・コレクション」4/22〜6/4

九州国立博物館「タイ-仏の国の輝き-」4/11〜6/4
本展は、タイ王国門外不出の名宝と、選りすぐりの仏教美術の数々を一堂に集め、仏教がタイの文化形成に果たした役割をひもといていきます。日タイ修好130周年の節目に、日タイの両国が総力を結集して開催する空前の展覧会です。どうぞお見逃しなく!
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s47.html

熊本県立美術館「震災と復興のメモリー@熊本」4/14〜5/21
本展は、熊本地震から1年を経たところで、震災の歴史に向きあってみようという展覧会です。永青文庫所蔵の古文書や絵図に加え、各地に伝来した震災記録、古写真等を展示し、熊本の震災史を振り返ります。加えて、震災に遭いながらも復興を目指した人々のあゆみにも目を向けます。公益財団法人永青文庫熊本市(熊本城調査研究センター)、熊本大学永青文庫研究センターと連携し、開催いたします。
http://www.museum.pref.kumamoto.jp/event_cal/pub/detail.aspx?c_id=10&id=102&trk_kbn=A

八代市立博物館未来の森ミュージアム円山応挙 京都相国寺金閣銀閣の名宝展ふたたび」4/21〜6/4
成28年(2016)4月の熊本地震によって、一度は開催中止となった「円山応挙」展。しかし、コレクションを所蔵する相国寺鹿苑寺金閣)・慈照寺銀閣)・大光明寺のご厚意により、日本屈指の円山応挙コレクションがふたたび八代にやってきます!

宮崎県立美術館「徳川歴代将軍名宝展 久能山東照宮」4/8〜5/28
徳川家康が亡くなり神として祀られた元和二(1616)年から四百年の節目を記念し、久能山東照宮が所有する美術・工芸品の中から、徳川将軍家の歴史を体現する歴代将軍の甲冑勢揃い(九州初)をはじめ、歴代将軍の遺品などを選りすぐって展示し、武家文化の精髄を紹介します。
http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/box/tokubetsu.html