8月に始まる展覧会から宗教と関連があろうと思われるものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「紙で語る Paper Materrials」
大倉集古館
8/1〜10/12
〈人々の生活の中で最も身近かつ手軽な素材として親しまれてきた紙を媒介として生み出された美術の諸相を、館蔵品と共に特種製紙株式会社・Pamより新たにご寄託頂いた作品を中心に展観いたします。〉
- 「西国三十三所 観音霊場の祈りと美」
奈良国立博物館
8/1〜9/28
〈本年は、西国三十三所巡礼の中興といわれる花山法皇の崩御より一千年の記念の年に当たります。本展覧会では、花山法皇の遺徳を偲ぶとともに、歴史ある各霊場に伝えられた宝物の数々を開陳し、三十三所の歴史と信仰の遺産、信仰に基づく美の世界を展示し、観音霊場に捧げられた人々の祈りの軌跡を描き出します。〉
- 常設展「顕教絵画」
大阪市立美術館
8/2〜9/7
〈顕教とは密教に対する仏教用語で、密教以外の浄土教や釈迦信仰、法華経信仰など、様々な教えが含まれます。今回は釈迦三尊像や涅槃図、羅漢像といった釈迦信仰に基づく絵画や、華厳経の絵画など約30点を展観します。〉
- 「KAZARI 日本美の情熱」
京都文化博物館
8/2〜9/15
〈縄文土器から現代に至るまで日本文化の源流ともいえる「かざり」のさまざまな様相を、神仏に捧げられた荘厳具、中世の座敷飾り、武将の奇抜な兜や陣羽織、近世の女性衣装や装身具、そして能・狂言と歌舞伎の衣装など、絵画、工芸、芸能といった分野を超えた構成で、紹介いたします。〉
- 館蔵品ギャラリー「チベットのタンカ」
福井市立郷土歴史博物館
8/2〜9/7
〈チベットの仏教美術「タンカ」を展示します。〉
- 企画展「徒然草をいろどる人々」
神奈川県立金沢文庫
8/7〜9/28
〈この展示は、中世の資料が伝える兼好法師の本来の姿、江戸時代以後の文芸が創りだした理想化された兼好法師の姿、卜部兼好関係資料として説明された金沢文庫資料などを再検討し、兼好と『徒然草』の世界の実像にせまろうとするものです。〉
- トピック展示「変化する観音」
九州国立博物館
8/8〜9/15
〈多彩に変化する姿形や諸難救済の情景をテーマとした作品をあつめて、いにしえの人々が観音によせた願いと祈りを、東アジアの中国・朝鮮・日本で描かれた仏教絵画を通してご覧いただきます。〉
- 「酒田の仏画 暮らしに根付く信仰」
本間美術館
8/27〜9/23
〈仏教は古来より人々の暮らしに深く根付き、安らぎを与えてきた。仏画は、礼拝の対象として仏教の世界観や教義や仏、菩薩などが描かれ、寺院を荘厳してきた。酒田の各寺院に伝わる仏画を展観し、信仰の姿を紹介する。〉
- 館蔵秋の優品展「絵画・墨跡と李朝の陶芸」
五島美術館
8/29〜10/19
〈館蔵品の中から、絵画(鎌倉時代の歌仙絵・絵巻の断簡)、書跡(墨跡・古写経)と陶芸(李朝の陶芸)の名品約60点を選び展示。国宝「紫式部日記絵巻」五島本を10月11日から10月19日まで特別展示予定。〉