仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2017年3月の展覧会

2017年3月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


サントリー美術館「絵巻マニア列伝」3/29〜5/14
後白河院や花園院、後崇光院三条西実隆、そして足利歴代将軍など《絵巻マニア》とでも呼ぶべき愛好者たちに注目し、鑑賞記録などをたどりながら、その熱烈な絵巻享受の様相を探ります。
http://www.suntory.co.jp/sma/

東京藝術大学大学美術館「雪村-奇想の誕生-」3/28〜5/21
この作品を描いたのは、戦国時代の画僧、雪村周継です。武将の子として生まれながら出家して画業に専心した雪村は、故郷である茨城や福島、神奈川など東国各地を活躍の場としました。その生涯は未だ謎に包まれていますが、ひときわ革新的で、また人間味あふれる温かな水墨画を描き続けた、ということだけは確かです。雪村の作品は江戸時代の尾形光琳らを魅了し、狩野芳崖ら近代の画家たちへと受容されたのでした。この展覧会は、雪村の主要作品約100件と関連作品約30件で構成される最大規模の回顧展です。
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2016/sesson/sesson_ja.htm

東京黎明アートルーム「円山派-応挙・蘆雪・素絢-の絵画と金銅仏」3/10〜3/25

根津美術館「高麗仏画-香りたつ装飾美-」3/4〜3/31
十一〜十四世紀の高麗仏画の名品を一堂にご覧いただく、東京で初めて開催する展覧会です。威厳に満ちた阿弥陀如来像、このうえなく優美な水月観音像、堂々たる姿の地蔵菩薩像、そして金銀で加飾された写経や仏具など、三十八件の絵画・工芸作品をとおして、日本の仏教絵画とは趣きの異なる、隣国に花開いた静粛なる美の世界をご堪能ください。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

山梨県立博物館ブータン王国展-しあわせに生きるためのヒント-」3/18〜5/15
ヒマラヤ山脈の南にあり、面積は九州とほぼ同じ、人口は約75万人。四季があり、未開の自然が残る豊かな国です。1972年に四代国王がGross Nationa Happiness(国民総幸福)を提唱。無理な開発をせず自然環境を大切にし、人々の暮らしの中にある伝統文化を守りながらゆっくり近代化を進めるという考えの国です。2005年の国勢調査では「幸せ」と回答した人が約97%を占め世界が驚きました。彼らが感じている幸福感は、ブータンの人々が信仰するブータン仏教、豊かな自然環境、国民からの信頼と尊敬の念が厚い王室と密接な関わりがあるのかもしれません。本展ではその根源となる伝統文化や思想にも迫ります。「いまあなたはしあわせですか―?」
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_16tokubetsu004.html

氷見市立博物館「四角い古墳・丸い古墳-王墓の時代の氷見-」3/3〜3/26
3世紀後半から6世紀までの古墳時代、氷見地域には大小合わせて400基近い古墳が築かれています。この特別展では、氷見市民にとって身近な遺跡といえる古墳について、墳丘や副葬品などさまざまな視点から、紹介を行います。 
http://www2.city.himi.toyama.jp/museum/

京都文化博物館ユネスコ記憶遺産 東寺百合文書」3/1〜4/23
2015年、京都府立総合資料館が所蔵する東寺百合文書がユネスコ記憶遺産に登録されました。本展では世界屈指の歴史資料である東寺百合文書の魅力を紹介します。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo/

龍谷ミュージアム浄土真宗本願寺の名宝Ⅱ-守り伝える美とおしえ-」3/4〜6/11
江戸時代に活躍した第12代准如宗主以降の歴代宗主をご紹介するとともに、東北や北陸を含む各地の真宗美術や、国宝「三十六人家集」(37帖のうち9帖、西本願寺蔵)、同「類聚古集」(16帖のうち6帖、龍谷大学図書館蔵)のほか、かつての法要の映像(昭和8年)や関連資料など約200件を展示します。
http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html

