博物館・美術館の年間スケジュールから、今夏以降の予定で、日本〜アジアの宗教文化に関連すると思われる展覧会をピックアップしました。開催日順。今後まだ増えるかもしれません。
詳細情報はリンク先にありますが、現時点ではまだ簡単な説明文しかないことをあらかじめご承知おきください。
▼6月〜7月
- 「朝鮮の絵画と仏教美術」高麗美術館 6/8-8/11
〈仏画のほか、高麗時代の舎利器や香炉等の金工品、また、朝鮮時代後期の仏像を展示します。〉
- 「ほとけのすがた 金沢文庫コレクションI」神奈川県立金沢文庫 6/14-8/4
〈県立金沢文庫設立に貢献した大橋新太郎の生誕150年を記念して収蔵の仏教美術を特別公開。〉
- 「黄河と泰山 中華文明の源と世界遺産」山口県立萩美術館・浦上記念館 6/29-8/25
〈山東省の悠久の歴史と魅力を、近年の新発見の文物を含む約80点の作品から展観します。〉
- 「義尹と大智、肥後の禅宗」熊本県立美術館 7/2-9/23
〈義尹や大智の肖像彫刻をはじめ、道元の袈裟や、自筆の書状や文書などを公開いたします。〉
- 「近江巡礼 祈りの至宝展」仙台市博物館 7/12-8/25
〈滋賀県立琵琶湖文化館の寄託品・収蔵品から、日本の文化が集約されたような滋賀県の至宝を広く紹介。〉
- 「みほとけのかたち 仏像に会う」奈良国立博物館 7/20-9/16
〈仏像ブームと言われる昨今に、あらためて「仏像って何だろう」という問題を考えていく展覧会です。〉
- 「(仮)墳墓のうつりかわり」近つ飛鳥博物館 7/20-9/16
〈大阪でみつかった各時代の墳墓を紹介し、墳墓はどこで、どのように造られたのか、死者はどのように葬られてきたのかをみていきましょう。〉
- 「もう一つの出雲神話 中世の鰐淵寺と出雲大社」出雲弥生の森博物館 7/20-9/9
〈神話形成の背景となった中世の鰐淵寺と出雲大社の関係に注目し、文献・工芸・考古学など多面的な観点から、独特な宗教的世界を考えます。〉
- 「曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!」根津美術館 7/27-9/1
〈密教儀礼の本尊、浄土の様相、そして聖地の景観に至る、曼荼羅の優品を展示します。〉
▼8月〜9月
- 「ふみのかたち 金沢文庫コレクションII」神奈川県立金沢文庫 8/8-10/6
〈手紙を意味する文や簡、本を表す書や篇、聖典をさす経や典――「ふみ」の魅力を紹介します。〉
- 「長谷川等伯展 大徳寺と等伯を中心に」石川県七尾美術館 8/10-9/16
- 「中世の日本美術」センチュリーミュージアム 8/19-11/30
〈王朝文化の終焉と、新たな時代の美の追求〉
- 「北魏 石造仏教彫刻の展開」大阪市立美術館 9/7-10/20
〈北魏石造仏教彫刻の全体像について「仏像の地域性」をキーワードに浮き彫りにしたいと考えています。〉
- 「極楽へのいざない 練り供養をめぐる美術」龍谷ミュージアム 9/7-10/20
〈奈良の當麻寺をはじめ各地に残る練り供養の遺品や、練り供養成立の背景となった浄土教美術の優品を紹介します。〉
- 「黄河と泰山 中華文明の源と世界遺産」和歌山県立博物館 9/14-10/20
〈中国・山東省には、黄河が流れ、泰山がそびえ立っています。これらに育まれた中国文明の貴重な文物を、山東省の歴史と関係づけて紹介します。〉
- 「美(うるわ)しき日本」藤田美術館 9/14-12/8
〈国宝玄奘三蔵絵、重文木造地蔵菩薩立像・快慶作……ほか約40点を予定。〉
- 「平山郁夫と古代メソポタミア文明展」岡山市立オリエント美術館 9/14-11/24
〈平山郁夫シルクロード美術館の収蔵品から典型的な古代メソポタミア文明の資料を揃える。平山画伯の絵画作品も展示。〉
- 「仏教美術の輝き」香雪美術館 9/23-10/27
▼10月〜11月
- 「倉敷仏教寺院の至宝展」倉敷市立美術館 10/5-11/24
〈倉敷市内の仏教寺院所蔵の至宝の中から、仏画、仏像、仏具、近世以降の絵画などを紹介します。〉
- 「立山と帝釈天 女性を救うほとけ」富山県・立山博物館 10/5-11/4
〈理不尽な考え方から多くの女性たちを立山は救ってきました。「帝釈天」にスポットをあてて関連資料とともに紹介。〉
- 「古代の楽園 神話、来世、桃源郷・・・」古代オリエント博物館 10/5-12/8
〈エジプト、西アジア、地中海世界、南アジア、東アジア・・・それぞれの地域、時代、宗教によって、人々はどのような楽園を夢見てきたのでしょうか。〉
- 「古代中国の名宝 細川護立と東洋学(仮称)」永青文庫 10/5-12/8
〈細川護立とそのブレインともなった東洋学の学者たちとの交流に光をあてながら、古代中国の名品をご覧いただきます。〉
- 「書の美 和歌のこころ・禅のこころ」畠山記念館 10/5-12/15
〈平安古筆や日本・中国の墨跡の優品から茶人の筆跡まで、茶席で尊重された書の作品を中心に展示し、書の美の在りかを探ります。〉
- 「中世の古文書 機能と形」国立歴史民俗博物館 10/8-12/1
- 「明・萬暦版大蔵経の諸相」佛教大学宗教文化ミュージアム 10/12-11/4
- 「山の神々 九州の霊峰と神祇信仰」九州国立博物館 10/22-12/1
〈九州各地の霊山の信仰遺品を紹介することによって、山岳信仰の歴史を振り返ります。〉
- 「癒しの仏・薬師如来 伊豆の薬師如来」上原仏教美術館 10/26-12/8
〈開館30周年を記念して……温泉地、伊豆に多く遺されてきた癒しの仏である薬師如来の名品をご覧下さい。〉
- 「極楽へのいざない 練り供養をめぐる美術」岡山県立美術館 11/1-12/8
〈練り供養成立に至るまでの浄土信仰の流れを地獄絵や来迎図などから紹介し、面や道具、阿弥陀如来像などからその歴史や諸相を総覧します。〉
- 「奥三河のくらしと花祭・田楽」名古屋市博物館 11/2-12/15
〈「花祭」と「三河の田楽」、「津具の山樵用具及び加工品」を中心に、奥三河の山村に伝えられてきた民俗文化を紹介。〉
- 「天上の舞 飛天の美(仮称)」サントリー美術館 11/23-1/13
〈京都・平等院鳳凰堂の修理落慶に先立ち、堂内の国宝「雲中供養菩薩像」を特別に公開。さらに、国宝「阿弥陀如来像」の光背飛天像を寺外初公開。〉
▼12月〜4月