7月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。まずは月前半分。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「綜覧 立山曼荼羅 こころをうつす絵鏡」
富山県[立山博物館]
7/1-9/25
〈『立山曼荼羅』の多くは立山信仰を弘めるために使用されました。この曼荼羅、実はただならない「心をうつす絵」だったのです。立山を舞台に佐伯有頼の昔話や恐ろしい地獄の絵..。人々の心を映し、心を揺さぶった絵の内容を当時の史料などから紹介します。〉
- 「佐竹氏と正宗寺 常陸北部の禅宗文化」
茨城県立歴史館
7/5-8/21
〈常陸太田市にある正宗寺は、臨済宗の寺院です。正宗寺に所蔵されてきた仏教絵画などをとおして、常陸北部の禅宗文化を紹介するとともに、それを担った佐竹氏の存在を考えていきます。〉
- 「仏像入門 ミホトケをヒモトケ!」
鎌倉国宝館
7/7-8/28
〈仏様の世界をより身近に感じていただくため、仏像の種類やかたち、仏像の材質や作り方といった、ほとけさまのみかたをひもといていきます。〉
- 「出羽三山と山伏 はるかなる神々の山をめざして」
千葉県立中央博物館
7/9-9/4
〈房総に出羽三山信仰を伝え広めた山伏の活動を中心に、今なお人々を惹きつけてやまない出羽三山の魅力について紹介します。〉
- 「仏像の世界」
福岡市美術館
7/12-9/4
〈信仰の場における仏像の役割は様々です。信仰の場における機能の面から仏像の世界を眺めてみます。〉
- 「古筆切 ともに楽しむために」
根津美術館
7/13-8/14
〈館所蔵の古筆切の掛物や手鑑約45件を展示し、ともに楽しむために分割された古筆切の、切断の事情や命名の由来に思いを馳せるとともに、それぞれの古筆切固有の美しさをお楽しみいただきます。〉
- 「地上の天宮 北京・故宮博物院展」
北海道立近代美術館
7/15-8/21
〈故宮博物院(紫禁城)に所蔵されている明・清両宮廷ゆかりの絵画、工芸、服飾、宝飾などの国家一級文物を含む名品約200点を通して、中国宮廷文化の精髄を紹介します。〉
- 「天竺へ 三蔵法師3万キロの旅」
奈良国立博物館
7/16-8/28
〈玄奘三蔵の生涯を美しいやまと絵の中に描き出した「国宝 玄奘三蔵絵」(藤田美術館所蔵)の絵巻全12巻の魅力を余すところなく紹介し、玄奘が残した偉大な足跡をたどります。〉
- 「若芝と鶴亭 黄檗宗の画家たち」
神戸市立博物館
7/16-9/4
〈当館が所蔵する黄檗絵画のなかから、河村若芝と鶴亭という二人の黄檗宗ゆかりの画家に迫ります。奇矯な造形美が特徴的な若芝、色彩豊かな花鳥画や個性的な水墨表現が斬新な鶴亭。〉
- 「仁王像修復記念 甚目寺観音展」
名古屋市博物館
7/16-8/28
〈このたび、解体修復中の甚目寺仁王像の内部から、あま市出身の武将、福島正則による造立奉納を示す墨書銘が発見されました。2011年は福島正則の生誕450周年にあたります。本展では、この仁王像の修復完成を記念し、寺宝と歴史を紹介します。〉
- 「福岡アジア美術館コレクション展」
いわき市立美術館
7/16-9/4
〈西洋との出会いを通して始まるアジアの近代美術とアジア美術の背後に横たわる民衆による造形表現 フォークアート、さらに今日世界の注目を集めるアジアの現代美術をとりあげ、近代から現代へ至る多元的なアジア美術の流れをご紹介いたします。〉
《7月後半分につづく》