藤田美術館「FUJITA ザ・コレクション」3/4〜6/11
http://fujita-museum.or.jp/exhibitions.html

島根県立古代出雲歴史博物館「出雲国風土記とその時代」3/25〜5/16
当館の開館10周年記念を銘打つ本展では、『出雲国風土記』がどのようにして編纂されたのか、そこにはなにが記されているのか、その後どのように伝えられてきたのかといった点について、考古・歴史・美術などの豊富な資料をもとに考えます。
http://www.izm.ed.jp/cms/cms.php?mode=v&id=293

2017年2月の展覧会

2017年2月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


茨城県近代美術館「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」2/11〜4/2
唐招提寺御影堂障壁画は、日本画東山魁夷が10年の歳月をかけて描いた画業の集大成といえる作品です。本展覧会は通常非公開のこの障壁画全68面を茨城で初めて公開する貴重な機会です。また、障壁画を描くにあたって、日本と中国各地を巡り取材を重ねたスケッチや下図、試作を紹介し、完成にいたる制作過程をたどります。
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html

大田区立龍子記念「仏と画業 ―「吾が持仏堂」中心に―」2/1〜6/11
四国遍路、西国巡礼の旅等におもむき、自宅に「持仏堂」を建造した龍子の画業と仏への帰依にせまります。
http://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/information/tabid/219/Default.aspx?itemid=254&dispmid=854

泉屋博古館分館「屏風にあそぶ春のしつらえ ―茶道具とおもてなしのうつわ」2/25〜5/7
春を彩る屏風の名品と、茶道具や新収蔵品のおもてなしのうつわをあわせて披露します。
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/

國學院大學博物館「祭祀と神話-神道入門-」2/11〜4/9
朝廷・伊勢の神宮・神社の〈祭祀〉、古代・中世の〈神話〉とはどのようなものであったか、それら〈祭祀〉と〈神話〉は、どのように関わるのかなどを國學院大學所蔵の古典籍や史料を通して紹介します。
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2016_saishi_shinwa.html

Bunkamura ザ・ミュージアム「ゴールドマンコレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力」2/23〜4/16

早稲田大学大隈記念タワー125記念室「モノを蒐めるまなざし-早稲田大学會津八一記念博物館のコレクションとともに」2/8〜3/7
https://www.waseda.jp/culture/news/

富山県水墨美術館「興福寺中金堂再建・法相柱柱絵完成記念 興福寺の寺宝と畠中光享展」2/10〜3/20

福井県立若狭歴史博物館「お水送りと若狭の神宮寺」2/4〜3/20

久保惣記念美術館「源氏と伊勢-描かれた古典文学-」2/10〜3/26
http://www.ikm-art.jp/tenrankai/index.html

京都国立博物館「中世の古写経」2/7〜3/12
従来、あまり注目されることのない中世の写経にスポットをあて、その多様性とともに、知られざる魅力を紹介いたします。
http://www.kyohaku.go.jp/

京都市歴史資料館「京・地域のくらし2 大原-生活と信仰-」2/4〜4/19
大原は比叡山の北西麓にあたり,住民の生活は天台宗の影響を受けましたが,その名残は今も残っています。本展示では,古文書,絵図,生活道具などから大原の地勢,社寺の特徴,集落民の生活に焦点を絞って見ていきます。
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000213221.html

佛教大学宗教文化ミュージアム「佛大逍遙Ⅳ-竹田聴洲-」2/11〜3/25

滋賀県安土城考古博物館「大湖南展-粟太・野洲郡の風土と遺宝-」2/25〜4/9
好評を博している当館の<風土と遺宝>シリーズとして、今回は旧栗太・野洲郡域を取り上げます。彫刻を中心とする優秀な作品が濃密に分布するにもかかわらず、意外と知られていない湖南地域の文化遺産を徹底的に取り上げることにより、この地域の文化的水準の高さとその特質を紹介し、歴史的風土と魅力を再発見する企画です。
http://azuchi-museum.or.jp/special-kikaku/4199.html

奈良国立博物館「お水取り」2/7〜3/14
東大寺二月堂の「お水取り」は、奈良時代から絶えることなく続く伝統行事です。長い歴史のなかで育まれてきた「お水取り」の世界の一端を、展示室に再現します。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2017toku/omizutori/2017omizutori_index.html

