話 題 0809
ダライ・ラマが復調、11月訪日へ
時事通信(9/26付Web)によれば、ダライ・ラマ14世が体調不良から回復し、説教を再開したことを、秘書官が9月26日に明らかにしました。11月初めには東京と福岡を訪れる予定。10月の欧州歴訪は中止のままだといいます。
世界遺産推薦公募を打ち切り
毎日新聞(9/26付Web)によれば、文化庁が世界文化遺産「暫定リスト」の追加と見送りを発表しました。加えられるのは「金と銀の島、佐渡」など5件。見送られるのは「四国八十八箇所霊場と遍路道」「善光寺と門前町」「若狭の社寺建造物群と文化的景観」「三徳山」「宇佐・国東」など27件。世界遺産委員会が登録抑制傾向にあることなどを踏まえ、自治体からの公募は打ち切るといいます。
仏教クラブが奨学金制度を創設
産経新聞(9/26付Web)によれば、「仏教クラブ」が京都の大学で仏教を学ぶ留学生を対象にした奨学金制度を創設しました。初代奨学生となったのは韓国・台湾・中国から仏教系大学へ留学している女性3名。関西の僧侶らでつくる同クラブは63年発足後、高僧が寄贈した墨跡を即売し、収益を被災地復興などに充ててきましたが、今年度から奨学金制度に衣替えしました。
アフガン国境で石窟を確認
時事通信(9/22付Web)によれば、龍谷大の学術調査隊がアフガニスタン国境付近のトルクメニスタン・ムルガーブ川流域で仏教遺跡とみられる石窟を確認しました。確認したエケデシク石窟は19世紀に英国軍人に発見されていたもので、約45mの通路に沿って部屋が右に8つ左に7つ。仏がんの形や部屋の奥に部屋がある構造など、他の仏教石窟との類似点があるといいます。
静岡県内の仏像盗難30体に
産経新聞(9/19付Web)によれば、静岡で仏像盗難事件が相次いでおり、今年県内で発生した盗難が20件30体となりました。静岡市葵区奈良間の寺で6月に木彫りの仏像と千手観音像の計2体が盗まれていたことが判明。さらに菊川市和田の寺と御前崎市新野の寺のお堂で計3体の木彫りの仏像が盗まれているのが分かりました。
中国の宗教抑圧を米が批判
朝日新聞(9/20付Web)によれば、米国務省が世界各国の宗教の自由に関する年次報告書を発表し、中国政府がチベット自治区や新疆ウイグル自治区などで制限を強めていると批判しました。ダライ・ラマ14世への批判を強要する「愛国教育」が3月のチベット騒乱につながったとも分析しました。
廃材不法投棄の法隆寺管長ら起訴猶予に
朝日新聞(9/16付Web)によれば、法隆寺内の改修工事で出た廃材を敷地内に不法投棄したとして廃棄物処理法違反の疑いで書類送検された同寺の大野玄妙管長と竹中工務店、同社の工事担当者ら8人について、奈良地検は9月16日、いずれも不起訴処分(起訴猶予)にしました。処分理由について、法隆寺の廃棄物が以前に外部で高額取引されたことがあって酌むべき事情が認められ、また猛省してすでに約2千万円をかけ原状回復をしている、と説明されました。
韓国大統領がキリスト教偏重批判で仏教界に謝罪
産経新聞(9/9付Web)によれば、韓国の李政権がキリスト教偏重だとして政府批判を強めていた仏教界に対し、李明博大統領が9月9日、謝罪しました。大統領は公務員服務規程改正による宗教差別是正などを約束しましたが、仏教界が辞任を要求している警察庁長官の解任は拒否し、仏教界に謝るよう指示しました。
バーミヤンでブッダ像の一部発見
AFP通信(9/9付Web)によれば、バーミヤンで「横たわるブッダ」の像の一部がアフガニスタンの考古学チームによって発見されたと、同国情報文化省が9月8日に発表しました。チームは全長300メートルと伝えられているブッダ像を探していたところ、18~19メートルの横たわるブッダ像のほか、バクトリア王国時代などの硬貨3枚を含む遺物89点を発見しました。
京都・滋賀の数珠巡礼が10月に開始
毎日新聞(9/6付Web)によれば、京都、滋賀の寺院で数珠玉を受け取り、完成させていく「数珠巡礼」が10月10日に始まります。34寺院でつくる数珠巡礼会が企画し、延暦寺や清水寺、建仁寺、知恩院、仁和寺などが参加。数珠玉は男性向けの10ミリ玉(つげ)と女性向けの8ミリ玉(赤メノウ)があり、共に300円。将来的には近畿108寺院に巡礼できるようにする考えだといいます。
近畿社寺を結ぶ新巡礼ルート始まる
読売新聞(9/9付Web)によれば、近畿の有名社寺を結ぶ新巡礼ルート「神仏霊場巡拝の道」が9月8日に始まりました。伊勢市の皇学館大で神仏霊場会発足の式典が開かれ、般若心経の読経や神楽を奉納後、同会長の森本公誠・東大寺長老と常任幹事の加藤隆久・生田神社宮司ら約220人が伊勢神宮の神楽殿、正殿を参拝しました。
[訃報]T.リンポチェさん ダライ・ラマ14世の長兄
タクツェル・リンポチェ(本名トゥプテン・ジグメ・ノルブ)さん。9月5日に米インディアナ州の自宅で死去、86歳。死因は不明ですが、数年間病気を患っていたといいます。幼少時にダライ・ラマ13世からタクツェル・リンポチェの転生者として認められ、僧侶として修業開始。かつて中国共産党と14世の仲介役を担いましたが、最終的に14世に亡命を勧めたことで知られます。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の元代表。〔共同通信9/6付〕
[訃報]寺内大吉さん 直木賞作家、増上寺法主
寺内大吉(=てらうち・だいきち、本名成田有恒=なりた・ゆうこう)さん。9月6日、心不全で死去、86歳。東京・世田谷の大吉寺住職を務めながら小説を書き、61年に「はぐれ念仏」で直木賞を受賞した。ギャンブル小説や競輪、ボクシングなどの小説も多く、テレビではスポーツ評論家としても活躍。佛教大学理事長、浄土宗宗務総長などを歴任、01年から増上寺の法主。〔朝日新聞9/6付〕
東大寺戒壇院厨子扉絵の写し発見
読売新聞(8/30付Web)によれば、奈良・東大寺戒壇院に安置されていた厨子の扉絵を写した図像が見つかりました。縦約29cm、横約11m36で、供養菩薩や梵天、帝釈天、四天王など16の図像を墨で描写。奈良国立博物館によると、筆致などから戒壇院焼失前の平安後期に描き写され戦後行方不明になっていた絵図だといいます。