4月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。前項に引き続き後半分。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「毛利家の至宝 大名文化の精粋」
サントリー美術館
4/14-5/27
〈毛利家の基本史料である文書類や、肖像画、甲冑武具、調度類、華麗な能装束、茶道具を中心に、かつて毛利家に伝来した貴重な作品も併せて、絵画・工芸の名品を一堂に展示します。〉
- 「東洋絵画の精華 名品でたどる美の軌跡」
静嘉堂文庫美術館
4/14-6/24
〈国宝・伝馬遠「風雨山水図」や重文「平治物語絵巻 信西巻」をはじめ、初公開作品を含む、選りすぐりの中国・日本絵画の名品、約70件を展示いたします。〉
- 「鶴林寺太子堂 聖徳太子と御法の花のみほとけ」
兵庫県立歴史博物館
4/14-6/3
〈刀田山鶴林寺の国宝・太子堂(正式名称:法華三昧堂)が、稀少な平安時代の仏堂として建立された背景や、聖徳太子を追想する特別な空間として発展した歩みを、貴重な寺宝や関連する美術工芸品などにより紹介します。〉
- 「画家の描いたほとけ」
上原仏教美術館
4/15-5/31
〈日本画家、村上華岳が静かな境地で見出した「観世音菩薩」「如意輪観音」、同じく日本画家の平山郁夫が描くいにしえの仏の姿「唐招提寺 盧遮那仏」、中国の画家、李燕が描く「達磨面壁図」等を展示します。〉
- 「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」
京都国立博物館
4/17-5/27
〈藤原道長自筆の国宝「御堂関白記」や重文「藤原忠通書状」などの歴代の名宝と、国宝「倭漢抄」下巻や国宝「大手鑑」などの名筆を含む国宝8件・重文60件の140件が揃います。〉
- 「日本文化の真髄をとらえた写真家 土門拳の古寺巡礼」
八代市立博物館未来の森ミュージアム
4/20-6/3
〈日本を愛した土門拳が撮影した永遠の名作「古寺巡礼」から、大型作品を含む90余点で、その魅力に迫ります。〉
- 「KORIN展 国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」」
根津美術館
4/21-5/20
〈「燕子花図屏風」と「八橋図屏風」は、尾形光琳が同じテーマを、同じ六曲一双屏風に、10数年の時をおいて描いた作品です。本展では、いまは遠く海をへだてた2点の作品を、およそ100年ぶりに一堂に展観。〉
- 「鎌倉の至宝 国宝・重要文化財」
鎌倉国宝館
4/19-5/27
〈収蔵品を中心に国宝・重要文化財など代表的な作品を一堂に展示します。今回は、平成23年度に鎌倉市の所蔵品としては初めて重要文化財に指定された「円覚寺仏殿造営図」を初公開します。〉
- 「重要文化財指定20周年記念「丹後国分寺再興縁起」特別公開」
京都府立丹後郷土資料館
4/21-5/13
〈重文指定20周年を記念し、「丹後国分寺再興縁起」や、雪舟筆「天橋立図」(複製・原寸大)ほか国分寺関係資料を特別公開いたします。〉
- 「平清盛」
広島県立美術館
4/21-6/3
〈世界遺産・厳島神社に伝えられる多数の至宝をはじめ、この時代を生きた人々の肖像画や書、主要な源平合戦を描いた絵画のほか、平安末期の文化を象徴する美術・工芸品などを展示し、平清盛が活躍した時代を紹介します。〉
- 「首をかしげ瞑想するご神像」
高月観音の里歴史民俗資料館
4/25-5/20
〈今改めて高く評価されている「首を傾げる男神立像」「目をつむる男神立像」の2躯と、同じく滋賀県指定文化財である「女神坐像」「顎髭をたくわえた男神立像」2躯計4躯の神像を展示〉
- 「災害と文化財 歴史を語る文化財の保全」
和歌山県立博物館
4/28-6/3
〈先人たちが地域に残してくれた文化財などから、過去に経験した災害を振り返ります。そのうえで、平成23年の台風12号に伴う水害に際して行われた文化財のレスキュー活動を紹介します。〉
- 「仏教の来た道 シルクロード探検の道」
龍谷ミュージアム
4/28-7/16
〈仏教伝播の道とそこに花開いた東西文化交流の精華を、大谷探検隊が日本にもたらした貴重な資料を中心に据えて多角的に紹介します。展示品の総数は210件を超え、うち、大谷探検隊関連品は初出品も含め124件におよびます。〉
- 「新指定 国宝・重要文化財」
東京国立博物館
4/28-5/13
〈平成24年(2012)に新たに国宝、重要文化財に指定された48件のうち、普悦筆「絹本著色阿弥陀三尊像」をはじめ44件(写真パネル展示2件含む)を展示します。〉
- 「神々への祈り 神の若がえりとこころの再生」
東北歴史博物館
4/28-6/17
〈伊勢神宮,賀茂御祖神社,出雲大社,鹽竈神社を取り上げ,それぞれに特徴のある各御社の歴史と人々の結びつきをたどります。それによって,神々への信仰がいかにして継続してきたのかを探ります。同時に,神々との関係の中で,人々の精神や社会の再生がどのようにして希われたのかを見ていきます。〉