和文華館「花の美術」2/24〜4/9
東洋の美術では、花は古くから絵画に描かれ、工芸品の意匠に取り上げられてきました。この展覧会では、花の表現された絵画や工芸品を展示します。冬から春へ季節が移り変わる時期は、大和文華館を取り囲む文華苑が最も華やかな季節です。香り高い梅に木蓮や垂れ桜が続き、椿、雪柳、連翹が彩りを添えます。
http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/

太子町立歴史資料館「斑鳩寺の文化財 庫裏の仏さまたち」2/11〜4/9
斑鳩寺は、播磨の太子信仰の中心として栄え、仏像など多くの文化財が残されています。その中で、今年度から庫裏(保性院、兵庫県指定文化財)の解体修理が始まりました。ここにはかつて十数坊あった斑鳩寺子院の仏像等が集められ、多くの仏像等が安置されていましたが、それらの多くが、現在、歴史資料館に一時寄託されています。この機会に、日頃は公開されていないこれらの仏像等を公開
http://www.town.hyogo-taishi.lg.jp/soshikikarasagasu/rekisisiryo/planningexhibition/1425608073144.html

2017年1月の展覧会

2017年1月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


東京国立博物館春日大社 千年の至宝」1/17〜3/12
 ”平安の正倉院”と呼ばれる王朝工芸の名宝とともに、貴重な中世の刀剣類、武器武具、春日信仰にかかわる絵画・彫刻などの名品の数々を一堂にご紹介します。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1814

根津美術館「再会-興福寺梵天帝釈天-」1/7〜3/31
http://www.nezu-muse.or.jp/

三の丸尚蔵館「寿ぎの品々を読み解く」1/7〜〜3/12

山梨県立富士山世界遺産センター「探訪 富士山巡礼路」1/1〜2/27
富士山に参詣する人々は、古から様々な「道」を通り富士山頂や山麓霊場をめざしました。富士山麓の遺跡から発見された古代の道の実物展示や吉田口登山道を描いた最古の版木の展示などをとおして富士山信仰文化の広がりを紹介します。
http://www.fujisan-whc.jp/event/kikakuten02.html

埼玉県立歴史と民俗の博物館「祝いの民俗-ハレの造形-」1/2〜2/12
 祝いの伝統的な姿を、特別に作られた飾りや衣装、贈答品などの造形物によって紹介します。
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=485

山梨県立博物館「シンボル展 浄土憧憬」1/28〜2/27
 浄土の様子を描いた当麻曼荼羅図や、人々を浄土へと導く菩薩像などを紹介し、「遥かなる憧れの地」を求め続けた人々に思いを馳せます。
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/5th_tenjiannai_symbol_033.html

長野市立博物館「お話はオカノエの晩に〜市内の講と地域〜」1/14〜3/5
 現在でも活動の続く市内の講を紹介し、現在における講の意味についても考えます。
http://www.city.nagano.nagano.jp/museum/tokubetsu/1701-1703.html

徳川美術館「美しきかな」1/4〜2/5
 古筆三色紙《継色紙》《升色紙》《寸松庵色紙》を同時公開します。
http://www.tokugawa-art-museum.jp/exhibits/planned/2017/0104/

豊橋市美術博物館「普門寺と国境のほとけ展」1/21〜2/26
 普門寺旧境内の発掘調査結果を紹介するとともに、総合調査によって明らかにされた事実をもとに、重要文化財に指定された諸寺院の仏像や金工品、平安時代の貴重な木札を含む古文書などを紹介し、三河遠江の国境地域に栄えた仏教文化を俯瞰します。
http://www.toyohashi-bihaku.jp/?page_id=6715

富山県立山博物館]「冬の特別公開 立山曼荼羅」1/7〜2/26
http://www.pref.toyama.jp/branches/3043/kikakuten.html

三重県立美術館「再発見!ニッポンの立体」1/24〜4/9
日本における立体表現がどのように展開してきたのかを、従来の「彫刻」、「工芸」といったジャンルにとらわれることなく検証する試みです。土偶、埴輪、仏像、人形、現代のフィギュアなど幅広い作品を紹介します。
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/54800037876.htm

