11月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「極楽へのいざない 練り供養をめぐる美術」
岡山県立美術館
11/1-12/8
〈浄土教美術の優品を公開するとともに、各地で行われた練り供養の歴史や魅力を、国宝2点、重要文化財28点を含む約160点の作品でご紹介します。〉
- 「祈・PRAY 古今東西祈りの風景」
岡崎市美術博物館
11/2-12/23
〈いにしえから近代に至るまで、洋の東西を問わず、人々の「祈り」や「願い」などが表現された作品を、当館の収蔵品を中心にご紹介します。〉
- 「奥三河のくらしと花祭・田楽」
名古屋市博物館
11/2-12/15
〈「花祭」、「三河の田楽」(いずれも重要無形民俗文化財)、「津具の山樵用具および加工品」(重要有形民俗文化財)を中心に、山村の民俗文化と森林の大切さを見つめます。〉
- 「京都 清水寺展」
沖縄県立博物館・美術館
11/2-12/8
〈頭上に両手を伸ばした「清水型千手観音」とも呼ばれる本堂十一面千手観世音菩薩立像(御本尊御前立)をはじめ、本堂や奥の院などの仏像や屏風、書画などの貴重な寺宝55点のほか資料などを紹介し、清水寺の全貌に迫ります。沖縄初の大規模な仏教美術の展覧会です。〉
- 「仏像入門 ミホトケをヒモトケ!」
鎌倉国宝館
11/2-12/8
〈仏様の世界をより身近に感じていただくため、仏像の種類やかたち、仏像の材質や作り方といった、ほとけさまのみかたをひもといていきます。〉
- 「大千住展 町の繁栄と祝祭」
足立区立郷土博物館
11/6-1/26
〈江戸時代に有数の近世都市として成長した千住宿は、明治から昭和戦前期にかけて新しい繁栄の時を迎えていました。時を同じくして登場する「大千住」(おおせんじゅ)という言葉とともに、これまで紹介されていなかった近代千住の歴史と文化について、町の人々が伝えた資料を中心にご紹介いたします。〉
- 「武家文書の世界」
福井市立郷土歴史博物館
11/6-12/26
〈旧福井藩手の越前松平家や旧福井藩主の所家に伝来した古文書・記録・編纂物などを、武家文書の事例の一つとして紹介します。〉
- 「写真展 ブッダのことば」
龍谷ミュージアム
11/9-2/2
〈中村元博士が平易に翻訳したブッダのことばの数々に前田專學博士・奈良康明博士の解説を付し、写真家・丸山勇氏が撮影したインドの美しい情景とともに展示して、仏教の思想に触れていただきます。〉
- 「夢幻能 うつつと異界の境」
徳川美術館
11/9-12/13
〈霊という形で人間の内面を深く掘り下げた能の舞台演出の特質を探ります。〉
- 「カミとホトケの交渉史 廃仏毀釈の爪跡」
飯田市美術博物館
11/10-12/8
〈本展覧会は、「神仏習合」「神宮寺」「神仏分離」「廃仏毀釈」をキーワードに、ここ伊那谷におけるカミとホトケが互いに織りなした千年におよぶ信仰の歴史をかいま見ようとするものです。〉
- 「仏教文化と墨」
佛教大学宗教文化ミュージアム
11/16-12/14
〈仏教と共にもたらされた製墨技術。そして、日本仏教の隆盛とともに発展してきた墨。製墨技術を中心に仏教文化と墨の深い関係を紹介します。〉
- 「神さま仏さまの復興 被災文化財の修復と継承」
東北歴史博物館
11/16-1/13
〈修復された文化財のうち神像や仏像などに特に焦点を当て,修復された姿を公開するとともに,文化財を修復することや未来へ引き継ぐ意義について考えていこうとするものです。〉
- 「大乗寺の文化財」
石川県立美術館
11/20-12/15
〈当館には大乗寺より古文書・絵画などが一括寄託されています。重要文化財『佛果碧巌破関撃節』(一夜碧巌集)をはじめとする、大乗寺の文化財をこの機会にご鑑賞ください。〉
- 「文学と美術の出会い 平安時代から江戸時代の物語絵」
大和文華館
11/22-12/26
〈物語と絵画の結び付きは深く、魅力的な物語は絵画と共に楽しまれ、数多くの物語絵が制作されてきました。平安時代の王朝物語絵巻や中世の祖師絵伝、近世の多彩な物語図屏風、絵入り本など、平安時代から江戸時代までの華麗な物語絵を展示します。〉
- 「天上の舞 飛天の美」
サントリー美術館
11/23-1/13
〈地域・時代を超えて展開 した飛天の姿を、彫刻・絵画・工芸の作品によってたどります。中でも、京都・平等院鳳凰堂の修理落慶に先立ち、堂内の国宝 《雲中供養菩薩像》を特別に公開 いたします。さらに、国宝 《阿弥陀如来坐像光背飛天》を寺外初公開し、鳳凰堂内の絵画・工芸表現とともに、平安時代の飛天舞う浄土空間を立体的に展示いたします。〉
- 「山国の水害 戊の満水と善光寺地震」
長野県立歴史館
11/23-1/19
〈戌の満水と善光寺地震による犀川の湛水と決壊の2つを取り上げます。この2つの水害の原因や規模、被害とともに、先人たちが”満水””山津波””鉄砲水””蛇抜け”などと呼び恐れてきた水害に、これからどのように対応していったらよいのかを考えるきっかけにしてください。〉
- 「文化財の達人たち」
滋賀県立安土城考古博物館
11/2-12/8
〈歴史と文化財に恵まれた滋賀県、そこで発見され、または継承されてきた文化財を未来に残すため、文化財に携わる仕事をする人たちの驚きの技術や道具を紹介します。本展覧会では、文化財がどの様な技術で、どの様な人たちが携わり調査・研究・保存が行われているのか、その現場を紹介します。〉
- 「マンスリー展示 御影 神仏の姿」
川崎市市民ミュージアム
11/30-12/28
- 「三州に一揆おこりもうす 三河一向一揆450年」
安城市歴史博物館
11/30-2/2
〈三河一向一揆の勃発から450年にあたります。特別展では近年の研究成果にもとづきながら、家康側・本願寺門徒側の資料を紹介し、謎に包まれた一向一揆の実像にせまります。〉
- 「描かれた祈り 奥深き絵馬の魅力」
徳島市立徳島城博物館
11/30-1/26
〈この企画展では、庶民の素朴な祈りがうかがえる故・石井真之助氏の小絵馬コレクション、そして阿波の寺社に納められてきた壮大かつ優美な数々の大絵馬を取り揃えます。〉