仏報ウォッチリスト

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 奈良博に初詣

奈良に行ってきました。各所を巡ったなかで私が最も新春の華やぎを感じたのは、意外にも(?!)奈良国立博物館でした。
参拝者でごったがえす春日大社参道に接していながら、同館の入りはほどほど。チケットを買って受付に渡し半券を受け取る、その時にお年賀として頂いたのが「感応使者像」(通称「走り大黒」)のオリジナルカードです。
先細りのアート紙を型抜きして蛇腹に折り、各面にサイズの異なる大黒天を印刷してあります。大黒様はシルエットを交えて、奥へ行くほど大きくなる。最終面の裏にメッセージを書ける罫線があって、グリーティングカードにもなります。でも、もったいなくて人には差し上げられません。
さらに。ミュージアムショップで買い物をしましたら、ミニカレンダーまで頂戴しました。A5判片面に半年分の日付を刷り込んだ手作りっぽいオリジナルカレンダー。この絵は《元気が出る仏像シリーズ》ですね。
現在の展示は東新館が「おん祭と春日信仰の美術」の特別陳列。パネル文と写真で懇切な説明があり、実際の祭りを見たことない私にもよく分かります。本館平常展の常設品では、いつも目を奪われるのが聖林寺十一面観音の「光背」。想像で欠損部分を補って、かの御像と重ね合わせてみます。
ただいま建物の一部が工事中で、特別陳列と平常展の間を移動するのに一度外へ出なければならないのがちょっと不便。ですけど、初詣の行列に加わって何時間待ちとかやっているよりは、当館を拝観しているほうがよっぽど福を招けそうな気がします。


歓待していただいたお礼に写真を付けちゃいます。手前が大黒カード、奥がカレンダー。