名古屋市美術館永青文庫 日本画の名品」1/14〜2/26

富山県立山博物館]「立山曼荼羅に描かれた布橋灌頂会」1/7〜2/26

高野山霊宝館密教の美術」1/21〜4/9

京都国立博物館「修理完成記念 鳥取三佛寺蔵王権現立像」1/17〜2/19
http://www.kyohaku.go.jp/

京都産業大学むすびわざ館ギャラリー「仏像修理の現場-美術院国宝修理所・伝統のわざと新しいわざ-」1/23〜3/11
今回の展示では公益財団法人美術院 国宝修理所における仏像修復を中心に、文化財を次世代に伝えるために先人より受け継がれてきた理念や新たに取り入れられた技術に焦点を当て、普段我々が目にする文化財が「どのようにしてそこに存在し得るのか」、その一端を紹介します
https://www.kyoto-su.ac.jp/events/20161220_869_bizyutsuin.html

大谷大学博物館「仏教典籍の宝庫-三舟文庫 舟橋水哉コレクション-」1/11〜2/10
http://www.otani.ac.jp/index.html

京都大学総合博物館「日本の表装-紙と絹の文化を支える-」1/11〜2/12
 東アジアには、絵画や書と一体となって、作品を引き立て、かつ、保存に役立つ表装の文化があります。紙や絹を用いた作品を、表装により大切に守り美しく彩る営みは、日本においても古代に始まり、現在にいたるまで、独自の美と技術を育んできました。この展覧会では、その美しさと歩みをたどり、表装の技術と、技術の進歩を支えた修理をめぐる思想の到達点をご紹介します。
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/special/content0059.html

龍谷ミュージアム「追慕抄 九條武子」1/9〜2/19
 2017年は九條武子没後90年にあたります。西本願寺第21世明如宗主の次女として生まれ、京都女子高等専門学校(現・京都女子大学)の設立や慈善活動を積極的に行いました。この展示を通して、九條武子の生涯を紹介します。
http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/reg.html

大津市歴史博物館「大津の仏教文化17 西教寺仏画Ⅱ」1/17〜3/5
http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/index.html

奈良県立美術館「祈りの美 〜清水公照平山郁夫杉本健吉…」1/14〜3/15
シルクロード東の終着駅・日本文化の源流の地である奈良から、日本の伝統文化として脈々と受け継がれてきた祈りの美と奈良の歴史文化の奥深さを紹介します。
http://www.pref.nara.jp/11842.htm

和文華館「白描の美-図像・歌仙・物語-」1/6〜2/19
展覧会では平安・鎌倉に描かれた名品に加え、室町の素朴な味わいのある作品や江戸のやまと絵師の優麗な作品、幕末の作例にまで視野を広げ、白描画の魅力をご紹介します。
http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/

和歌山県立博物館「有田川中流域の仏教文化重要文化財安楽寺多宝小塔修理完成記念-」1/21〜3/5
有田川町二川の安楽寺に所蔵される南北朝時代に建立された重要文化財・多宝小塔は、平成27年度から修理が施され、平成28年度に完成します。本展では、この多宝小塔を初めて寺外で公開するとともに、安楽寺文化財を中心として、高野山とも深くつながりを持つ有田川中流域の仏教文化を紹介します。
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/

香雪美術館「所蔵品展2017」1/21〜2/26
2016年に新たに重要文化財に指定された藤原俊成「自筆書状 三月六日 左少弁殿宛」とともに、「過去現在絵因果経巻5」や「阿弥陀三尊像」、大慧宗杲「尺牘 才長老宛」といった、近年修復の終わった絵画、書跡などを公開。
http://www.kosetsu-museum.or.jp/

九州国立博物館「宗像・沖ノ島大和朝廷」1/1〜3/5
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s46.html

下関市立歴史博物館「下関の禅宗文化-功山寺・日頼寺の至宝-」1/5〜2/5
長府の禅宗寺院のうち、主に功山寺及び日頼寺に伝世する資料により、当地における禅宗の展開や禅宗寺院の変遷を紹介します。展示を通じて、下関の歴史の形成に禅宗が果たした役割について、再認識していただければ幸いです。
http://www.shimohaku.jp/page0108.html

