仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 10月の展覧会_1

10月に始まる展覧会からアジア・宗教関連と思われるものをピックアップします。件数が多いので開始日順で分割して掲載する第1弾。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


  • 特別展「根来」
     大倉集古館
     10/3〜12/13
    〈根来研究の第一人者でもある河田貞先生の監修により、中世期に製作された「根来」の優品を中心に、漆絵、鎌倉彫など「根来」と同根の漆芸品も若干交えながら、改めて「根来」の真価に光を当てようとする試みです。〉




  • 「石の里の石仏III」
     高松市石の民俗資料館
     10/3〜11/3
    〈全国でも有数な庵治石が産出される牟礼・庵治のアーティストたちが、脈々と受け継がれてきた高技術に磨きをかけ創意工夫をした石仏を紹介します。〉


  • 秋季展「朱と墨 根来が繋いでくれた縁」
     正木美術館
     10/4〜12/1
    〈戦中戦後に起こった古美術の大異動期に、「中世禅林の墨蹟と水墨画」を積極的に収集した二大コレクターがいた。東は菅原通済、西は正木孝之。ふたりは互いに、名品を収集したよきライバル同士。ふたりの目利きを魅了した禅文化による名品たちが、正木美術館を舞台に朱と墨のハーモニーを奏でる。〉


  • 新創記念特別展「第1部 新・根津美術館展 国宝那智瀧図と自然の造形」
     根津美術館
     10/7〜11/8
    〈開館から8回にわたる新創記念特別展のオープニングを飾るのは、自然をモチーフにした絵画・工芸の名品展です。5年ぶりの展示となる国宝「那智瀧図」を中心に、水墨山水、和歌とともに愛でられた名所の風景、花鳥画の楽園。いずれも根津美術館の顔というべき作品の数々を通じて、日本美術における自然表現の豊かさをご観賞ください。〉



  • 世界遺産 アンコール・ワット展」
     美術館「えき」KYOTO
     10/9〜11/3
    〈1992年に世界遺産に登録された「アンコールワット」(アンコール遺跡)。本展では、2001年に発掘された日本初公開の仏像11点や高さ150cmにもおよぶ本邦初公開の大彫像をふくむ、アンコール王朝最盛期の彫像作品と民族工芸品を中心に約60点を公開します。ベールに包まれたその歴史に触れ、そこに息づく神々の息吹を感じてください。〉


  • 企画展「平城遷都1300年 出雲国誕生と奈良の都」
     島根県立古代出雲歴史博物館
     10/9〜12/13
    〈いまから1300年ほど前、島根県地方は出雲・石見・隠岐という3つの国に分かれていました。当時の地方制度がどのような仕組みのものであったか、また出雲国がいつどのようにしてできたのか、あるいは出雲国律令制を導入する中、どのような特色ある地域を形成していたのか。特別コーナー「平城京正倉院宝物・古代銭貨」。〉



  • 企画展「人生儀礼の世界」
     松戸市立博物館
     10/10〜11/29
    〈この世に誕生して成人となり結婚し、やがて老いて死を迎え先祖となってまつられる。人はその一生の中で、様々な人生儀礼に彩られます。そのひとつひとつには、私たちの願いや祈りなど大切な意味が込められているのです。人生儀礼を通して人の一生の意味を考えます。〉




  • 特別展「観世家のアーカイブ 世阿弥直筆本と能楽テクストの世界」
     東京大学駒場博物館
     10/10〜11/29
    〈観世太夫たちは、世阿弥の直筆本をはじめとするテクストを守り伝える一方、時代とわたり合い、未来に心を馳せながら自らもテクストを残し、面・装束などとともに膨大な観世家のアーカイブを形成してきました。このたびアーカイブの全貌がウェブ上の公開という形で世界にひらかれようとしています。〉


  • 特別展覧会「日蓮と法華の名宝 華ひらく京都町衆文化」
     京都国立博物館
     10/10〜11/23
    〈『立正安国論』を軸に、鎌倉新仏教の一翼を担った日蓮の足跡をたどり、その門下の活躍、特に孫弟子にあたる日像の京都布教以降、公家文化と並ぶ町衆文化の形成に果たした日蓮諸宗の大きな役割を紹介します。〉


  • 企画展「湖都大津 社寺の名宝」
     大津市歴史博物館
     10/10〜11/23
    〈1958年、大津市内の観光社寺が協力して「湖信会」が結成されました。神社と寺院が観光面で団結して協力することは珍しい試みでしたが、その湖信会が創られて丸50年を迎えました。それを記念して、普段観光として訪れてもなかなか拝観できないこれら観光社寺の名宝を一堂に集めて展示します。〉


〔つづく〕