仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2017年5月の展覧会

2017年5月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


根津美術館「はじめての古美術鑑賞-紙の装飾-」5/25〜7/2
書を書くための紙、すなわち料紙の装飾に注目しました。
 華麗な色や金銀あるいは雲母によるさまざまな装飾技法を、当館コレクションの作品を中心にやさしく解説
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

駒澤大学禅文化歴史博物館「頂相-禅僧の肖像画-」5/15〜7/31
当館ならびに駒澤大学図書館に所蔵される、曹洞宗臨済宗黄檗宗などさまざまな禅僧の頂相17点を一堂に公開します。
https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/museum/topics/2017/0513-5199.html

サントリー美術館「神の宝の玉手箱」5/31〜7/17
このたび約50年ぶりに修理を行った国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手》を修理後初公開することを基点に、人々が生活の中で用いてきた手箱の姿を織り交ぜつつ、特別に仕立てられた手箱についてその魅力を特集するものです。特に、名だたる神社に伝わった手箱を、表着、沓、檜扇などの服飾から、鏡、鏡台、硯箱などの調度にわたる様々な神宝類と合わせて展示します。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_3/

横浜高島屋興福寺中金堂再建・法相柱柱絵完成記念 興福寺の寺宝と畠中光享展」5/19〜29

佛教大学宗教文化ミュージアム「大勢至菩薩-祖師法恩のかたち-」5/20〜6/18
ゆかりの寺院に伝来する豊富な文化財を通して、東アジア仏教圏においても珍しい勢至菩薩信仰を中心に、浄土宗における祖師信仰の一側面を紹介します。
http://www.bukkyo-u.ac.jp/news/detail/13079/

交野市歴史民俗資料展示室「交野市指定文化財展 交野の神仏と信仰」5/13〜7/22
http://www.city.katano.osaka.jp/shinchaku/

和文華館「没後300年 画僧古カン(石+間)」5/20〜7/2
明誉古カン(1653〜1717)は江戸時代前半、琳派を大成した尾形光琳と同時代に活躍した画僧です。京都・奈良の社寺に多くの作品が伝わります。著色仏画や社寺縁起絵巻、水墨技法を用いた俳画を想起させる簡略な筆致の作例、仏教説話版本の挿図など、幅広い画風が注目されます。このたび没後300年にあたり、多岐にわたる画業を紹介する特別展を開催いたします。
http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/

帝塚山大学附属博物館「瓦 de ぶらり旅気分-全国お城めぐり編-」5/20〜7/22

奈良市史料保存館「奈良町の信仰 講の行事とその史料」5/25〜8/6
春日社の神様を祭り、奈良町中で営まれた春日永代太々神楽講、観音菩薩地蔵菩薩を本尊として行事を行う観音講、地蔵講、大峰山、富士山という霊山への参詣を目的とした山上講、富士講をとりあげます。
http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1491286728023/index.html

香雪美術館「悉有仏性〜全てのものに仏性がある〜 佐藤辰美コレクション展 I」5/20〜7/2
日本を代表するコレクター、佐藤辰美氏は、現代美術収集家として知られていますが、古美術、中国美術、民族美術、レコード、CD、ワインと、その内容は多岐にわたり、幅広いのが特徴です。平安時代の「金胎仏画帖」の一部である「滅悪趣菩薩像」や、鎌倉時代高山寺を開いた明恵上人が記した『夢記』断簡などの仏教美術の名品を紹介。加えて、コレクションの核ともいえる摩滅し、朽ち果てつつある仏像や経典、荘厳具などの断片、断簡に宿る美をご紹介します。
http://www.kosetsu-museum.or.jp/exhibition/