2018年1月の講演

東京近辺で2018年1月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(1/2更新)


  • 第597回日曜講演会
     日時:1/7 10:00
     会場:武蔵野大学雪頂講堂
     講師:藤田一照
     演題:行住坐臥の禅 身心を調える道の諸相
     主催:武蔵野大学



  • 在家仏教講演会
     日時:1/13 10:00
     会場:中野サンプラザ研修室
     講師:武田定光
     演題:時間論で考える「往生と成仏」
     主催:在家仏教協会


  • 東大寺東京講座
     日時:1/13 14:00
     会場:青松寺観音聖堂
     講師:狹川普文
     演題:東北での展覧会及び関連行事について
     主催:東大寺


  • 宗援連第32回情報交換会
     日時:1/15 17:00
     会場:東京大学仏教青年会ホール
     講師:酒井義一「そこに人がいる 人はみな誰もが、居場所を求めつづけている」
        八本俊之「真如苑の保養プログラムの報告」
     主催:宗教者災害支援連絡会


  • 仏教聖典を生活に活かす会
     日時:1/18 13:30
     会場:仏教伝道センタービル7F
     講師:田中ケネス
     主催:仏教伝道協会


  • 興福寺文化講座
     日時:1/18 17:30
     会場:文化学園
     講師:森谷英俊「漢訳『法句経』を読む(1)」
        多川俊映「奈良・祈り・心」
     主催:興福寺




  • 仏教カルチャー・セミナー
     日時:1/20 13:30
     会場:中野サンプラザ研修室
     講師:藤田一照
     主催:日本仏教鑽仰会(03-3967-3288)


  • 青松護持会講座「仏教歳時記」
     日時:1/20 13:30
     会場:青松寺観音聖堂
     講師:金子真介
     主催:青松寺



  • 第746回仏教文化講座
     日時:1/22 14:00
     会場:丸の内マイプラザ4階ホール
     講師:小熊久美子「水をめぐる世界の暮らしと水処理技術の最前線」
        田中昭德「仏教と音楽 声明を中心として」
     主催:浅草寺



  • 駒澤大学仏教学会公開講演会
     日時:1/26 15:00
     会場:駒澤大学中央講堂
     講師:岩井孝樹「道元の思想と書」
        大野榮人「天台における心の対治法 禅と止観」
     主催:駒澤大学仏教学部



  • 土曜講座「仏教入門」4
     日時:1/27 10:40
     会場:東洋大学白山キャンパス
     講師:竹村牧男
     演題:華厳の世界観
     主催:東洋大学 詳細



  • 龍雲寺ダンマトーク
     日時:1/27 15:30
     会場:龍雲寺
     講師:岡澤恭子
     演題:絵解き涅槃図 お釈迦様最後の旅
     主催:東京禅センター


「ゆく年くる年」2017

2017-2018『ゆく年くる年』NHK総合、12月31日、23:45〜翌0:15

〔中継地〕
岐阜・白川村 明善寺
山形・南陽市 熊野大社
神奈川 川崎大師平間寺(キーステーション)
京都 八坂神社
北海道・沼田町 沼田神社
福岡・朝倉市 南淋寺
神奈川 川崎大師平間寺(再)
——————(ここで年越し)
京都 八坂神社(再)
高知・桂浜 海津見神社
島根・邑南町 宇都井駅
山形・南陽市 熊野大社(再)
北海道・沼田町 沼田神社(再)
神奈川 川崎大師平間寺(三)
韓国・ピョンチャン 五輪スタジアム
神奈川 川崎大師平間寺(四)


