仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2014-01-01から1年間の記事一覧

 「ゆく年くる年」

『ゆく年くる年』NHK総合、12月31日、23:45〜翌0:15〔テーマ〕「平和への祈り 光ほのかに」〔中継予定地〕 北海道 根室市・金刀比羅神社 岩手県 大槌町・吉祥寺 宮城県 女川町・熊野神社 福島県 南相馬市・同慶寺 東京都 台東区・浅草寺(キーステーション)…

 「大原御幸」

国立能楽堂でお能「大原御幸(おはらごこう)」を見ました。建礼門院が後白河法皇に語る波瀾の半生。まるで六道のすべての世界を経巡ったかのような経験を、ごく穏やかに再現してゆきます。 あらかじめ渡辺保『能ナビ』で予習したポイントは、山里の静けさ、…

2014年12月の展覧会

2014年12月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 東北歴史博物館「東…

 12月の講演

東京近辺で12月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(12/15更新) 成道会の集い 日時:12/2 13:00 会場:有楽町朝日ホール 講師:玄侑宗久「不二の法門」 渡辺えり「夢見る力」 主催:東京都仏教連合会…

 在家佛教1月号

月刊誌『在家佛教』2015年1月号を、12月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙の題字の色は、C50% + M90% + Y80% (弁柄色)です。

 「仏原」「車僧」

宝生能楽堂でお能を2番見ました。「仏原」は、平家物語の白拍子仏御前が故郷仏原で僧の前に姿を現す話。類曲の「祇王」は現在能で清盛に白拍子祇王よりも仏御前が寵愛される場面でしたが、本作はその後日談に当たります。 後場では舞が中心で、祇王が捨てら…

 「熊野 聖地への旅」

和歌山県立博物館で世界遺産登録10周年記念特別展「熊野―聖地への旅―」を見ました。 熊野と聞いて思い浮かぶのは上皇の御幸と、庶民による蟻の熊野詣。けれどもそれらは歴史のほんの一齣にすぎません。展示は神話の時代から平成の作品まで扱っており、まさに…

2014年11月の展覧会

2014年11月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 福島県立博物館「東…

 在家佛教12月号

月刊誌『在家佛教』2014年12月号を、11月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙の題字の色は、C30% + M60% + Y80% (丁子色)です。

 11月の講演

東京近辺で11月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(11/15更新) 仏教文化研究所公開講座 日時:11/1 13:30 会場:武蔵野大学5号館グリーンホール 講師:遠藤祐介 演題:仏教はなぜ必要とされたのか …

 「醍醐寺」

渋谷区立松濤美術館で「御法(みのり)に守られし 醍醐寺」を見ました。展示替え分も含めて全44点とこぢんまりした内容ながら逸品揃い。夏の奈良国立博物館の特別展とは直接関係ないようで、冒頭の説明によると、館長さんが以前に醍醐寺の展覧会を担当したの…

 「日本国宝展」

東京国立博物館で「日本国宝展」を見ました。「祈り、信じる力」をキャッチフレーズに国宝の宗教美術を中心とする展示。当然ながら同館所蔵の作品が多く、お蔵出しの感が強いものの、日ごろの企画に引っかからずこういう機会でないとスポットが当たらないで…

2014年10月の展覧会

2014年10月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 三井記念美術館「東…

 10月の講演

東京近辺で10月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(10/2更新) 禅をきく会 日時:10/1 13:00 会場:有楽町朝日ホール 講師:綿引勝彦・堀口尚哉・山口正章「相承 大いなる足跡を訪ねて」 青山俊董「…

 在家佛教11月号

月刊誌『在家佛教』2014年11月号を、10月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙の題字の色は、C60% + M20% + K30% (サックスブルー)です。

 「采女」「鵜飼」

宝生能楽堂で、お能「采女(うねめ)」を見ました。6年ぶり2回目。前回2008-07-21 小書「美奈保之伝」は、道行省略、前シテ登場の演出変更、詞章改訂など、原曲とずいぶん違うもようで、謡曲集を見ながらどこが違うのかを確認するのが大変。でもこういう見方…

2014年9月の展覧会

2014年9月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 一関市博物館「系譜…

 9月の講演

東京近辺で9月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(9/3更新) 摩天楼法話会 日時:9/3 14:00 会場:常圓寺祖師堂 講師:松岡広泰 演題:テーマ『祖師伝』第一回「最澄」 主催:日蓮宗東京西部社教会事…

 在家佛教10月号

月刊誌『在家佛教』2014年10月号を、9月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙の題字の色は、C60% + M80% + Y30% (紫色)です。

 「宗像大社国宝展」

出光美術館で「宗像大社国宝展 ―神の島・沖ノ島と大社の神宝」を見ました。 福岡県の宗像大社(むなかたたいしゃ)は、宗像市内と沖合の大島、そして玄界灘の沖ノ島にある三つの宮からなります。とくに4世紀にまでさかのぼる祭祀具が発見された沖ノ島は「海…

 「東北のオカザリ」

多摩美術大学美術館で、展覧会「東北のオカザリ―神宿りの紙飾り―」を見ました。福島・宮城・岩手の伝わる切り紙飾りを、現物と写真で紹介。神社の正月飾りが中心。紙飾りは大きく分けて、網飾り・切り透かし・御幣の三つ。とくに網状の細工でめでたい物をつ…

2014年8月の展覧会

2014年8月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 鎌倉国宝館「仏像入…

 「庶民の祈り」

神奈川県立歴史博物館でコレクション展「庶民の祈り −御札・御守のさまざま−」を見ました。タイトルの通り所蔵品の蔵出し。メイン展が別にあって、こちらは無料で見られるおまけのような扱いですが、2部屋を使った中身は充実しています。以下、説明文のメモ…

 8月の講演

東京近辺で8月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(8/2更新) 東大寺東京講座 日時:8/9 14:00 会場:青松寺観音聖堂 講師:北河原公敬 演題:観音経をよむ(13) 主催:東大寺 真宗連続講座『正信偈…

 在家佛教9月号

月刊誌『在家佛教』2014年9月号を、8月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙の題字の色は、C90% + Y50% (青緑)です。

 7月の展覧会

7月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 「奈良・国宝室…

 「百万」

国立能楽堂の興福寺勧進能で「百万」を見ました。 この作品は2012年2月以来、2回目の鑑賞。その間に見た子を失う話と比べ、当作はかなり早い段階で子が母の存在に気づきます。その確証を得るためしばらく遠くから見ていて、クライマックスで名乗り出る。早く…

 祈りの造形展

五島美術館で「祈りの造形展」を見ました。仏教美術の中でも文字作品を中心に展示。 古写経は奈良時代の願経から大聖武、平安の装飾経まで多彩。ただし展示の並びが、古い順なのかテーマ別なのか珍しい順なのか不明で戸惑う。絵入りの過去現在因果経はやはり…

 「三井寺」「熊坂」

お能「三井寺」を見ました。4年ぶり2回目。その間に他の物狂能を見てきてここに戻ってみると、いたってシンプルに感じます。感情のみならず、視覚(秋景色)と聴覚(鐘の音)に訴えるのも特徴。 まず清水寺を訪れて夢告を得るという冒頭のワンクッションは何…

 7月の講演

東京近辺で7月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(7/2更新) 第72回東京お盆まつり 日時:7/1 12:30 会場:銀座ブロッサム 講師:八木季生 主催:日本仏教鑽仰会(03-3967-3288)詳細 法華経文化研究…