参考:昨年の「ゆく年くる年」 http://buppo.hatenablog.com/entry/2017/01/01/115928

※毎年つけられていた〔テーマ〕が今年は見当たらず。

能「檜垣」

宝生能楽堂「鵜澤久の会」でお能「檜垣」を見ました。三老女に数えられる秘曲。僧に水を届ける老女、白拍子であったがゆえに受ける地獄の苦しみ。後撰集「年経ればわが黒髪もしらかはのみつはぐむまで老いにけるかな」から想像を膨らませた構成。みつはぐむとは、水を汲む/三輪組む/瑞歯ぐむの意で、年老いること。夢幻能形式なのに、前も後も老女という設定に驚きました。時代は昔に遡っているのに、檜垣の作り物を通過しても何も時間が経過していないような錯覚に陥ります。
 渡辺保『能ナビ』ではこの作品を傑作と絶賛しています。その理由は、「一つは人間の老いの問題を扱って実に鮮明なこと。そしてもう一つは死後の苦しみの描き方」とのこと。この一節が脳裏にあっていつか見なければと思っていたのでした。けれども期待しすぎていたか、意外なほどのそっけなさにうまく受け止められていないのが実情です。
 仏教的な詞章をいくつか抜粋。
「朝に紅顔あつて世路に楽しむといへども 夕べには白骨となつて郊原に朽ちぬ 有為の有様 無上の真 たれか生死の 理りを論ぜざる 何時を限る慣らひぞや 老少といつば分別なし 変はるをもつて期とせり たれか必滅を期せざらん たれかはこれを期せざらん」
「われいにしへは舞女の誉れ世に勝れ その罪深きゆゑにより 今も苦しみをみつせがはに 熱鉄の桶を担ひ 猛火のつるべを提げてこの水を汲む その水湯となつてわが身を焼くこと隙もなけれども このほどはお僧の値遇に引かれて つるべはあれども猛火はなし さらば因果の水を汲み その執心をふり捨てて 疾く疾く浮かみ給ふべし」

2017年12月の講演

東京近辺で2017年12月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(12/3更新)


  • 総合教育研究部文化学部門公開講演会
     日時:12/1 16:20
     会場:駒澤大学1号館402教場
     講師:松尾剛次
     演題:葬式仏教の再考 葬式仏教誕生の意義を歴史的に見直す
     主催:駒澤大学総合教育研究部文化学部門(詳細





  • 第30回愛宕薬師フォーラム
     日時:12/5 14:00
     会場:別院真福寺地下講堂
     講師:光永圓道
     演題:現在(いま)を生きる
     主催:智山教化センター


  • 摩天楼法話会
     日時:12/7 14:00
     会場:常円寺
     講師:三木大雲
     演題:言の葉への探求
     主催:日蓮宗東京西部社教会事務所(詳細





  • 東大寺東京講座
     日時:12/9 14:00
     会場:青松寺観音聖堂
     講師:平岡昇修
     演題:原典を読めばわかる阿弥陀経の教え 阿弥陀経を唱えて、極楽へ行こう!
     主催:東大寺


  • 成道会の集い
     日時:12/11 13:00
     会場:有楽町朝日ホール
     講師:塩入亮乗
     演題:「法談」ではなく「宝談」を求めて
     主催:東京都仏教連合会(詳細


  • いのちを見つめる集い
     日時:12/14 13:30
     会場:江東区・正覚院
     講師:古宇田亮順
     演題:楽しく仏教を パネルシアター
     主催:仏教情報センター




  • 仏教カルチャー・セミナー
     日時:12/16 13:30
     会場:中野サンプラザ研修室
     講師:対本宗訓
     主催:日本仏教鑽仰会(03-3967-3288)


  • 青松護持会講座「仏教歳時記」
     日時:12/16 13:30
     会場:青松寺観音聖堂
     講師:金子真介
     主催:青松寺



  • 第596回日曜講演会
     日時:12/17 10:00
     会場:武蔵野大学雪頂講堂
     講師:安永雄玄
     演題:首都圏開教の意義と現状
     主催:武蔵野大学


  • 仏教聖典を生活に活かす会
     日時:12/21 13:30
     会場:仏教伝道センタービル7F
     講師:一島正真
     主催:仏教伝道協会


  • 第745回仏教文化講座
     日時:12/21 14:00
     会場:丸の内マイプラザ4階ホール
     講師:山口絵理子「途上国から世界に通用するブランドをつくる」
        藤井恵介「密教建築の成立と展開」
     主催:浅草寺